世界で1億3千万人以上の加入者を誇る、世界最大の携帯電話事業者です。
しかし、どこの国でも固定電話系の会社に追いつけず、新興勢力に追い上げられてかなり苦戦を強いられています。
ご多分に漏れず、日本でもDoCoMoとauの争いにひとつ遅れた『第三の勢力』といった感があります。
新興勢力のように小回りが効けば思い切ったことも出来るでしょうが、世界最大の携帯電話事業者では決断に時間がかかる・・・・。そんな感じなのでしょうか。
各国の子会社に権限が与えられていない、中世の中央集権的な構造が垣間見れます。
しかし、最近はちょっと違ってきているみたい。
ボーダフォン本社から送られてきている、日本語もろくに話せない社長さんがクビになりました。そして、代わって社長になったのが、なんとDoCoMoの副社長だった津田さん。業界驚愕のヘッドハンティング。
津田さんはFOMAやiモードを立ち上げた、技術畑の第一人者だそうです。
次期社長候補ナンバーワンだったそうですが、どうやら派閥抗争に敗れてDoCoMoの子会社の社長という閑職へと左遷させられてしまったそうで。
で、DoCoMoの社長になったのが営業畑の方。
所詮、技術畑の頑固職人は、営業畑の根回し戦術の敵ではなかったのかな?。
技術畑と営業畑。制服組と背広組。文官と武官・・・・いつの時代も同じみたいですね(笑)。
と、言うわけでして、ボーダフォンもかなり危機感を持って攻勢に出る時期に来たようです。
少しは期待して良いのかな?。
実はボーダフォンのカタログを読んだ時点で私の心はほとんど決まっていました。
「私にはボーダフォン」
カタログの表紙、山田優ちゃんの写真と共に印刷されているキャッチコピーがそのまま私に当てはまりました。
なんと、ボーダフォンはメールの受信が無料なんです!。
すべてが無料というわけではなく192文字相当までが無料なんですけど、それでもDoCoMoやauに比べればずっと私の理想に近づきます。
auの場合はヘッダー情報だけを有料でダウンロードする方法が最良の方法でした。
しかし、ボーダフォンはヘッダー情報を含め192文字分も無料でダウンロードできるんです。
ヘッダー情報だけでなく、本文のかなりの部分も携帯で読むことが出来る。しかも無料!。
ヘッダー情報だけ、しかも有料のauとは比べ物になりません。
あとは、サーバ内にドンドン溜まっていく未読のメールの処理法と、未読のまま放って置いた後の新着メールの確認法ですね。
今回もボーダフォンを持った友人にお付き合いいただいての実験です。
まず、一番気になるのが192文字を超えた場合、どういう処理になるのかという事。
友人に隣に座ってもらい、さっそくパソコンから192文字を超えたメールを送信。
友人の携帯のベルがなる。そして友人は手馴れた操作で今送ったメールを表示させてくれました。
「これが、192文字分」
画面をスクロールさせながら、今送ったメールを見て行きます。
「ここまでは無料ね。そして続きがあるときはこれが現れるから・・・」
と、画面の一番下を指差す。そこには『受信』と『消去』の文字。
「続きを読みたくない場合は『消去』を選べばいいわけだ」
「そう、そうすれば無料。で、『受信』を選ぶと・・・・」
次の画面が現れ、サーバに接続するかどうか聞いてきた。ここで接続すると課金されるわけだ。
読んだあとすぐ『消去』を選べば、細かい操作無しにその画面ですぐメールを消去できる。
と、言うことは未読がサーバに溜まらない。これは、auよりもずっと使い勝手がいいぞ〜。
「サーバの中のメールを一括削除なんてのも出来る?」
未読がた溜まらないんだから、特に必要じゃないんだけど、とりあえず聞いてみると、なんとしっかりメニューにあるではありませんか!。その名も『必殺!サーバーメールオールクリア』
(『必殺!』は私が勝手につけました・・・笑)
これでますますauに差をつけちゃいました。
ちなみに、メールが来るとサブディスプレイに「羽のペンとインク壺」のアイコンが表示され、携帯電話を一度開いて閉じるだけで、このアイコンが消えることも分かりました。
もはや言うことなし!。「私にはボーダフォン」です!。
私が望んだ機能は、すべてにおいてauと同等かそれを凌駕していました。
ただひとつだけ気になるのが、ボーダフォンというと「ベッキーだよっ!」という言葉が耳に残る事。かなり嫌ですが、そこは我慢しましょう(笑)。
サッカーとF1が大好きな私にとっては、ボーダフォンは身近な会社です。
ヨーロッパサッカーではボーダフォンの露出はかなりのものですし、F1にいたってはシューマッハが駆る史上最強の真紅のフェラーリのボディーに「これでもか」って位にボーダフォンのロゴがペイントされています。ノーズ、サイドポンツーンでは飽き足らず、サイドミラーにまでボーダフォンのロゴ(笑)。
まずは携帯電話事業者が決まりました。あとはどの機種を選ぶかですね。
今のPHSが使えなくなるのが11月末。ちょうど年末商戦に向けて新機種が続々と登場する時期でもあります。一通りラインアップが確認できてから、ゆっくり選ぶことにしましょう。
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