メスを取り出してから2週間たちました。割り出しまであと2週間の予定。
と、なると割り出した後、幼虫を飼育する方法について考えておかなくちゃね。
いろいろ調べてみると、3種類位の方法があるらしい。
「材飼育」「マット飼育」「菌糸ビン飼育」
「材飼育」ってのは産卵木に使った朽ち木をそのまま幼虫のエサにして飼育するらしいんですけど、これだと幼虫の様子がまったく見えなくなちやうからパス。やっぱ毎日様子を見ていたいもんね。
「マット飼育」はオガコに小麦粉なんかを混ぜて発酵させたものを幼虫のエサにして飼育するらしい。市販されているけど、自分で発酵させると添加剤なんかに工夫が出来て面白そう。でも、今はちょっと寒くて発酵が難しいかも。
「菌糸ビン飼育」はオガコにオオヒラタケなどのキノコの菌を植え付け、キノコの菌糸にオガコを分解させてそいつを幼虫に食べさせようってやつ。オガコってのはよっぽど消化しにくいのかね。「大きく育つが費用がかかる」とどこもかしこも書いてありましたが「菌床ブロック」ってやつでまとめ買いして自分でビンに詰めればそれほど割高じゃないみたい。
「マット飼育」か「菌糸ビン飼育」かで迷ったけど、「菌糸ビン飼育」のほうが一般的で参考資料も多く、値段的にもそれほど変わりないのでとりあえず今回は「菌糸ビン飼育」で行く事に決定。
早速、菌床ブロックを購入しようとしたんだけど、いったいどれくらい注文すればいいんだ?。
ビンの容量と数がわかれば計算できるんだけど・・・・。
容量は自分で決めること。数は幼虫の数分だけ。いったい幼虫は何頭?。
う〜〜ん。困ってしまった。幼虫を割り出せば必要なビンの数はわかるんだけど、幼虫にもう1度朽ち木に戻ってもらって菌糸ビンを作成するわけにも行かないし。
かといって、たくさん菌糸ビンを作ったのに幼虫が1頭もいなかったなんて事も十分ありえるし・・・・。
「ここはひとまず、一番ちっちゃいビンでたくさん作っておきましょう」
そうですね、そうすれば1頭も取れなくても無駄が最小限に押さえられますからね。
1頭のメスから20個の卵が生まれたと、かなり多めに仮定して60頭分の菌糸ビンを作る事にしました。60本作って置けば確実に足りなくなることは無いでしょう。
名付けて「ちっちゃいビンをたくさん作るぞ作戦」
さて、じゃあビンはどうする?。って、今から考えてたんじゃ遅いよね。実はこの「ちっちゃいビンをたくさん作るぞ作戦」はオオクワガタ達が交尾に勤しんでいた頃から水面下で密かに進行していました。
私の親戚には幸運にも3人の赤ちゃんが。この赤ちゃんたちが食べる離乳食が150ccほどのちっちゃいビンに入っているんです。離乳食は毎日の様に食べる。すると、ちっちゃいビンがザックザク!。なんて運がいいんだろう。
次は菌床ブロックの購入です。これは以前からインターネットで調べて決めていました。決め手はなんと言っても値段でしょう。
次へ
|