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2003年10月16日 6HIT3GET 18:00〜20:00 中潮 満潮18:55 

<シーバス フィッシング 編>

タイドグラフを見たらちょうど満潮にあたっていたので今日はシャロー。
水深は満潮になれば2メートルくらいになるんだけど、干潮時はとうふ岩がごろごろしていてルアーを通せない。でも、満潮時はとうふ岩が海に沈んで絶好の沈み根になっている。
 
NJ-85をセット。
 
まずは、足元からチェック。
護岸についているシーバスを岸と並行にキャストしてリトリーブしながら探っていく。
4、5投目でHIT。
しかし、プルプルとの暖簾に腕押し状態であがってきたのは23cm。
ライトタックルだけど、さすがにこのサイズでは手応えなさ過ぎ。
 
さて、では本命のとうふ岩を攻めましょう。
なじみな場所だからとうふ岩がどの位置に沈んでいるか手に取る様に分かる。
トレースラインを見極めてフルキャスト。
ルアーがギュイ〜〜ンって飛んでいく、フルキャストは気持ちいいね。
 
スローでリトリーブ。
トレースラインは直線だから脇を通すとうふ岩もあれば、上を通さなくてはいけないとうふ岩もある。1つ目のとうふ岩の脇を通す。良い感じに通っていると思うんだけど食って来ない。
2つ目のとうふ岩は上を通さなくてはいけない。ロッドをたててレンジを上げる。
「ガリガリ」
ルアーがとうふ岩にこする。
とうふ岩は沈んでいるんだけど、それほど深くは沈んでいない。今日は水深が浅い。
 
軽くしゃくってさらにレンジを上げてリトリーブ。
するとググッと重みが伝わってくる。
ほんの一瞬だけどその一瞬でいろんなことを考えた。
「とうふ岩の上は通過したはずだから、これはバイトだ」
「いや、やっぱりとうふ岩に引っ掛けたか?」
「岩に引っ掛けたのとは明らかに感触が違う、レンジが浅くて浮いているゴミを拾ったのかも」
 
頭の中で考えながら体が反応した結果は、ロストも怖いし魚も欲しい・・・・。
ちょっと軽めにあわせを入れよっと(笑)。
 
「よっ」
 
かなり軽めのあわせ、様子をうかがうと30pほど右に動いたような感触。
「魚かな?」
するとすぐにゴゴンとヘッドシェイク。
「魚だ」
ラインテンションを確かめるように追いあわせを入れてファイト開始。
 
とうふ岩の陰に回りこまれるとラインブレイクになりかねないから一気に勝負を決めるべく思いきりリトリーブ。
しかし、ドラグが鳴って一気に3mほどラインが出て行く。
ラインが出て行くスピード、距離、強さから考えて50cm近い。
セイゴの身切れ防止程度にドラグを合わせていたから、一呼吸置いてさらに3メートルもラインが出てしまった。
 
ドラグを締める。しかし、シーバスの勢いは納まらずラインを出そうとする。
「もっとドラグを締めるか?」
ドラグを締めれば身切れバラシの可能性が高くなる。しかしこのままファイトを続ければ、
とうふ岩に回り込まれて確実にラインブレイク。
 
沖に向かって逃げようとするシーバスの重みをロッドに感じながら良策を探る。
 
良い案が思いついて思わずにやけた。
右手のロッド操作でラインテンションを保ちつつ、左手でどんどんラインを出していく。
 
そう、沖に出してあげればとうふ岩はない。
ガンガンラインが出ていたから、あと5mも沖に行けばとうふ岩がなくなる。
シーバスはこちらの思惑通り、ラインを引っ張りながら沖に出てくれた。
あとは、ロッドをたてて左に移動。とうふ岩を大きく迂回させてランディングポイントに導く。
 
上がってきたシーバスは50cm。
とうふ岩を大きく迂回させた後、ファイト再開と思ったんだけど迂回した後はほとんど体力を使い果たしてしまったようで素直にランディングできました。

とは言うものの、とうふ岩の間からひやひや物で引っ張り出しただけにGETで来た喜びはひとしおでした。
 
元の場所に戻ってとうふ岩をチェック。
とうふ岩が沈んでいるであろう場所を入念にチェックしていく。
キャストの角度を変えたり場所を移動したりしてとうふ岩の横をすり抜けるようにルアーを泳がす。
 
ゴゴンというあたり。
かな強めにあわせを入れて一気に足元まで寄せてくる。
シーバスは水面でえら洗いをしながらこちらのほうに転がってくる。
サイズ的にはまあまあ。ファイトを楽しみたいんだけど、場所が場所だからね。
 
足元のぽっかりできた空間で軽くファイトを楽しんだ後抜き上げたのは38cm。

その後は強引なやり取りをしなくてはいけないこともあって2バラシと精彩を欠いてしまいました。
 
風も穏やかだし、気温も低くなく、動いているとそれなりに暖かい。
虫の鳴き声も心に響くいて、心静かに趣味に没頭できる幸せな時間。
 
とうふ岩のチェックは一通り終わってその先に移動。
特にストラクチャーらしきものはないから足元を中心にチェックする。
 
岸に並行にキャストしてリトリーブ。
リトリーブが終わったら前進してまたキャスト、尺取虫みたい。

NJ−85をデッドスローでリトリーブ。海面は少し波立っていてシーバスの警戒感も薄いはず。すぐに46cmをGETしたあと、またHIT。

HITしたあとじっくりと構えてから動き出すそのしぐさはスズキサイズ。
のったりと動き出しての突っ込みは、じわじわ加速しながらトップスピードはフッコクラスにはない速さ。
久々のスズキクラスに胸が踊る。
ドラグを締め直してファイトを楽しむ。
ライトタックルとは言えDS-802LLSはこのクラスにだって力負けしない。
スローテーパーのロッドがバッドから素直に曲がる。
 
しなったロッドを横から眺める。
バッドからグイ〜〜ンと曲がったロッドはある種の曲線美を感じる。
このロッドはスローだからその美しさもひとしお。
さらにピ〜ンとはられたラインがガイドに沿って角張った多角形を形成している。
 
曲線群のロッドと、多角形のライン。
対照的な二つの目に見える「線」の調和と、目に見えない「力」の調和がなんとも美しい。
 
腕に伝わる重みと、悲鳴を上げるドラグ。う〜〜ん、やっぱ釣りはいいね〜〜。
な〜〜んて思ってたら・・・スコ。
身切れでルアーが外れてしまいました。調子に乗ってドラグを締めすぎた?。
それほど強くは締めていなかったつもりだったんですけど、かかりが浅かったのかな?。
しなっていたロッドがもとに戻るときのルアーが泳ぐブルブルって振動がなんとも切ない(笑)。
 
胸の高揚が一気に収まってみるとあたりはまた秋の静けさ。
本日は納竿。

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