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オオクワガタ研究室
オオクワガタのQ&A
Q
01
オオクワガタのメスはオスを捕食するって聞いたけどホント?。
A
国産オオクワガタ オス5頭、メス5頭に聞いた所、全員「ウソ」との事。
オス5頭、メス5頭を60cmの水槽に入れて1年以上飼育しました。
交尾やケンカなどは観察できましたが、メスの捕食は観察できませんでした。
オス同士、メス同士は良くケンカをしますが、オスとメスはほとんどケンカしません。オスのケンカのとばっちりを受けて、メスがオスに間違って攻撃される事がありますが、メスは大変気が弱くただ逃げ惑うばかり。
メスからオスに攻撃を仕掛ける事は一度もありませんでした。
ただ、クワガタの死骸を入れると、たまにメスが食べている事があります。
多分このお話は死んでしまったオスを食べているメスを見て「捕獲して食べている」と勘違いした所から来ているのではないでしょうか。
Q
02
菌床を菌糸ビンで再生する時、ガスがビンの底に溜まるからひっくり返した方が良いというのはホント?。
A
実験してみましたが正確にはウソ。
確かに菌床再生時、ビンの底は二酸化炭素が溜まって酸欠状態になります。
しかし、菌床再生の発熱のため、ビン内は外気より高温になっています。
暖かい空気は上昇しますので、ひっくり返さない方が、ビン内の空気の換気がよりスムーズに行われます。
ただし、菌床の再生も終わり発熱が収ると、ビンの底に空気より重い二酸化炭素が溜まり始めます。
この二酸化炭素を取り出すために、ビンをひっくり返すのは有効です。
再生開始から3週間以降は、ひっくり返して保管すると良いでしょう。
詳しいことは
こちら
。
Q
03
産卵木に「味の素」を染み込ませると産卵確率が上がるというのはホント?。
A
3頭のメスに聞いてみましたが「ウソ」との事。
いろんな水溶液を染み込ませたティッシュを交尾の終えたメスに与えてみました。3頭とも一番興味を持ったのがシイタケに多く含まれる「グアニル酸」。
「味の素」の97.5%は昆布に多く含まれる「グルタミン酸」。メスは昆布に多く含まれるグルタミン酸より、シイタケに多く含まれるイノシン酸に興味を持つようです。
ですから、メスの気を引こうと考えるのならグルタミン酸が主成分の「味の素」より、イノシン酸を多く含む「ハイミー」や「いの一番」の方がお勧め。
詳しいことは
こちら
。
Q
04
メスは複数飼いても大丈夫というのはホント?。
A
答えはウソ。
普段は仲良くエサを食べているメスたちですが、たまに激しく戦うことがあります。何が原因かは分かりませんが、お互いアゴを噛み合わせ、相手を持ち上げようとします。
持ち上げた方が勝ちとなるのですが、持ち上げられたからといってダメージを受けたわけではありませんので、着地後、また戦いが再開されます。
オスの場合、勝ち負けが比較的早くつきますが、メスの場合は体格が似通っているせいか、戦いが長時間になることが多いです。
アゴが折れてしまったり、体勢が崩れて触角や足を挟んで引きちぎってしまったりという事故が起こる事が予想されますので、メスも単独飼育すべきでしょう。
Q
05
菌床産卵するってホント?。
A
実験してみましたがホントです。
菌床ブロックをそのままマットに埋め込んで、産卵させてみました。矢印のところに幼虫がいるのが分かりますでしょうか。
ただ、菌床ブロックと産卵木を一緒に入れての産卵です。
一度、菌床ブロックのみで産卵させようとしましたが、菌床ブロックをボロボロにしてしまい失敗しました。
成功した菌床にも大きな穴が開いていることが多かったので、菌床ブロックは柔らかくて産卵に適さないと判断している可能性が大きいです。
ただ、一度産卵木で産卵モードに入ってしまえば、菌床ブロックにも産卵するのではないでしょうか。
菌床産卵をさせるのならまず産卵木のみを入れ、メスが産卵木を削るのを確認したら菌床ブロックを投入する方法が良いと思います。
詳しいことは
こちら
。
Q
06
硬い産卵木を好むってホント?。
A
私の経験ではウソ。
毎回硬さの違う産卵木をミックスして使用しておりますが、割り出し時に手で裂ける程度まで柔らかくなる産卵木が一番産卵されているケースが多いです。
逆に、産卵セットに2ヶ月以上入れておいたのに、ナタを使ってもなかなか裂けない様な産卵木は、確実にメスに敬遠されています。
市販ベースで一番柔らかい産卵木。それもなるべく太いやつが一番産卵効率が良いように思われます。
Q
07
プリンカップは空気穴を開けないと菌糸が再生しないってホント?。
A
ホントです。
プリンカップを購入した時、購入元のショップの指示通り、プリンカップに針で空気穴を開けたのち、菌床を詰めて菌糸を再生させたのですが、再生しなかったカップが2つほどありました。
原因を調べてみると、空気穴の開け忘れ。
一度に大量のプリンカップに穴を開けたので、開けていないプリンカップが混ざってしまったようです。
再生しなかった菌床はとても酸っぱい匂いがしました。慌てて空気穴を開けて経過を観察しましたが、その後、菌糸が再生することはありませんでした。
プリンカップの種類によっては、密閉性が悪く、酸欠にならない物もあると思われますが、念のため空気穴を開けておいたほうが良いと思います。
フタに穴を開けると水滴でふさがってしまう確率が高いため、開ける場所は本体側面上部に、1cm程度の間隔でグルっと1周。菌糸が競りあがって穴をふさいでしまわないよう、菌床の詰めすぎに注意してください。
Q
08
羽化したばかりの成虫が、蛹室の中でひっくり返っていても大丈夫ってホント?。
A
ホントです。
羽化したばかりの成虫は、蛹室の中で横になったり仰向けになったり、頻繁に寝返りを繰り返します。
多分、体内で生成されつつある内臓や体液の偏りを防いでいるのではないかと思われます。
仰向けになって足を伸ばし、まるで力尽きて今にも死にそうなポーズをとることもありますが、気にすることはありません。
Q
09
産卵木を削っていても産卵しない事があるってホント?。
A
交尾していないメス2頭に聞いてみたところ「ホント」との事です。
羽化後、一冬越したものの、まだ交尾経験の無いメス2頭のケースに産卵木を入れてみたところ、2頭ともかなり削っておりました。
画像にポインタを合わせてみよう。クリックしちゃダメだよ
卵を産むためではなく、木を削って自らの安全な棲家を作ろうとしたようです。
ですから、産卵木を削ってもそれが産卵行動であるとは限りません。
(画像にポインタを合わせてみよう。クリックしちゃダメだよ)
産卵行動であるかどうか確認するのは非常に難しいですが、エサを食べるか食べないかである程度の見分けが付きます。
産卵セットに入れる前に十分なエサを与えていると、産卵中のメスはエサを食べない事が非常に多いです。この場合、2週間は飲まず食わずで産卵し、3週目になってようやくエサに手を付けるというパターンが多いです。
このパターンであれば産卵している可能性が高いと思われます。
逆に、十分なエサを与えて産卵セットに入れたにもかかわらず、エサを食べている場合は、産卵木を削っていたとしても産卵している可能性は低いです。生殖能力が無い場合や、交尾に失敗している可能性が考えられます。
現に上の実験でも産卵木を削ってはいたもののエサの食いは落ちませんでした。
エサは食べないものの、産卵木も削らないという場合もあります。
メスが産卵の時期では無いと判断し、眠りに入ってしまうパターンです。羽化後の日にちが浅く、生殖機能が十分成長していない場合などが考えられます。
Q
10
サイズを測る時、クワガタをおとなしくさせる方法があるというのはホント?。
A
う〜ん、微妙ですがホント。
私がやっている方法は、手のひらにクワガタを裏返しに乗せ、息を吹きかける方法です。触角の部分に息を吹きかけると、クワガタは慌てて触覚をたたみます。でも、すぐにまた触覚を伸ばそうとするので、また息を吹きかけます。
触角を伸ばすタイミングを見ながら、連続で短く強く「フッ、フッ、フッ」っと息を吹きかけるのがコツ。するとクワガタはどういう訳か、触覚をたたむ度に少しずつ手足もたたんで行きます。そんな事を5回程も繰り返すとクワガタは手足触覚をしっかりたたんで動かなくなります。あとはそっとノギスを当てて測定してください。
メスには非常に効果的ですが、オスにはちょっと効きづらいです。
さらに、あまり手荒に扱って興奮状態にあると、ほとんど効果がありません。
そっとケースから取り出して、ゆっくり裏返し、軽くもがいている状態ならかなり有効な方法だと思います。
Q
11
カブトムシの蛹をメスに与えると産卵数が増えるってホント?。
A
メス4頭に聞いてみましたが、多少は増えるようです。
大体同じ大きさのメス4頭を用意し、そのうちの2頭にミルワームの蛹をたっぷり与えて実験してみました。
もちろんミルワームの蛹はフスマ、ビール酵母、カニ殻、粉ミルク、魚粉、果物、生野菜など栄養たっぷりのエサを与えて肥育した栄養価の高い自家製蛹です。
蛹を与えなかったメス2頭には、数種類の市販のゼリーをたっぷり与えました。
実験結果はこちら。
蛹を与えたメスの産卵頭数
蛹を与えなかったメスの産卵頭数
34頭と43頭 合計77頭
32頭と28頭 合計60頭
結果は多少増えているようです。
ただ、1つの命を犠牲にしてまで求める成果かどうかは判断の分かれる所です。
詳しいことは
こちら
。
Q
12
羽化したてのメスは産卵できないってホント?。
A
ホントです。
オオクワガタの新成虫(羽化したての個体)は卵を産まないどころか、ほとんどじっとしていて動きません。産卵できる体になるには羽化してから3ヶ月〜6ヶ月程度の期間が必要です。
夏に業者から購入した羽化日不明の個体は「越冬個体」とか「即ブリ可」と言った特記が無い限り、だいたい新成虫です。見分け方は簡単。オスメス単独で飼育し、エサを食べているかどうか確認するだけです。エサを食べているようでしたらペアリング可能ですが、エサを食べていないようでしたら食べるようになるまで待ちましょう。
詳しいことは
こちら
。
Q
13
産卵木に産卵されているかどうか確認する方法があるってホント?。
A
う〜ん、メスはかなり気まぐれなので、確実に当てる方法は無いと思います。
ただ、チェーンソーで切込みを入れたような削り痕があると産卵している可能性が高いです。
この削り痕はメスがちょうど入れる「隙間」の様に作られていて、卵の安全と一緒に産卵中のメスの安全も考慮されています。
こちら
に取り出した産卵木と割り出せた幼虫の数の例を記載しておりますので参考にしてみてください。
Q
14
オオクワガタにはゼリーの好き嫌いがあるってホント?。
A
無いとはいえませんが、調べるのはまず無理でしょう。
雑食の昆虫、たとえばコオロギは1つのエサで
ある程度空腹を満たすと、納得の行くより良いエサを求めて移動を始めます。
ですから、コオロギの集まり具合を見ればエサの好き嫌いを確実に判断できます。
しかしオオクワガタの場合、栄養のほとんどを樹液によりまかなっておりますので、より良いエサを求めて移動するといった習性はないはずです。
現に複数箇所エサ場がある大きな水槽で飼育しているオオクワガタのメスは、隠れ家から出てきて最初に見つけたゼリーをお腹がいっぱいになるまで食べ続ける事がほとんどです。
さらにオスの場合は、エサ場に集まるメスが目当てのようで、エサ皿の位置の良し悪しが重要であって、エサ皿に入っているゼリーにはまったく無関心です。
ゼリーが変わっても、一番強いオスは一番開けた場所のエサ皿を縄張りとします。
Q
15
高級産卵木を使うと産卵数が上がるってホント?。
A
ネットショップなどで国産オオクワガタに産卵を促し、そしてたくさん産卵させる事が出来るとして販売されている「人工カワラ材」を使って実験をしてみましたが、そういった事はありませんでした。
市販されている人工カワラ材と、私がいつも使っている産卵木を1本ずつ使った産卵セットを4セット組みました。
結果は4セット共に普通の産卵木には産卵されていたものの、人工カワラ材には産卵されていないという結果になりました。
詳しいことは
こちら
。
Q
16
オオクワガタは交尾からどれくらいの期間産卵が可能なのでしょうか?。
A
2005年夏に交尾させたメスを、2006年初夏に産卵セットに投入したところ、
10頭の幼虫を割り出す事が出来ました(産卵数が少ないのは産卵木を1本しかセットしなかったためと思われます)。
このことからオオクワガタのメスは交尾から1年は産卵可能であることが分かりました。
来年産卵予定のペアを持っている場合は、夏の終りに一度交尾をさせて、翌年産卵セットに投入する前にもう一度交尾をさせれば、ペアリング失敗の確率を低く抑える事が出来ます。
また、夏の終りにペアリングを済ませておけば、不運にもオスが冬を越せずに死んでしまった場合でも、翌年そのオスの遺伝子を引き継いだ幼虫を得る事が出来ます。
詳しいことは
こちらのページ
の最後尾をご覧ください。
Q
17
オオクワガタはどんな産卵木を好むのでしょうか?。
A
太くて柔らかい産卵木が好みのようです。
何度か割り出しを行っているうちに、手で裂けるほど柔らかくなった産卵木からたくさんの幼虫が出てくる傾向がある事に気が付き実験をしてみました。
太い産卵木と細い産卵木、それぞれ硬め柔らかめ普通の3種類をセットした産卵ケースを4ケース用意し、4頭のメスで実験をしてみました。
結果はどのケースも太くて柔らかい産卵木に幼虫は集中していました。細くても柔らかければ産卵していましたが、硬い産卵木は敬遠されてしまいました。
この結果から、国産オオクワガタは柔らかい産卵木で、太さが太いものを好む習性があるようです。
Q
18
オオクワガタの成虫が、まったくエサを食べてくれません。
A
オオクワガタ、特にメスは恐ろしいほど食い溜めが利きます。
オオクワガタは産卵中、あれほど過酷な重労働にもかかわらず、3週間ほどエサを食べずに産卵に集中します。これは、1ヶ月以上かかる産卵の途中でエサを求めて飛び立てば、せっかく見つけた産卵場所に戻ってこられない公算が大きいため、オオクワガタが手に入れた特殊能力と考えられます。
ですので、買ってきたオオクワガタが環境に慣れるまで1、2週間マットに潜ったまま姿を見せないという事は良くありますし、3日ほどエサを食べ続けた後、1週間くらいエサを食べないという事もザラです。
また、羽化後の新成虫は、2ヶ月くらいはまったくエサを食べません。
目の前のエサや飼育環境が気に入らない事に抗議して、餓死を選ぶ事はありませんのでご心配には及びません。
Q
19
交尾に成功したかどうか不安です。
A
オオクワガタは比較的容易にペアリングが可能です。
1週間も同居させれば、ほぼ確実に交尾をしているでしょう。
交尾が確認できれば良いのですが、確認できない場合でも、T字になってオスがメスを守っているようですと、交尾はほぼ成功しています。
また、交尾後のメスは非常に食欲が増します、メスがエサに執着しているようですと、交尾が済んでいる確率が高いです。
Q
20
オスとメスはペアリングの時以外でも、一緒に飼育してよいですか?。
A
別々に飼育しましょう。
オスはメスがいるとしつこく交尾を迫ります。メスが交尾に応じれば問題ありませんが、何度も交尾しているうちに、メスは交尾を拒否するようになります。
オスは時に交尾を拒否したメスを乱暴に扱うことがあります。
また、交尾が終わったメスは産卵場所を求めてとても活発に活動するようになります。狭いケースの中ですので、メスがオスのアゴの間に飛び込んでしまうような偶然による思わぬ事故も起こりかねませんので、別々に飼育しましょう。
Q
21
1ブロックの菌床から、どれくらいの菌糸ビンが作れますか?。
A
ブロックの大きさはメーカーによってまちまちですし、詰め方によってもかなり左右されてしまいますが、とりあえず、私が使っている月夜野きのこ園さんのブロックを例にお話いたします。
詰め方は木製のハンドプレスを使い、かなり体重をかけて詰めていますが、詰める量はビンの8分目程で、市販されている菌糸ビンに比べると若干少なめに詰めています。
これですと、ハチミツ600は1ブロックで9本ほど。ハチミツ1000は1ブロックで5本ほど出来ます。プリンカップはハンドプレスで詰める事は出来ないので、手に持っておにぎりのように詰めていますが、この方法ですと1ブロックから25個ほど取れました。
Q
22
食痕に菌糸が再生するほど菌糸の勢いが強いけど大丈夫?。
A
大丈夫です。
食痕といっても幼虫の糞ではなく、幼虫が
ただ掘り返しただけの菌床です。
幼虫の糞には栄養がほとんど残っていないため菌糸は再生しません。
詰めてからそれほど日にちがたっていない菌床の場合、白いのはビンに接しているごく薄い部分だけですので、幼虫が掘り返すと茶色くなります。
菌糸ビン内の水分や温度が適当で、菌床が新鮮であれば、掘り返した菌床に菌糸は再生します。逆に菌糸が再生しないのは水分や温度が適当でない場合や、菌床が古い事が考えられます。
掘り返した部分に菌糸が再生しないと、代りに微生物が繁殖し分解するようになります。微生物によって分解されると黒く変色した土になり、幼虫のエサにはならなくなってしまいますので、菌糸が再生した方が良いという事になります。
Q
23
小さな幼虫は、菌糸にまかれて死んでしまう事があるってホント?。
A
私の経験からはそんな事はありませんでした。
もし本当に、小さな幼虫が菌糸に巻かれて死んでしまうのなら、いまや普通に行われているオオクワガタの菌床産卵では、卵の状態で巻かれてしまうか、または孵化直後に巻かれて死んでしまう事になります。
しかし、私は何度も菌床産卵にて、たくさんの幼虫を割り出しています。
さらに、購入したばかりの新鮮な菌床ブロックに、割り出したばかりの初令初期の幼虫を投入し、飼育する実験を行いましたが、この実験に参加したたくさんの幼虫たちは、菌糸に巻かれる事なく無事成長しました。
一説によると、菌糸を食べてしまうダニの卵を、菌糸で巻き殺す特殊能力を持った菌類の存在が確認されているそうです。オオクワの卵や幼虫が巻き殺されるというのは、この話がネット上で誇張されて広がった「都市伝説」ならぬ「ネット伝説」ではないかと考えております。
もちろんオオクワガタ用の菌床で使用するヒラタケ菌などは、このような特殊能力を持ち合わせていません。
たとえ持っていたとしても、それは目では確認できないほど小さいダニの卵をやっとまき殺せる程度の能力ですので、それよりはるかに巨大なオオクワガタの卵をまき殺せるとは到底思えませんし、卵から孵化してしまっては、ダニさえ殺せない能力ではオオクワガタの幼虫を殺す事など不可能でしょう。
Q
24
オオクワガタの成虫にびっしり付いたダニを取る方法はありますか?。
A
歯ブラシで取る方法、水で洗い流す方法、市販の薬で取る方法などなど、いろいろな方法が紹介されていますが、当サイトでは砂によるダニの駆除法について実験してみました。
こちらのページ
に詳細が記載されておりますのでお役立てください。
Q
菌床の水分量は幼虫の成長に関係あるってホント?。
A
本年度検証予定です。お楽しみに!。
Q
産卵木を電子レンジなどで殺菌しても、産卵に影響は無いのでしょうか?。
A
電子レンジを購入し、産卵木を電子レンジで殺菌するようになってから、割り出した幼虫が小さくなっているような気がします。
産卵頭数も減っているようなので、産卵木に栄養が無くなり、幼虫が大きく育ったなくなったというよりは、産卵セットに入れてから産卵を開始するまでの期間が長くなったような感じです。
もしかしたら、産卵木に付いている良い菌も電子レンジで死滅させてしまったため、オオクワガタのメスは産卵木がまだ十分腐食していない生木の状態だと勘違いしてしまっているのかもしれません。
埋め込みマットの菌が産卵木に移ってから、メスはようやく産卵木を産卵に適した場所と判断し、産卵を始めている可能性があります。
来年、味の素を染み込ませた産卵木などと共に、産卵比較を行う予定です。
お楽しみに!。
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