前回、「スーパーボーナス」をホームページにアップしたあと、とんでもない情報が、掲示板に寄せられました。それは、スーパーボーナス加入時に、強制的に加入させられる「デュアルパケット定額」についての事でした。
ソフトバンクモバイルのホームページにある、スーパーボーナスのページの一番下の注意書きのような所には、
「スーパーボーナス契約のお申し込みには、スーパーボーナス継続割引およびデュアルパケット定額へご加入いただく必要があります。」
書いてあります。この文章を読む限りでは、スーパーボーナスを続けるには、デュアルパケット定額を続ける必要があると解釈できます。しかし、掲示板に寄せられた情報によると、デュアルパケット定額はいつでも解約できるとの事。
確かに「加入する必要がある」と書いてはあるものの、「解約してはいけない」とはどこにも書いてありません。さらにスーパーボーナス継続割引については「スーパーボーナス契約は、スーパーボーナス継続割引を途中解除すると解除されます」と明記されている所を見ると、デュアルパケット定額は解約できるのかもしれません。
さっそく、ソフトバンクモバイルに質問してみました。
質
問 |
スーパーボーナス加入の1,2ヵ月後にデュアルパケット定額のみ解約しても、違約金など発生せず、そのままスーパーボーナス特別割引やスーパーボーナス継続割引を続けられるのでしょうか?。 |
回
答 |
「スーパーボーナス」加入途中に、「デュアルパケット定額」を解除されましても、「スーパーボーナス」を継続してご利用いただけます。ご安心くださいませ。 |
ええ〜〜〜、今まで一生懸命計算して来たのはなんだったんだ〜〜。
計算の結果、「デュアルパケット定額料の分だけ損」という結論に達したのに〜〜〜。
そのデュアルパケット定額が、いつでも好きな時に解約できてしまうとは〜〜〜〜。
「加入しなくてはいけないと書いてあるけど、解約してはいけないなんてどこにも書いてない」
と、言う事なんでしょうけど、それって酔っ払った客が店員に絡んだ時に言う、屁理屈レベルの話のように思えるんですけど(^_^;)
ついでにもう1つ質問をしていました。
質
問 |
スーパーボーナスに移行するためにハッピーボーナスを途中解約すると違約金は発生するのでしょうか?。 |
回
答 |
「ハッピーボーナス」等から、「スーパーボーナス」へ移行していただく際は、契約更新月以外であっても、契約解除料はかかりません。 |
もし、デュアルパケット定額が解約可能なら、ソフトバンクモバイルを継続する可能性が出て来ますので、その時のための質問。
私にとって、来年の1月、2月がハッピーボーナスの無料月。
今年の12月のハッピーボーナス契約更新月にスーパーボーナスに移行するのと、無料月が終わってから移行するのでは、金額的にかなりの差が出ます。スーパーボーナスに移行するためなら、違約無しにハッピーボーナスを途中で解約できるとなると、これはかなりお得です。
さっそく、デュアルパケット定額を解約する事を前提にした基本使用料を計算してみましょう。
前回計算した時のソフトバンクモバイルのプランは「バリューパック」でした。
基本使用料は「ライトコールパック」の方が安いのですが、月額400円の負担増で1000円分も無料通話料が増えるので「バリューパック」に加入し、そのままにしていました。
しかし、現在は無料通話をそれほど使わない事が分かったので、ソフトバンクモバイルのプランは「ライトコールパック」にて再計算し、auの「プランSS」と比べてみます。
前回同様、消費税などはどちらも同じだけかかるので、計算の便宜上、無視しています。
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スーパーボーナス
+
ライトコールパック 3,500円
(無料通話1000円分)
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MY割り
+
プランSS 3600円
(無料通話1000円分)
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差額
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加入時
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キャッシュバック10,000円
スーパーボーナス特別割引
にて端末代実質無料
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端末代15,000円くらい
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25,000円
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1年目
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35,700円
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27,432円
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−8,268円
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2年目
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35,700円
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26,784円
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−8,916円
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3年目
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30,440
ポイントバック2000
(4000円相当)を含む
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26,136円
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−4,304円
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4年目
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29,600円(同上)
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25,488円
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−4,112円
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5年目
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28,340円(同上)
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24,840円
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−4,148円
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6年目
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27,080円(同上)
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24,192円
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−2,888円
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7年目
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25,820円(同上)
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23,544円
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−2,276円
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8年目
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24,560円(同上)
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22,896円
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−1,664円
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9年目
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23,300円(同上)
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22,464円
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−836円
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10年目
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22,040円(同上)
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22,032円
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−8円
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11年目以降
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20,780円(同上)
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21,600円
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820円
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う〜ん、ソフトバンクモバイルはメチャクチャよく考えていますね。
一見、ソフトバンクモバイルの方が高額に見えます。
しかし、ソフトバンクモバイルには端末代を相殺してくれる「スーパーボーナス特別割引」があるため27ヵ月毎の買い換えが実質無料。
端末を約2年周期で買い換えて行くとすると、auは2年ごとに15,000円程度の出費が必要になります。つまり、1年目と2年目の差額の合計17,184円のほとんどが、端末代としてなくなってしまうんですね。
さらにその先、3年目と4年目になると、差額の合計が8,416円しかないため、9千円を超えるような端末を購入してしまうとauのほうが出費が多くなってしまいます。
加入時には、実質2万5千円もソフトバンクモバイルの方が安くなっています。毎年の基本使用料はauの方が安いですが、加入時の2万5千円のアドバンテージが消えるのは4年目以降になります。
つまり、4年目までの出費の累計はソフトバンクモバイルも、auも一緒。ただし、途中で端末を買い換えると、ソフトバンクモバイルには端末代を相殺してくれる「スーパーボーナス特別割引」があるため、端末代金分だけauの方が出費が多くなってしまいます。
「デュアルパケット定額」が解約できるとなると、金銭的にはソフトバンクモバイルの方が有利になるようです。ただしそれはここまで詳細に検討して初めて分かること。
パッと見ただけではauのほうが断然お得に見えるでしょうね。
ソフトバンクモバイルに言わせれば、良く考えられた料金体系でしょうけど、それを理解するには、その数倍よく考えなくてはならない事に気が付いていないようです。私には直感的に安いと錯覚してしまうauの料金体系の方が、ずっと優れているように思えます。
ただ、問題も残っています。ソフトバンクモバイルは「スーパーボーナス特別割引」にて、端末代が実質無料になるものの、どんな理由があろうとその端末を27ヶ月間使い続けなくてはなりません。もし、紛失してしまうような事があると、24ヶ月払いの残り月に、約2000円をかけた金額を違約金として支払わなくては、新しい端末を手に入れる事が出来ません。
例えば購入後1年で紛失したとすると、分割払いの開始が購入から3ヵ月後になるため、24分割の残り15ヶ月に2000円をかけて3万円の支払い。恐ろしい金額です。
さらに、毎年還元される4000円相当のポイント。このポイントは毎月の支払いには使えないですし、端末代が実質無料のため、私にはまったく使い道がありません。
使えないものを4000円の割引として計算するのも問題があります。
とりあえず、「デュアルパケット定額」が解約できる事が分かったので、ソフトバンクモバイルも、auとまともに張り合えるようになった事は間違いないようです。
ただ、さらに細かい計算をするには、実際に欲しい端末の値段がわからなくてはなりません。
私のハッピーボーナスの更新月は今年の12月。まだまだ先の話です。
とりあえず、番号ポータビリティーが導入されたあとの各社の動きや、欲しい端末の値段の推移などをじっくり見ながら結論を出したいと思います。
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