LUMIX DMC−FZ5の購入が決まり、3万2千ポイントが入ったポイントカードを持って、さっそく例の電気量販店に出かけました。
もう買うものは決まっています。何も迷う事はありません。昨日散々悩みましたから(笑)。
デジカメコーナーに直行するや否や、暇そうに立っていた店員さんに向かって、まるでタバコでも買うがごとく「FZ5の黒ちょうだい」と決めてみた(笑)。
店員さんは慌てる様子も無く「ありがとうございます」と、普通の応対。
入ってきていきなり買うって言ったんだからもう少し面白いリアクションを期待したんだけど、こりゃ昨日散々いじくっていたのを覚えられていたかな?(笑)。
店員さんはポイントバックにするかキャッシュバックにするか聞いてきた。
もちろんポイントバックの方が安く設定されている。その差2000円弱。
「そうだよな、この差額を惜しんだところから今回の事が始まったんだよな」
なんてちょっと感傷に浸っていたら、お店の人が迷っているのかと勘違いして
「ポイントバックの方がお得ですよ」
とアドバイスをして来た。
そんな事は十分、分かっている。分かっているけど、その助言に乗ったような振りでポイントバックにしてもらう。この些細な行動が後に重大な意味を持ってくる。
会計を済ます。お金を払いながら商品が間違っていないか確認する。
「LUMIX DMC−FZ5 ブラック」間違いない。
前回FZ2はシルバーでした。特に意味は無いですが、なんとなくカッコ良さそうだったから。
でも、シルバーって光を反射するんですよね。水槽越し、ビン越しのガラス面にカメラの影が映っちゃう。
機能を追及したカメラに黒が多い理由のひとつが分かりました。ですから今回は黒。
お金を払う。ポイントカードの中には冷蔵庫のポイント2万ポイント以外にも約1000ポイントが入っていたので支払いはたったの16040円。
FZ5を買って支払いが16040円だなんてホント得した気分。
意気揚々、駐車場にとめてある車に戻る途中で変な事に気が付いた。
なんと、バックされたポイントが2566ポイントしかない。
「なんでだ?」
値札には確かに「16%(7968円分)ポイントバック」と書かれていた。
もう一度売り場に戻って確認する。確かに「16%(7968円分)ポイントバック」と書かれている。
しかし、実際に戻ってきたポイントは2566ポイント。
車に戻りレシートを見ながらじっくり考えてみてその原因が分かった。
なんと、16%というのは商品の代金ではなく、払った現金にかけられている。
このからくりだとポイントを多く使う場合はキャッシュバックの方が得になる。
今回は使うポイントが多かったため、なんと4000円近くも損した計算になる(詳しい計算はこちら)。
「知らなかった、まさかこんなからくりがあるとは・・・・・」
これを知らなかったばっかりに今までどれくらい損してきただろう。
ハァ〜、失敗した。冷蔵庫で8000円得をし、ポイント1.6倍で12000円も得してきたのに、最後の詰めで失敗した。
「シルバーにしてくれって言って、いったん返品しちゃおうか」
いくらなんでもそこまでは出来ん。
「どうしよう、諦めるか4000円・・・・」
その時あの店員さんの言っていた言葉が頭に浮かんだ。
「ポイントバックの方がお得ですよ・・・お得ですよ・・・お得ですよ・・・」
そうだ、あの店員さんの言葉に乗ってポイントバックを選んだ体になっているんだ。
あの店員さんに説明して、キャッシュバックに変えてもらおう。
こういうものは説明が難しい。ポイントバックが4000円近くも損である事をうまく伝えるための説明方法を車内で何度も検討し、いざ出陣。
先ほど応対してくださった店員さんを見つけ、意を決して話しかける。
「すみません。先ほど買ったカメラなんですけど、ポイントバックの方がキャッシュバックより4000円近くも損のようなんですけど・・・」
ぽかんとした店員さん。そして説明を続ける私・・・・
そういう設定だったんですけど、その店員さんはおもむろに「ポイントを多く使ったんですね」だって。
知ってんのかい!。
ここの店員さんだ、ポイントのからくりを知っていて当然か。
知っていながら使うポイントの量を聞かずに「ポイントバックの方がお得ですよ」と言い放ったのなら、あまりにも客を馬鹿にした発言だ。証券会社の「確実に儲かります」と変わらない。限りなく犯罪に近いぞ。
多少気兼ねをしていたけど、そんなものは吹っ飛んだ。店側に100%の非がある。
カメラを返品し現金とポイントを清算、そしてまた買い直すという複雑な工程を経て、やっと手元にカメラと差額の現金が返って来ました。
客への説明に不備があることを承知の上で、このままの接客方法を続けて行くとやがては手痛いしっぺ返しが来るはず。使うポイントの量を聞いた後、キャッシュバックが得かポイントバックが特かをアドバイスしてくれるような接客方法になることを願っています。
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というわけで、今回はいろいろと勉強になった買い物でした。
FZ5はまだ箱も開けていません。
帰ってきてすぐ箱を開けるなんて子供のすること。
箱を開けずに買い物の余韻を楽しむのがオトナの余裕ってモンです(笑)。
少し落ち着いてからゆっくりFZ5のインプレッションをはじめたいと思います。 |
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