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2007年5月29日 流木のアク取り
先週末、外部フィルターの改造に使うためのホースをホームセンターに買いに行った時、ちょっとペットコーナーを覗いてみました。暖かくなって来た事もあり、クワカブ用のゼリーやマットなどの飼育用品が、冬の間とは比べ物にならないくらい充実してきました。もちろん、冬の間には見られなかった外国産クワカブの生体販売なんかも始まり、もうすっかり夏の雰囲気。

昆虫には、熱帯魚やハムスターなどにはない季節感があって良いですね。
初夏には初夏の、盛夏には盛夏の、秋には秋の、季節に合った虫たちが売られています。

クワカブやアクアリウム用品で、何か新しいものが出ていないか物色している時、ちょっと大き目の黄色い紙に書かれた文字が目に飛び込んできました。

「流木 期間限定 超特価」

ぎぇ〜、見てはいけないものを見てしまった!。

どういうわけか私は流木が大好き。特に必要という訳でもないのに、眺めているうちにその流木にほれ込んでつい買ってしまう。流木と言うのは結構高いので、近頃は衝動買いしないよう、あえて流木を見ないようにしていたのですが、「流木」どころか「超特価の流木」を目にしてしまうとは・・・・。

さらに「期間限定」の文字まで見てしまっては、煮えたぎる血を押さえる理性など、もはやひとかけらも残っていません。流木が山と詰まれたダンボールの前に座り込み、流木を一つ一つ手に取りながら、品定めが始まってしまいました(笑)。

置き所のない流木はその不安定感が美しく見え、どっしりとした流木はその安定感が美しく見える。いうなれば、どんな形の流木にも、それぞれ長所を見出して欲しくなってしまう(^_^;)

たくさんの流木の中から身を削る思で10個の流木を選出。しかし安くなっているとはいえ、もともと流木と言うのはそれなりの値段がしますので、10個も買うのはさすがにきつい。
涙を呑みつつさらに削って7個。これでもまだ無駄遣いの罪悪感が払拭できない。
さらに断腸の思いで5個まで削った所で頭の中の天使と悪魔の折り合いが何とかつきました。

「どんな感じで流木をレイアウトしようか・・・・」

買ってきた流木と、外部フィルターだけがセットされたカラの水槽を交互に眺めながら、物思いにふける日々が続いています。そんな時ふと思った。

「そういえば、この流木のアク抜きをしないといけないな」

買ったばかりの流木を水槽の中に入れると、流木の中からタンニンなどが出てきて水槽の水を茶色く染めてしまいます。そこらじゅう流木だらけのアマゾン川では、川の水自体が茶色く変色してしまう所もあるくらい。もちろんそんな茶色い水の中でも魚たちは元気に生活していますので、流木のアク自体が熱帯魚に直接害を与える事はありません。しかし観賞用としては見栄えが悪いですし、何より透明感がなくなると、せっかくの照明の光が水草に届きにくくなってしまいます。

「流木のアク抜き・・・・」

すぐに使う流木なら、鍋に入れてグツグツ煮込むのが一番。使う予定がないなら、バケツに入れて毎日水を取り替えてあげれば良い。昔はそんな感じでしたが、最近は活性炭を使って手軽に流木のアク抜きができるようになりました。

水槽にセットしたフィルターに500円程度で買ってきた流木のアク抜き用の活性炭をセットするだけ。

それだけで、まるであく抜きの下処理をした流木を使ったがごとく、水槽内は茶色く変色しません。

もちろん活性炭には寿命があるのですが、流木のアク自体も無限に染み出るわけではなく、ちょうどアクが出切ったところで活性炭の寿命も終わるような感じ。

「あく抜きの用の活性炭を使えばいいんだけど・・・」

問題はあく抜き用の活性炭をどこに設置するかです。と言うより今の状況じゃメインかつ唯一のフィルタ「テトラ EX パワーフィルター 75」に設置するしかありません。

「いや〜、それは避けたいよなぁ〜」

外部フィルターは生物濾過で行きたい。せっかく作り上げた長期安定稼動が可能な生物濾過システムに、寿命が極端に短い活性炭を入れるのはメンテナンス性能を損なってしまう。
それに水槽とメインフィルタはお互い自然なサイクルを保っていて欲しい。
活性炭はあくまで「短期間の流木のあく抜き」として脇役に徹してもらいたい。

「となると、サブのフィルターをつけるか」

一番最初に手軽なサブフィルタとして思いつくのが「外掛けフィルター」。設置も簡単ですし値段もとても安いです。しかし、このフィルターは最近流行のガラスのみでできた水槽にセットする事を念頭に作られておりますので、私が今回使用している枠のある水槽では、水槽上部の枠が邪魔してセットする事ができません。

「となると、一時的に上部フィルタを取り付けるしかないな」

セットや撤去、その後の掃除などを考えると多少面倒ですが、流木をグツグツと煮込む作業に比べれば、そちらの方がよさそう。ということで、一時的に上部フィルタを取り付ける事でほぼ決まりだったのですが・・・・

「そういえば、小さな外部フィルターがあったなぁ」

最近よく見かける45cm以下をターゲットにした小型外部フィルター。
売り出された当時は性能の割りに値段が高く、とても購買意欲をかきたてられるものではありませんでしたが、最近はかなり安くなってきているようです。

「あれが使えれば・・・・・」

さっそく、調べてみましょう。

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