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2003年10月9日 8HIT3GET 18:00〜19:00 大潮 干潮16:48 

<シーバスロッド DS−802LLS 編>

「今日はちょっと寒いかな」
街中にいるとそれほどでもないんですけど、海に行くと風が吹いていて体感温度が急激に下
がる。ちょっと厚着をして出発。
 
北東の風がかなり強い。この季節この風はほとんどやまない。何ででしょうね、北東から3時
間も4時間も吹いていたら北東のほうの空気がなくなってしまわないの?。
そんな疑問を感じつつ、風裏の快適な場所に移動。
 
選んだのは船着場、たくさんの船が泊まっているんだ。
ランカークラスなんて間違っても出ないけど、セイゴクラスがひっきりなしにちょっかい出すか
ら、お気楽なセイゴ釣りにはもってこいの場所。
 
NJ-85レッドヘッドをセット。
セイゴは臆病ですからね、ストラクチャーぎりぎりを狙わないとなかなか食ってこない。
だけど、船の横にはタイヤがあったり、ロープがたれていたりする。
この難しい状況でピンポイントキャストする緊張感がたまらないんですよね。
 
アンダーで張られたロープをかいくぐるようにキャスト。
船のキワぎりぎりを狙ったけど、10cm程高すぎて船体に「カチャ」っと音を立ててあたった
後、船際に着水。でも、いい感じ。
 
息を殺しながらデッドスローでリトリーブ。
「食え、食え」
ここは一番いい場所、必ず食ってくる。全神経を集中させてあたりを待つ。
ピーンと張り詰めた空気を破るようにいきなりゴンゴンとバイト。
心臓がドキドキ高鳴る。この高揚感が釣り中毒の原因。
ロッドを引く寄せるようにバシュッと合わせをいれると魚の重みが伝わってくる。
 
「ヒット!」
 
周りに誰もいないけど、控えめに歓喜の声をあげてからファイト開始。
HITした後のヘッドシェイクでそれとわかるセイゴだけど、そんなことは百も承知。
今日はセイゴ釣りを楽しみに来たんだもんね。
 
ロッドはDS-802LLS、セイゴクラスでも「ギュ〜〜ン」ってしなってそれなりの雰囲気は出る
のさ。それに、ドラグだってユルユルだから「ミ〜〜」ってラインが出て行く。
 
「いいね〜」
 
やっぱ釣りって楽しいね。セイゴはヘッドシェイクを繰り返しつつ何とかルアーをはずそうとす
る。こっちはロッドを返しながら暴れるセイゴを押えつける。
ヘッドシェイクでは外れないとあきらめたセイゴは船の下に逃げ込もうと走り出す。
ロッドがしなってラインがどんどん出て行く。
 
「まずい、船の下に逃げられる」
 
「う〜〜ん、だめか〜〜」
 
な〜〜んてね。
左手でドラグを押えてラインが出て行かなくする。DS−802LLSだって、セイゴごときにパワ
ー負けするロッドじゃない。いとも簡単にセイゴを引きずり出す。
セイゴにしてみれば「もう少しで逃げ切れると思ったのに〜。反則じゃん」ってとこでしょうか。
 
多少不満げにあがってきたセイゴは34cm。なかなかきれいな個体です。

一昔前はひれの薄い部分が溶けてしまってスカスカなやつや、「いったい何者だ」って言いたくなるような寄生虫がついている個体が良く見られましたけど、最近はみんなきれいですね。海がきれいになっているってことなのかな?。
 
幸先良いスタートだったんですけどね、この後HITはするもののバラシを連発。
さすがにこのクラスの魚は口が切れやすいし、動きに切れがあるしでなかなかGETするのが
難しい。3バラシ。ほとんどフックアップ直後のえら洗い一発で簡単にフックアウト。
 
でも、頻繁にリアクションがあるからそれなりに楽しめるんですよね。
 
集中を切らさずにNJ−85チャートピンクヘッドを船際にキャスト。着水と同時に軽くジャーク。
左手でベールを戻してからジャークするのではなく、左手の手のひらででラインが出て行かな
いようにスプールのラインを押えつつ、ジャークしながら指先でベールを戻す。
ベールを戻してからジャークするのと0.1秒ほどしか変わらないんですけどね、このタイトなセ
イゴゲームだとその差で釣れる魚もいる。
 
ジャークと同時にHIT。軽くあわせを入れる。
最初のヘッドシェイクとえら洗いを何とかかわして持久戦に持ち込む。
足元まで寄せてきて水面にセイゴを引っ張る。セイゴは水面に出るのがいやだから海底の方
に突っ込んで逃げる。
 
この突込みで体力を消耗させる作戦。突っ込みでフックが外れることはほとんどないから、な
かなかGET率が良い。ただ、あんまり引っ張りすぎると海面に出てきてしまってえら洗いをされ
るから、うまい具合に挑発して突っ込ませてあげるのがミソ。
船が泊まっているような深場でセイゴと遊ぶにはもってこいの作戦。
 
あがってきたのは35cm。さっきより1cm大きくなりました(笑)。

でも、その後はまたまた2バラシ。
う〜ん、セイゴ釣りは奥が深いね。
 
さて、全て攻め終えて最後のストラクチャー。50cmとは言わないまでもせめて40cm級は欲
しいかな、なんてかなり低レベルな考えをしながらリトリーブ。
 
ゴンというあたりにあわせを入れると、あわせに引きずられるようについてきちゃうオチビさん。

31cm。
 
8HIT3GET。そのほかショートバイトも多数あってなかなか楽しい釣行でした。

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