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勧誘電話
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2006年11月29日
NTTとKDDIの方に言いたい。

もう、勧誘の電話をかけないようにしてくれませんか。

NTTとKDDIから「電話料金が安くなります」という勧誘の電話が、週に2,3回はある。
多いときには1日に3回もかかってくる事もある。
もちろん、NTTやKDDIから直接かかってくるものではなく、代理店からかかって来るものだ。

NTTやKDDIなら、それなりの企業モラルがあるかもしれない。
しかし、報奨金目当ての代理店に企業モラルなんてありゃしない。
その勧誘は年々強引さが増している。
というより強引な代理店しか生き残れていなといった方が正しいか。

「NTTプレミアム特約店の○○です。今まで4割引だったプラチナラインが、来月から8割引になりますので、そのお知らせの電話なのですが、担当の方はおりますでしょうか」

○○は会社名。実名を公開したかったけど、残念ながら覚えていませんでした。
特約店の前に「プレミアム」が付いているのがアホらしい。

NTTといわれれば「ウチはKDDIの仕事をしておりますので」と断り、KDDIといわれれば逆の事を言ってすぐに断っていたのですが、今日はこちらがしゃべる隙を見出せないまま、一気にまくし立てられてしまいました。

「担当のものは出かけておりますので・・・・」
語尾を濁せば「では改めておかけ直しします」というのが、ここ数年で確立した暗黙のルール。
お互い嫌な思いをしなくて済むように進化した勧誘するプロと、勧誘慣れした者とのある種、阿吽の呼吸。

しかし今日は違った。
「では請求書を管理している方はいらっしゃいますか?」
「私ですが、どのようなご用件でしょうか」
しつこいタイプには毅然とした態度で臨むのが仕事に戻れる一番の近道。これもここ数年で学んだ。

冒頭のプラチナラインが8割引になる事をもう一度説明した後、
「ご住所は東京都○○区○○町○丁目○番地○号でよろしいでしょうか」
と、質問してきた。

「なぜウチの情報が漏れているのですか?」と毒づきたかったが、そんな事をすれば電話が長くなるので、ため息交じりを演出して「はい」と答えた。
すると、信じられないような言葉が受話器から聞こえてきた。

「では、本日お手続きをさせていただきます」

何も言っていない。説明を聞いて住所を確認されたから「はい」と答えただけだ。

「ちょっと、何を言ってるんですか、あんた」
すると、間髪いれず相手は受話器をたたきつけるようにして電話を切った。

嫌な思いだけが後に残った。

相手は女性。30代くらいだろうか。
落ち着いた感じの声。そして言葉使いも上品で、奥ゆかしささえ感じられるような人だった。

もうこんなのやめにしませんか。

相手の時間を奪い、相手に不快な思いをさせる勧誘電話なんて、上場企業のやる事じゃないですよ。
それも自分では何もせず、報奨金をばら撒くようにして雇い入れた代理店に勧誘をさせる。
代理店が違法な勧誘をしても見てみぬ振り。そんなやり方は絶対おかしいですよ。

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