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2007年5月30日 ニッソー「パワーキャニスター ミニ」
じゃ〜ん。買っちゃいました。


小型外部フィルターは他にも何種類かありましたが、値段的な事を考えると、テトラ オート パワーフィルター とのほぼ2択。

性能的には互角ですが「テトラ オート パワーフィルター」は本体ではなく、水中モーターにて取水するという外部フィルターとしては異例の構造になっています。

これは水面の高さを気にせず、フィルター本体を自由ににセットできる反面、水槽内にモータを置くため水槽内ではスペースや取水などの面で不自由になりそうな感じ。

「ニッソー パワーキャニスター ミニ」はインペラーを使った一般的な外部フィルターと同じ構造をしていますが、フックを使って水槽に吊り下げる事も出来る様になっているため、「外部フィルター」の構造でありながら、「外掛けフィルター」式の設置が可能です。

しかも、フックの幅が広く作られていますので、水槽上部の枠が2.5cmもあるウチの枠付き水槽にも設置する事が出来ます。

水槽の上など、フィルター本体を水面より高い位置に置きたいという場合は「テトラ オート パワーフィルター」で決まりですが、私の場合、小型外部フィルターを水面より高い位置にセットするような事はまずないでしょう。逆に、臨時のサブフィルターとして使用する予定のため、水槽にちょこんと掛けられる外掛け式の方が確実に重宝しそうです。

と言うことで「ニッソー パワーキャニスター ミニ」にしました。

ずっと、欲しかったんですよね、気軽に使える外掛けフィルター。
例えば、ちょっとレイアウトを変更する時、流木を持ち上げるとその下からエサの食べ残しや糞などが舞い上がって水が濁る。例えば、新しい水草を植えたり増えすぎた水草を抜いた時、ソイルの粒子が舞い上がって水が濁る。
そんな時、一時的に物理濾過メインのサブフィルターを簡単に設置する事ができたら・・・・。

そんな思いをかなえてくれるのが外掛けフィルターでした。しかし、ウチの水槽はみんな枠が付いていて、枠のないガラスだけの水槽用に作られた外掛けフィルターをセットする事ができなかったんです。しかし「ニッソー パワーキャニスター ミニ」はそんな私の思いをかなえてくれそうです。

見掛けは小さいものの、作りはれっきとした外部フィルターです。外掛けフィルターのように強制添加した二酸化炭素を逃がしてしまう事はありません。

水草水槽の立ち上げ時、水草を大量に植えたために濁ってしまった水槽をすばやく物理濾過したいけど、植えたばかりの水草のために二酸化炭素は逃がしたくない。そんな時にも活躍してくれます。

ろ材容量が少ないため物理ろ過がメインとなりますが、外掛け式で設置が簡単だし二酸化炭素を逃がさないので、水草水槽の臨時のサブフィルターとしてはかなり重宝すると思います。

付属のろ過システムはこんな感じ。
小さいながらも、ろ材バスケットが2つも付いてなかなか本格的。

水は写真右上から入り、ウールマット→活性炭の入った袋→パワーネクサス(筒状の多孔セラミックろ材)と濾過されて左側のバスケットへ。
左側のバスケットには中心に穴があいた特殊形状のウールマットがあり、水はウールマットの外側から中心に流れるうちに物理濾過され、中心からパイプを使って吸い出される仕組みになっています。

普通の外部フィルタに比べると見た目は小さくてなんかおもちゃみたいですが、その構造は細部まできっちり再現されていて、おもちゃというよりは、精巧な「縮小モデル」といった感じ。

付属品もストレーナーからエルボー、吸盤まで一通りしっかりそろっています。

とはいえ、ろ材容量が極端に少ないため、生物濾過として使用するにはちょっときついかな。
それなりのろ材は付属されていますが、絶対量が完全に不足しています。
しかし、プレフィルターを使用したり、取水ホースを底面フィルタに直結するなどして工夫すれば、CO2を逃がさない小型水草水槽用のろ過システムとして十分すぎるほどの機能を発揮できると思います。

「ニッソー パワーキャニスター ミニ」や「テトラ オート パワーフィルター」のような、45cm以下で使える密閉式フィルターのバリエーションがどんどん増えれば、小さな水草水槽の世界の可能性もどんどん広がって行くでしょう。とても楽しみです。

で、この「ニッソー パワーキャニスター ミニ」の使い道は前回書きました通り「流木のアク抜き」です。流木のアクが抜けるまでの臨時のサブフィルター。ですので、ろ材はアク抜き専用に変更です。

今回使用したのはこれ。

キョーリン ブラックホール

流木のアク抜き用の活性炭はいろいろありますが、一番最初に発売されたのは多分、これではないでしょうか。

当時はとても珍しかったので即購入して性能実験をしてみたところ、流木のアクがきれいに取れるだけでなく、phや硬度などの変化がほとんど無く、水質変化に敏感なビーシュリンプが元気だったという見事な実験結果が得られました。

その実績を踏まえて、数ある流木のアク抜き用の活性炭から「キョーリン ブラックホール」を採用です。

左側のウールマットはそのままに・・・というより、こんなきっちりハマった特殊形状のウールマットが使われていたんじゃ、気分的に他のろ材と交換しにくい(^_^;)・・・ので、右側だけ変更しました。

一番上は付属のウールマット、物理ろ過用です。その下にこれも付属の筒状セラミックろ材、水の流れに変化を与えます。

そしてその下に「キョーリン ブラックホール」

システム的にはいっちょまえですが、やはりろ材容量が少ないと何ともみみっちい(^_^;)
でも、流木のアク抜きが終わるまでの1ヶ月から2ヶ月くらいは、十分機能してくれるでしょう。
それに、ただのアク抜き用のサブフィルターとしては、メチャクチャ高価でメチャクチャ高性能。かなりオーバースペック気味の贅沢品ともいえます。

「ニッソー パワーキャニスター ミニ」にはアク抜きの仕事が終わったら、トリミング後やレイアウト変更後、新しい水槽の立ち上げ時など、臨時のサブフィルターとしてたくさんたくさん活躍してもらわなくちゃね。

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