最近は仕事とクワガタに時間をとられてしまっていて、このHPのタイトルが「シーバス&アクアリウム」だということを忘れかけていました。
そんなわけで・・・ってどんなわけか分からないけど、久しぶりに新しい水槽の立ち上げです。
とりあえずネイチャー感覚の水草水槽を一本。
夏のお部屋のインテリアとして立ち上げてみたいと思います。
大きさは60cm。最もポピュラーな水槽だよね。この上の90cmだと、一人で運ぶのが難しくなるし、この下の45cmだと小さくてレイアウトの自由度がなくなってしまいますからね。
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「今回はどの底床を使おうかなぁ〜」
いろいろ迷いました。せっかくの水草水槽ですから、奮発してソイルなんか買っちゃおうかな、なんて思いましたけどやっぱこいつにしました。
「大磯砂」
長年使い込んできた自慢の大磯砂です。大磯砂は使い込めば使い込むほどカルシウムなどの不純物が水に溶けてなくなり、軟水を好む水草が多いアクアリウムに適した底床へと進化します。
使い込んだ大磯砂は金の砂といわれるほど。
最近ちょっと出番がなくて押入れにしまってあったのを引っ張り出してきました。 |
水槽と底床が決まればあとは照明とフィルタ。照明は2灯式の蛍光灯を2つ使用です。
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そして、フィルタは外部フィルタをひとつ。
「エーハイム2213NEW
」
写真のように下5cm位のところにマットを仕切り代わりに入れました。
下部に入っているろ材は不規則な水流を起こすための「エーハイメック」。そして上部は生物ろ過にその威力を発揮する「エーハイサブストラット」を使用しました。
言うところのメーカー推奨ってヤツです。
ろ材っていろいろなうたい文句でいろいろな形をしたものが売っておりますが、「おおおっ」って驚くほどの違いはないようです。でも、付属のマットだけよりはずっと効果がありますので、それなりのものを使うことをお勧めします。 |
これですべてのものが揃いましたので、あとはセッティングですね。
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自慢の「大磯砂」と外部フィルタの組み合わせならやっぱり「底面ろ過」にしないとね。
ニッソーの底面ろ過ユニットを水槽の底に敷いて、そこから外部フィルタに水を送ります。こうするといろんな効果があるんですよ。まず、底床に水の流れが出来て止水域が少なくなり水が腐りません。
もちろん、底床に水の流れが出来ることにより水草の根に酸素と栄養が運ばれます。 |
そして何より、底床全体がろ材の機能を果たすことになります。
腐った水が生まれにくく、たくさんのろ材が働いているとなれば非常に崩れにくい水槽といえるでしょう。
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底面ろ過装置にはマットを使わず、そのままじかに大磯砂を敷きました。
目の粗い砂利や、崩れやすいソイルなどを使う場合はマットが必要となり、そのマットが目詰まりをするのであまり底面ろ過は一般的ではありませんが、物理ろ過としても使用できるくらいの細かい粒で、しかもけして崩れることのない大磯砂の特性を十分引き出すにはこの方法がベストだと思います。
正面を低く、後ろを高くすると奥行きが広く見える上、「背景=背丈の高い水草」という概念にとらわれずにすみます。 |
フィルタの吸水が決まったら次は出水。
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今回はこんな感じにしてみました。
上の写真が正面から見たところで、下の写真が真上から見たところです。
水槽の背面から真上に向かって出水します。出水された水は勢い良く水面にぶつかって、そこから前面へと向きを変え、前面のガラスにぶつかったあとは下に向かって流れます。
ガラス面と水面を伝わって流れるので水草が水流によって翻弄されることもなく、また適度の流れも得られるので私の一番好きな出水方法です。
これから夏ですのでヒーターは入れませんが、冬になってヒーターを入れるときはシャワーパイプを少し上にずらし、その下にヒーターを入れます。 |
するとヒーターで温められた水が出水の流れに乗り、短時間で水槽全体にいきわたります。
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二酸化炭素の強制添加ももちろん行います。
5kgの大型ボンベにジャレコのレギュレータ「ダイナモスタンダード」をつけています。
ADAの電磁弁を使用し、タイマーで蛍光灯と同時制御となります。 |
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そしてこちらが強制添加方法です。
市販の逆止弁の外形と、外部フィルタのホースの内径が同じであることを利用しての接続方法です。
ボンベのレギュレーターから出た二酸化炭素は電磁弁と逆止弁を通過して外部フィルタの水流の中に入ります。
水流の中で水に溶け込んで水槽の中に入っていくというわけです。 |
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二酸化炭素が外部フィルタの水流に入ってから水槽のシャワーパイプまでは50センチくらいの距離ですが、8割以上はしっかりと水の中に溶け込んで、泡となって出てくるのはほんの少しだけです。 |
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そして、カルキ抜きした水を入れて今日はおしまい。
えっ、水草?
にゃはははっ、今回はいつもとちょっと違った趣向で行こうと思ってます。 |
普通はレイアウトを完全に済ませた後、水を張りますよね。
でも、今回は少しずつ水草を植えていこうと考えています。
背景の水草を2,3本植えてはしばらく様子を見て、中景を植えてはしばらく様子を見て。
そんな感じで少しずつ、少しずつ水草を増やして行きたいと思います。
そっちのほうが長く楽しめますからね。
「どこになにを植えようか・・・」と水槽を眺めている時間がとっても幸せな私には、うってつけの方法です。名付けて「追植式アクアリウム」
さてさて、どんな感じの水槽に仕上げましょうか・・・・。楽しい悩みがまたひとつ増えました。
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