とりあえず水槽は出来ましたが、まだ水草が一本もありません。
このまま放って置いてもやがてコケが生えてきてしまうだけですので、早く水を作るために何か水草を植えなくちゃね。ということでアクアリウムショップに行く事に。
アクアショップに向かう途中でいろいろ考える。
「とりあえず、奥の隅に植える水草だけにしよう」
と、なれば必要な水草は2種類。
温度管理が難しい時期ですので、難しい水草にチャレンジというよりは、簡単な水草で水景レイアウトを楽しみたい。
「となれば・・・・」
一種類はすぐに決まりました。
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「ルドウィジア」
コーナーに植える水草を考えたとき私のイメージに一番ぴったりな水草です。写真は赤い部分がほんのちょっとしかありませんが、光量が多いと全体が赤くなります。水景全体を軽い緑でまとめるつもりですので、背景レイアウトの隅にあるこの赤はとってもよいアクセントになると思います。
それにルドウィジアは、わき芽がたくさん出て横へと広がっていきます。うまくトリミングすることで盆栽の松のように腕を広げ背景に陰を作ります。
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背景にあるこの影の暗闇が、洞窟の様ななんともいえない奥への広がりを演出してくれるんです。しかもちょっと暗い感じの赤でしょ、明るい前景と暗い背景のコントラストもなかなかだと思います。
さて、ひとつは決まりました。
「もうひとつは何にしようか・・・・」
いろいろ候補が上がりましたが、なかなかひとつに絞れません。
そうこうしているうちにアクアリウムショップに到着。
水草はとりあえず置いておいて、何か変わったものはないかと店内を物色。
カブトムシのペアが980円で売られていました。まだシーズン本番ではないのでプラスチックケースに入れられてちょっと高級品のイメージ。ビニールハウスで大事に育てられた季節先取りの野菜といったところでしょうか。
ほかには目新しいものはなかったので水草の前に陣取って考える。
「やっぱロターラ・インディカかなぁ〜」
ロターラ・インディカが束になって一直線に水面に伸び、水面で花のように広がっている姿はめちゃくちゃ存在感があります。しかし、あまりにも存在感があるため背景レイアウトの中心で使うと中景や前景が色あせてしまうことも。
「背景でもコーナーに植えたらインパクトが弱まるかな」
しかし、すでに決定済みのルドウィジアとロターラ・インディカではあまりにも色が似すぎています。背景のコーナーが同色だとちょっと面白みに欠けますね。
「となると、緑色の普通のロターラ・・・・」
でもね〜、中景や前景レイアウトで緑色をした水草を多用するつもりですので、背景はちょっと違った色がほしい。
あちらを立てるとこちらが立たず。
赤みのある水草をいろいろ物色して、迷いながらもとりあえずこいつに決めました。
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「ハイグロフィラ・ロザエネルビス」
鉄分をきちんと与えてあげるとピンク色の「斑」が入ってとっても美しい水草になります。緑色の中に植えるとひときわ美しさが引き立つだけでなく、その淡いピンク色は周りの緑も引き立ててくれます。
しかし、コーナーに植えるとなると、ちょっと線が細いというかボリューム不足というか・・・・・。
まぁ、後から移植してもいいので、とりあえずこれで行こうと思います。 |
水草を植えましたので、二酸化炭素の強制添加を始めました。もちろんタイマー制御でライトが当っている「昼間」のみ。「夜間」は酸欠で好気バクテリアが死滅しないようにエアレーションを行います。もちろんタイマー制御。
水を半分交換しました。1/3程度の換水を奨励しているところがほとんどですが、私の場合、生物が入っていないこの時期は毎日半分ずつ換水しています。
ハイグロフィラ・ロザエネルビスの発色をよくするためにADAの「ECA」(鉄分補給)を2滴ほどと、根の育成を良くするためにADA「ブライティK」(カリ補給)を2ccほどを添加しておきました。
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わっはっはっはっは〜〜。
アクアリウムというにはあまりにもさびしすぎる水槽です。こんな工事途中の水槽が飾られていること自体私にとっては初めてです(笑)。
左にルドウィジア、右にハイグロフィラ・ロザエネルビス。やっぱハイグロは線が細いね・・・。 |
この先はどうしようか・・・・。
まだ何の構想も立てていません。このまま隅から水草を増やしていって中央がくぼんだ谷型の水景にするか。それとも、中央へ盛り上げていって山型のレイアウトにするか・・・それすら決まっていません。
でも、それが「追植式アクアリウム」のよいところ。ルドウィジアとハイグロの成長を見ながら少しずつ構想を広げて生きたいと思います。
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