番号ポータビリティー制度が導入される直前になって、いきなり「ゴールドプラン」なる新たな料金プランを発表した、ソフトバンクモバイルのプロモーション戦略は見事でした。
24日の番号ポータビリティー制度導入直前に新プランの予告をし、詳細の発表と導入については26日との事。
「死ぬ気でがんばって、ポータビリティー制度導入の初日に間に合わせた方が良かったんじゃない?」
と、思ったのですが、夕方になってから導入を2日遅らせた理由が分かりました。
新聞の夕刊、各局の夕方のニュースなどは、その日導入された番号ポータビリティー制度をトップニュースで扱っていました。しかし、どのメディアも直前に発表された「ゴールドプラン」については詳細が分からず、とりあえずソフトバンクの孫社長が言っていた「通話料0円、メール0円」を繰り返すだけ。
0円以外の事についてはまったく触れておらず、ニュースを見たほとんどの人が2,880円払えば通話もメールも全て0円という錯覚を起こしてしまった事でしょう。
ソフトバンクから詳細が発表された後、ドコモの社長が
「ドコモの最も標準的なユーザー像でシミュレーションを行ってみると、ドコモの料金プランでゴールドプランに負けるプランは1つもない」
「ブループランは200円安いと言っているが、請求書の郵送料やS!ベーシックの加入料などが考慮されておらず、これを考慮した時点で同じ金額になる」
と、必至になって反撃していましたが、テレビで取り上げられた様子もなく、ほとんどのユーザーには届いていなかったようです。
孫社長、見事なプロモーション戦略でした!。
ところで、週末の度重なるシステムダウン事故も、ドコモやauからユーザーが大量流入しているという印象を与えるためのプロモーション戦略の一環だったのでしょうか?。 |