飼育のポイント
オオクワガタ産卵
飼い方 育て方
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オオクワガタ産卵の第一歩はペアリング。 暖かくなって活動を始めたオオクワガタ をどのようなスケジュールでペアリングさせ、そしてどのように産卵へと移行させればよいか。 初心者向きの最もオーソドックスな方法をまとめてみました。 |
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国産オオクワガタの産卵方法
(産卵しているかどうかの確認方法はこちら)
まずは産卵させるオオクワガタのオスとメスの観察から始めます。
オスのほうはエサを食べていれば特に問題はありませんが、メスに関してはいつどれくらい食べたか観察する必要があります。
暖かくなって産卵時期を迎えたオオクワガタはたくさんエサを食べます。
一週間や二週間、大きな個体になると三週間もエサに執着することがありますが、体内に十分栄養がたまると急にエサを食べなくなります。
そして一晩中、時には昼間でさえ、エサには目もくれずゴソゴソと歩き回っているようになればペアリング開始です。
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ペットショップで販売しているプラスチックケース(小)
にマット
を3cmほど敷き、その上に転倒死防止用の樹皮とエサ皿
を入れます。コバエが気になる方は「コバエシャッター(小)
」がお勧めです。
エサ皿は交尾の場所ともなりますので、多少広めで安定したものがよいでしょう。
ただし、あまり高さがあると、オオクワガタがふたに取り付いて降りられなくなってしまうので注意が必要です。
フタと本体の間に新聞紙を挟むなどの予防処置をとるとよいでしょう。 |
ペアリングの期間はだいたい一週間が目安のです。
狭い空間で、しかも餌場がひとつとなれば、遅くても二日目には交尾は終わっているはずです。
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交尾はオスとメスがX字の体制で行われます。
かなり頻繁に交尾をしますので、比較的簡単に観察できると思います。
交尾が観察できなくても、オスがメスをかばうようにT字のポジションをとっているようですと、ほぼ交尾を行っています。
メスがオスを食べてしまうという話を良く聞きます。死んだオスをメスが食べるのは事実ですが、私は捕食どころか、メスがオスを襲う姿さえ見たことがありません。
メスはオスを捕食するためにオスの足を切断するそうですが、ペアリング後、足一本かじり取られたオスさえ見たことがないので、多分死んだオスを食べているのを勘違いしたのだと思われます。 |
交尾が終わると、ほとんどのメスがまたエサを食べるようになります。
メスにとって一番栄養を必要とする時期ですので、不足しないよう、ゼリーを2,3個余分に入れておくと良いと思います。
一週間ぐらいすると、またエサを食べずにゴソゴソと動き回るようになりますので、産卵セットに移しましょう。
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産卵木の選び方は、私の実験では柔らかく、なるべく太い木が良いという結果が出ました。
水につけて、水分を補います。水に付ける時間は木の太さによって変わってきますので、目安は自然に浮かした状態で産卵木の2/3が沈む状態がベストだと思います。 |
水分が多すぎて押すと水がグジュグジュと出てきてしまうような産卵木からも、乾いてカサカサになってしまった産卵木からも幼虫を割り出した実績がありますので、オオクワガタのメスは、産卵木の水分量にはそれほどこだわらないようです。
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十分にエサを与えたオオクワガタのメスは一度に30個以上産卵します。
最初に2本ほど産卵木を入れて、ある程度産卵したら新しい産卵木と交換するという方法がとても効率的ですが、交換時期の見極めが難しいのと、メスが産卵木を選り好みできないという欠点がありますので、初心者の方は、5本ほど縦に並べる方法がお勧めです。
湿ったマットで埋め込み、転倒防止用の樹皮とエサをセットすれば完成です。
大きさは「プラスチックケース(中)
」または「コバエシャッター(中)
」がちょうど良いと思います。
マットが乾燥しないように十分注意して、1ヶ月間メスに産卵させます。 |
1ヶ月がたち、産卵痕が随所に確認できるようになったら、メスを取り出します。
産卵が終わったメスは樹皮の下に隠れていたりゼリーを食べていることが多いので簡単に捕まえることが出来ます。
あまり早く割り出すと卵での割り出しになってしまいます。卵で割り出すと死亡率が非常に高くなってしまいますので、メスを取り出してから1ヶ月間産卵セットを寝かせておきます。
オオクワガタ
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オオクワガタが産卵木を
削っています。
オオクワガタが産卵した産卵木
たくさん幼虫が採れるといいですね。
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