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LUMIX DMC−FZ2 レビュー

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最初は起動時間です。
カメラの電源を入れたと同時にストップウオッチをスタート。何秒で最初の写真が取れるかテストしてみました。

5秒08という数字ですが、あまり速く押しすぎると撮影してくれないので、電源を入れてからシャッターを押しっぱなしというわけには行きません。当たりをつけてシャッターを押すのでタイミングさえ合えば4秒台も夢じゃないかな?。

しかし、1/100の位の数字なんか、でたらめな文字がゴニョゴニョ動いているだけかと思ったら、数字をき
ちんと表示しているんですね。しかもその1/100秒という瞬間の数字をきちんと捉えて撮影してしまうなん
て、当たり前なんだろうけどすごい。

さて、次はアクアリウム用の照明器具を使ってホワイトバランスの実験をしてみました。昼光色や昼白色、水草の光合成のために作られたアクアリウム用の蛍光灯から、葉の緑を引き立たせる観葉植物用の蛍光灯まで、4本の蛍光灯を一度に当てて撮影してみました。

当然使い古しの蛍光灯ですので、見た目にもチカチカしています。ホワイトバランスをオートにして撮影。
絶え間なく変わる光の中でオートはどれほどの威力を発揮するのでしょうか?。

まずは、私が今まで使っていたデジタルカメラから。

今まで使っていたデジタルカメラ


撮るたびに色合いが違います。今まで撮影していたときも蛍光灯の瞬きで微妙に色が変わってきてしまう
ので何枚も同じ写真を撮って、その中から一番良いものを選んだ上に、画像加工ソフトで修正していまし
た。

LUMIX DMC−FZ2


まさかここまでとは!。多少良くなるだろうとは思っていましたけど、ここまで良くなってしまうとまるでヤラ
セみたい(笑)。恐るべし、ヴィーナスエンジン!。


上の写真はオートブラケットと呼ばれる機能です。露出が難しい被写体など、自動的に3段階(1/3〜1EV
ステップ)の露出で撮影しておき、あとでベストの1枚を選ぶというもの。一回の撮影をデジタル処理して3
つに分けるのかと思ったら、連写の機能を利用して、絞りを変えながら3枚撮るというものでした。

2MB/秒のタイプと10MB/秒のSDメモリーカードの比較を行いました。値段はほとんど同じです。

まずはカメラからSDメモリーカードに書く速度。
最高画質で高速4連写した直後から、メモリーに書き終えて撮影可能になるまでの時間を調べてみました。

それからパソコンに転送する速度。これは最高画質で16枚撮ったものをパソコンに転送する速度を比べてみました。

標準タイプ(2MB/秒)
高速タイプ(10MB/秒)
カメラ→メモリー
5秒〜6秒
1秒〜2秒
メモリー→パソコン
25秒
15秒

これにはビックリです。連写した後はメモリーに書き出すのをずっと待っていなくてはなりませんでした。
その時間5秒。1秒4コマの撮影をするような瞬間的作業で、5秒間も何もできずに目の前の光景をボケ
ッと見ているのは、何物にも代えがたい苦痛でした。

しかし高速タイプなら1秒ちょっと。一呼吸おいてからまた連写が可能です。値段がほとんど同じですから
これは絶対高速タイプです。高速タイプのSDメモリーカードを買わなければ連写の性能が半減してしまう
といっても過言じゃないでしょう。

パソコンへの転送速度はUSBの限界なのでしょうか。確かに速くはなっていますが、カタログどおり5倍の
転送速度にはなりませんでした。でもまぁ、パソコンに転送する速度が遅いからって、目くじら立てるほど
のことでもないですね、転送させといて、ちょっとお茶でも汲んでくればいいのですから。

今回撮影していて分かったことですが、「プログラムAE」や「かんたんモード」でも5cmまでの接写が可能
と書いてありますが、マクロモードに比べると非常にピンボケしやすいです。接写の場合はマクロモードを
使いましょう。

それと「テレ端接写距離120cm」というと、望遠を使うと120cmより寄ることができないと思っていました
が「12倍で120cmの接写が可能なら、5倍で50cmまで寄れる」と言ったような計算ができるみたいで
す。(カタログ上は「テレ端接写距離120cm」と書いてありますが、実際は100cmくらいまで寄ることがで
きます。)

もちろんマクロモードと望遠の併用もできます。
これは非常に便利で、たとえば水槽越しに10cmまで近づくと、カメラが水槽のガラスに映り込んでしまう
ような場合、20cmまで離れて2倍で撮影なんてことができます。
被写体が水槽の奥にいる場合は50cmの距離から5倍で撮影すれば、10cmの接写と同じ。なかなか使
い勝手がいいでしょ。

マクロ撮影
マクロ+望遠撮影

上の写真は通常のマクロ撮影と、マクロ撮影と望遠を併用したときの写真です。
被写体はガラス越しに約10cmくらいの距離。少しずつ倍率を上げて「ピピピッ」っとピントが合わなくなる
警報が鳴るギリギリまで望遠で寄ってみました。倍率は2倍弱くらい。

近くのものを撮影するためのマクロモードで、遠くのものを撮影するための望遠撮影・・・・なんか不思議な
撮影方法ですね。
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