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2008年6月7日 10:50
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お母さんイモリが、産んだ卵を後ろ足で水草にしっかり固定しようとしているのを、観察用にとちょっと失敬した、まさに産みたての卵です。
天井がちょっと平らになっていて、色合い的にもなんかプリンみたいですね。 |
2008年6月7日 12:20
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それまでほとんど変化のなかった卵ですが、
産み付けられてから1時間30分後、いきなり頭頂部から亀裂が入り始めました。
教科書でもおなじみの「イモリの卵割」の始まりです。 |
2008年6月7日 13:17
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縦に2分割。 |
2008年6月7日 15:18
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そしてもう一度、縦に割れて4分割。 |
2008年6月7日 15:39
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今度は水平方向の卵割です。 |
2008年6月7日 18:15
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左右対称に美しく割れていた卵ですが、その後は上部の茶色い部分が、まるで泡立つかのように割れていきます。 |
2008年6月7日 21:21
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上部はさらに卵割が進み、同時に下部の白い部分もどんどん細胞分裂していきます。 |
2008年6月8日 0:18
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産み付けられてから13時間以上が経過しました。
卵割はかなり進んで、1つひとつの細胞がとても小さくなり、肉眼ではとても表面の亀裂を観察する事が出来ません。
肉眼では、上が茶色く下が白いただの球。
産み付けられた直後の状態に戻ってしまったように見えます。 |
2008年6月8日 7:25
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細胞分裂はさらに進み、ここまで拡大しても、表面の亀裂が確認できなくなってしまいました。
ここまでの様子をJavaを利用した連続写真にまとめてあります。少し重いですが、Javaをご利用できる環境でしたらご覧ください。
「イモリの発生」の連続写真はまだ見ないでね!。
イモリの卵割 その1
イモリの卵割 その2
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2008年6月8日 23:01
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上の写真から15時間あまり。
色合い以外、見た目はほとんど変化していませんが、実際は活発に細胞分裂を繰り返し、細胞はさらに小さく、そしてその数は天文学的数字へと変化しているはずです。
(表面からは確認できませんが、卵の中には空洞が形成され、教科書的にはこの時期を「胞胚期」と呼びます) |