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検閲
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2005年06月28日
検閲・・・・どこか陰のある暗い言葉といった印象がぬぐえない。
子供たちに間違った教育を施し、言論の自由を抑圧し、日本を間違った方向へと導いた象徴とも言うべき言葉に思える。
 
先日、日本の副教材10種128点が、内容に問題があるとして没収された。
国内ではなく海外での話。
中国の大連にある日本人学校が日本から取り寄せた副教材を、大連税関が差し押さええた。
 
「中国の領土であるはずの尖閣諸島が、日本の領土になっている」
「中国の一部であるはずの台湾が、地図上で違う色に塗られている」
検閲を行った大連税関の言い分だ。
中国国内では日本の副教材は「違法図書」となり、没収の上、違法図書を持ち込んだ罪で罰金が課せられた。
 
中国の法律に従うことを条件に日本人学校の設立が認められているため、中国当局の検閲を拒否できないと言う。
これはかなり危うい状態ではないだろうか。
近い将来、中国で民主化の動きが高まったとき、民主主義を学校で教えることを禁止する可能性だってありうる。
中国に対し、日本人学校内はある程度の治外法権を認めさせるなど、早急に対策を講じてもらいたい。

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