「暖かくなってきたんで、ここらで1つ、新しい水槽でも立ち上げましょう!」
てな感じで、数日前から新しい水槽の構想をあれこれ練っておりました。
一度飼ってみたいなぁ〜と、ずいぶん前から思っていた生き物がおりましたので、今回はその願いをかなえるべく、その生き物が住む環境を水槽内に再現して楽しみたいと思います。
大まかな方向はアクアテラリウム。水は水槽の半分程度。
陸地は少なめ、レイアウトもシンプルにして広いスペースを確保した水槽・・・そんな感じ。
「底床は・・・・」
アクアテラリウムとなると、陸地に水を供給するのに便利な ティポイント
を使用する事になりますが、ティポイントは元来、底面フィルター。底面フィルターを使用するとなると、底床も限られたものになってしまいます。
「今回は新田砂がもってこいなんだけどなぁ」
その生き物が住んでいる環境を再現するとなると、私のイメージでは新田砂が最高の底床。
しかし新田砂は、扇げば舞い上がってしまうほどの細かさでは無いものの所詮は砂。底面フィルターなんかと一緒に使ったのでは、ポンプが砂を巻き込んで大変な事になってしまいます。
「フィルターをマットで覆うか」
しかし、どう考えてもマットに砂が入り込み、やがてポンプが水を吸い上げられなくなってしまう事は目に見えています。
「新田砂は諦めて、いつもの大磯を使うか・・・」
大磯砂利と底面フィルターは最高の組み合わせ。適度な大きさの砂利が物理濾過の役割を果たすだけでなく、砂利の表面に棲み付いたバクテリアが生物濾過もしてくれます。
とは言うものの、新田砂の質感と色合いは、どう考えたって捨てがたい。
「何とか、ならないかなぁ〜」
大磯砂利と新田砂、両方の良い所を取り入れた底床・・・・と、その時ひらめいた。
底床を区切って、濾過面は大磯を敷き、それ以外は新田砂を敷き詰めればいいじゃん!。
大磯を敷くのは陸地の下の見えない部分だけで良いでしょう。そのほかの見える部分は全て新田砂。となると、仕切りで区切るというより、プラスチックのケースのようなものにティポイントと大磯を入れれば全てが解決しそうです。
気が付けば簡単な事。
さっそくティポイントを入れるためのケースを探しに、100円ショップへ行ってきました。
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買ってきたのは、ハガキを保管しておくためのケース。大きさも深さも申し分なしです。
「この中にティポイントを入れて・・・」
ティポイントのポンプ部と、底面フィルターとなるプレートの接合部分には、ちょっとした隙間があります。
その部分から水を吸い込んでしまってはフィルターの能力が落ちてしまいますので、マットを巻きつけて補強。 |
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そして、ハガキケースの中に大磯を詰め込んで、周りに新田砂。
なかなかいい感じでしょ。
ハガキ一枚分の広さとは言え、大磯には沢山のバクテリアが棲み付くだけの十分な表面積がありますので、かなりの生物濾過が期待できます。 |
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ティポイントの分水器に、配水する為のチューブを取り付けたあと、流木を積み上げて陸地を作りました。
今回の陸地はこんな感じ。かなり狭いスペースです。
水槽に水を入れたら、水上に現れる陸地はハガキ2枚分くらいかな。 |
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陸地となる流木を上から見た写真です。
配水はこんな感じ。陸地が狭いので、今回水が出てくる場所は、たったの4ヶ所。これでも多いくらい。
アクアテラリウムは、レイアウトを崩さないように配水チューブを取り回すのがすごく大変で、いつも苦労させられるんですけど、今回はあっという間に配水完了です(笑)。 |
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で、反対側のコーナーも、流木をメインとしたレイアウト。
なんかこう、杭というか、立ち枯れた木というか、そんな感じのものを主体としたレイアウトです。
小さな流木で区切った前後にはアヌビアス・ナナとグロッソスティグマを添えてみました。 |
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ジョボジョボジョボジョボ・・・。
陸地にウィローモスを乗せて、水を入れました。
いかがでしょう。 |
「う〜ん」
今回はシンプルなレイアウトを目指したのですが、これではさすがに寂しすぎるような・・・。
出来上がった水槽を眺めていたら「もう少し、いじっていたい」という気持ちを抑えきれず、気が付いたら、近くのアクアショップで適当な水草を物色しておりました。
この辺の凝り性は、死ぬまで治りそうにありません(^_^;)
大きな写真はこちら
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コーナーにレッド・レインキー、背景にスクリューバリス、杭の根元にピグミー・チェーン・サジタリアを植えてご満悦(笑)。
まだまだ寂しい感じですが、それぞれの水草が成長すると、かなりいい感じに仕上がると思います。
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アクア「テラリウム」ですので、出来れば陸地にも、あと数種類の水草を植えて変化を楽しみたい所ですが、あまりにも狭いので我慢するしかなさそうです。
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