郵政法案が本日衆院で可決されました。
投票結果は賛成233、反対228。その差たったの5票。
もし、あと3人反対に回っていたら否決されていました。
郵政法案の賛否はともかく、党議拘束を無視した造反者によって否決され、
面目丸つぶれの自民党執行部の姿を一度見てみたかったのですが残念です。
肝心の中身はどうでしょう。
どんなひなびた温泉街に行っても必ず見かける郵便局。
あんな場所にある郵便局は確実に赤字になっているはず。
民間企業なら無駄として切り捨てられて当たり前の支店。
しかし、そこに住んでいる人たちにとっては唯一の金融機関。
郵便や貯金だけでなく、年金の受け取り、公共料金の支払いといった生活に密着した業務を数多く抱えている。
国鉄が民営化されたあと、赤字ローカル線は次々と姿を消し、その沿線の村々は衰退の一途をたどった。
郵便局は民営化されても採算を度外視し、地域の人々の生活を考慮した経営をすることができるのだろうか。
不安に思う人は少なくないはず。 |