カナヘビの水槽をちょっといじってみました。
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とはいっても、水槽の後ろにあるスクリーンを変更して、流木の向きを変えただけですけど。
真ん中にある白い物はお皿。コオロギのエサが入っています。
そして一番右にあるのが小鳥用の水入れ。 |
冬眠から覚めたカナヘビたちは毎日元気に活動しています。
最初はあちこち動き回るものの、流木の陰や岩の隙間などに隠れているコオロギをなかなか見つけることが出来ませんでした。
どうやらバッタや蛾など、表面に止まっている虫を一生懸命探しているようです。
冬眠している間に、この世界の獲物は物陰に隠れるコオロギしかいないという事を忘れてしまったのかもしれません。
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明るいうちに隠れ家から出てきて、地面をノコノコと歩いているコオロギは100%助かる見込みはありません。
お腹をすかせたカナヘビたちにあっという間に見つかり、電光石火の攻撃であえなく餌食にされてしまいます。 |
しかし、コオロギたちも賢いもので、昼間出歩くような愚か者はすぐにいなくなりました。
というか、食べられてしまいました(^_^;)
水槽の中は、明るいうちはけして出歩く事のない用心深いコオロギたちばかりです。
こうなるとカナヘビたちはコオロギを見つける事が出来ません。
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地面を動き回る虫を探しても一向にエサにありつけなくなったカナヘビたちは、やっと、コオロギたちが隠れる場所に目を向け始めました。
「この辺が怪しいぃ〜」
カナヘビは動くものには非常に敏感ですが、じっとしているものはあまりよく見えないようです。さらに、暗い場所もあまり見えないようです。 |
暗闇に隠れるコオロギを発見するには舌を使います。
「ペロペロ、ペロペロ」
舌を出して闇の奥に隠れるコオロギの気配を調べます。
そして、コオロギを見つけると、鳥がエサをついばむように勢い良く頭を突き出してコオロギを咥えます。
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お見事!。
暗闇の中からコオロギを捕まえる事に成功しました。
コオロギはたくさんたくさん隠れています。
捕食するためのコツさえつかめば、簡単にご馳走にありつけます。
カナヘビたちは、やがてあちらの穴、こちらの暗がりに頭を突っ込んで舌をペロペロするようになりました。 |
そして次から次へとコオロギを平らげていきます。
「その細いお腹のどこにそれだけのコオロギが入るんだぁ〜」って、不思議に思うくらい食べて食べて食べ続けています。
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流木の下から追い出したコオロギの頭に、電光石火の一撃を食らわせたカナヘビ。
どう考えたって、カナヘビの胃袋よりコオロギのほうが大きいですが、この後10分くらいかけてコオロギを柔らかく噛み潰し、そして丸呑みにしてしまいました。
う〜ん、いったいカナヘビの胃袋ってどうなっているんでしょう(^_^;) |
まさか冬眠明けのカナヘビがこんなにたくさんのコオロギを食べるなんて思ってもいなかったもんで、コオロギの養殖が間に合いません。コオロギを買ってこないと・・・・(^_^;)
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