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2002年07月08日 グラフィックアクセラレータ
「信長の野望」を買って来ました。俗に言う「歴史シミュレーション」。
夏になって暑くなるとシーバスは釣れなくなるし、アクアリウムの方も温度管理が大変で新しい水槽を立ち上げるわけにも行かない。
でも、どうも、何もしないでボーっとしているのが苦手な私は退屈凌ぎになるのが欲しくてなんかないかなーって感じで買ってきてしまいました。

「信長の野望」も10作目になるんですね、ビックリ。
私が初めて買ったソフトがこのPC88版の「信長の野望」。
当時は近畿と東海くらいしかなくて今考えるとホントちゃちなゲームでしたけどめちゃくちゃはまったな〜。「開墾」すると「サクッ、サクッ、サクッ」ってクワを打ち降ろす農民のアニメが出て来たり、「施し」をするとお金をばら撒く信長のアニメが出て来たりしたのがたしかこれ。
(この後、5作くらいは出たら必ず買っていたから記憶がごちゃごちゃになっているかも)

さて、インストールも無事済んでゲームスタート!。
プレイ環境や、自分のプレイする大名を選んだ本編が始まるとマウスの動きが・・・・?。

なんか変むちゃくちゃぎこちない。滑らかに動かないからボタンをクリックするのがとっても大変。思ったところに動いてくれないからゲームを楽しんでいるはずなのにストレスがたまっていくー。

もう限界!。ゲームをあきらめて原因の調査。
「何がいけないんだ?」どう考えてもマウスがいけないんだろう。
当たり前だ、ポインタを動かしているのはマウスなんだから、ポインタがうまく動かないのはマウスのせいだ!。

早速、近くの電気屋さんに行く。
「マウスドライバも悪いのかもしれない。なんて言ったってもう古いからね」
と、言うわけでマウスドライバ付きのマウスを買って来ました。
一番安いやつなんだけど、メールを受信するとマウスが光るって。

家に持ってかえってドライバをインストールしてマウスをつなげてみると・・・光ってる。
「メールを受信していないのに何で光ってるんだ?」
説明書を読む。「メールを受信すると点滅」とかいてある。
「普段は点灯。受信すると点滅・・・・・ということか?消す方法はあるのか?」
パラパラと説明書をめくってみてふと気がついた。それより「信長の野望」をテストしてみよう。

「信長の野望」を起動させる。本編が始まる。ドキドキしながらそっとマウスを動かしてみる。
「神様お願い!」
が、「お願い券」はワールドカップで使い果たしてしまっていた。
ポインタは無常にもカクカクとしか動かない。

冷静に考えてみればマウスが悪いわけがない。ちょっと軽率だった。
他に原因がないか調べてみる。
なんとこのゲーム「診断ツール」なるものが付いていた。その「診断ツール」で調べてみる。

メモリは128MBの推奨値に対して256MB積んでいる。
買ったときは64MBしかなかったんだけどメモリはすごく安くなってきていたから、すぐに最大の256MBに変えたんだ。

初めてメモリを買ったとき・・・・。
そう、あれも光栄のシミュレーションゲームの「提督の決断」を買ったとき。
4MBのメモリがあればゲームを常駐させることができるって書いてあったから、お金ためて買ったんだよね。

当時は4MBで4万円。
フロッピーディスクをガタガタ言わせながら描写された空母や戦艦の絵が、音もなくすらすら描かれていく様子にまさに驚愕そのもの!。何度も何度も絵を描かせてその速さに惚れ惚れしていました。友達にも「ホレ見ろよ」っていって見せて「すっげー」って驚く姿を見て楽しんでいたっけ(笑)。

閑話休題。
CPUやディスプレイは大体推奨値くらい。
だが、VRAMの推奨値が16MBに対してこのパソコンは8MBしか積んでいない。
4MB以上あれば基本的にはいいみたいなんだけど・・・・。なんか難しい事書いてあってわかんないけど、どうもこいつがいけないみたい。

「グラフィックアクセラレータ」と言う名前らしい。
こいつを16MBくらいにしてあげればなんとかなる・・・・?。
さっぱり分からん(笑)。とりあえずお店に行ってどれ位するもんだか見てみましょう。

電気屋さんのグラフィックアクセラレータ置き場に直行。
いろいろ種類がある。安いのは5000円くらいから高いのは5万円くらいまで。
推奨値が16MBだからとりあえず32MBくらいの物なら十分でしょう。
それだと大体一万円弱が相場みたい。

3、4個に絞ってどれにしようか考える。
しかし、みんな外国製。箱書きが英語になっていてさっぱりわかんない。
日本語の表記もあるんだけど、最低限の表記だけでセールスポイントなんか書いていない。
「あれも出来ます、これも出来ます。他社より優れています!」なんて箱書きに書いてあると
「そうか、そうか!」って勢いに乗って買うこと出来るんだけど、何にも書いていないととっても不安(笑)。

「説明書は日本語だよな〜?」更に不安がよぎる。店員がいないことを確認して、ちょっと中身を見せてもらう(良い子は絶対真似しないように)
不安敵中。説明書にはアルファベットが並んでいる。
「設定ウイザードがあるからYES、YES、YESですむよ、きっと」半ばあきらめ。

更に更にいやなものを発見してしまった。
商品の値札のところに容量のMBと一緒にAGPと書いてある。
「AGPって何?」さっぱり分からん。出来れば見なかった事にしたい(笑)。
全部AGPと思いきやPCIというのも2個ある。
PCIは知っている。こいつはスロットの規格。と言う事はAGPもスロットの規格か?。

うちのパソコンにはPCIスロットはついている、こいつは自信を持って言える。
が、AGPスロットはついているのだろうか?。それとも、AGPというのはUSBみたいにまったく違った接続方法なのだろうか?。

「う〜〜ん、分からない」仕方ないので1度家に帰って調べてみる事に。
買った当時のパンフレッドを引っ張り出して調べてみる。
こういうのを調べる時って、パンフレッドが一番便利だよね。
長いパソコン経験から学んだこと。パソコン関連の商品を買ったときは必ずパンフレッドをとっておくようにしています。

さて、そいつで拡張スロットの欄を見てみると・・・・・あったあった、ミニタワーモデルにはAGPスロットが付いている。でも、私が持っているモデルにはAGPは付いていない。
と、なると私のパソコンにはAGPは付かない。PCIと書かれた2種類のグラフィックアクセラレータからしか選ぶことが出来なくなってしまった。1つはぼろぼろでわけがわからないやつ。もう1つは64MBのかなり高いやつ。

確実に使える保証があれば64MBでもいいんだけど「買ってきたけど付けられませんでした」って事になると価格が高い分ダメージがでかい。
出来れば付かなくてもあきらめられるくらいの価格のものが欲しい。
別の電気屋さんに行ってみよう!。

別の電器屋さんに到着。
こっちは駅前で駐車場がないから、邪魔にならないところに路駐するとかなり歩く事になるからあんまり利用していない。でも、種類は豊富。

グラフィックアクセラレータのコーナーに行くと前のお店の2倍くらいの種類が置いてある。
一つ一つ調べていくけど全部AGP。
「こっちにはPCIはないのか・・・・」
あきらめかけていたときに後の棚の一番下にPCIのグラフィックアクセラレータのコーナーを発見!。コーナーといっても幅70センチくらいの棚の一番下にデッドストックのように並べられているだけ(笑)。それでも種類は7つくらいある。

値段が手ごろなやつは六千円と八千円のやつ。両方とも同じメーカーで32MB。
値段の違いは128ビットと256ビットの違いだけみたい。何のビットだかは分からないけど。

どちらにしようかかなり迷った。普通なら六千円のやつで決まりなんだけど、八千円の方には「DirectXテクスチャコンプレッション」と日本語で書いてある。
意味はわからん(笑)。でも、トラブルシューティングや診断ツールではこの「DirectX」というのがキーポイントになっていてとても重要なものだという認識だけはある。

「テクスチャコンプレッションじゃないとだめかもしれない」
こいつは重要だ。グラフィックアクセラレータのセットアップがうまく行かなかったとき、こいつのせいにしてしまってあきらめてしまうかも。私の性格上ありうる(笑)。

仕方ないのでここは八千円のをお買い上げ。
レジに支払いのとき店員さんに「PCIでよろしいですか?」と聞かれてしまった。
「はい」と答えながらも「この店員はえらいな〜」と感心してしまった。

新式と旧式があってお客さんが旧式を持ってきたとき一言確認する・・・・常識といえば常識だけどなかなか出来るもんではないよね。

とは言うものの、お店の奥から腐りかけのベータのビデオテープを持ってきて「これ下さい」って言うくらいヘンなことをしたのかもしれない(笑)。

家に帰ってパッケージをあけてみる。とりあえず日本語の説明書が入っている・・・本当にとりあえずって感じだけど、でも一安心。
説明書に沿って作業を進める。

「古いグラフィックアクセラレータをはずして・・・・」って言うけどどこにもないよ、そんなの。
多分マザーボードとか言うやつにくっついちゃっているんだろうっねって事であきらめる。
「使用しない」という設定をソフトの方ですれば大丈夫みたいだし。
PCIスロットにボードを装着。
CDからドライバをインストールして再起動をかける。

とりあえずWindowsは起動したけど画面がかなり拡大されている。
画面の領域の変更をしようとしたけどいつもなら600X800とか1024X768なんて出てくるはずなのに一つしか出てこない。そう、この拡大画面しか選択できなくなっている。
「失敗・・・・」かなりへこんだ。もしかしたら八千円が無駄になる。

あちこち調べまわること1時間。なんとか原因らしきものを発見。
ドライバがうまくインストールされていないみたい。
そんな初歩的なミスを・・・って笑うかもしれませんが、このCD−ROMには複数のドライバが入っていて、そのかなからこのパッケージに合ったドライバを選択しなくてはいけなかったみたい。なにせ英語はからっきしだめなもんで(笑)。

パッケージに合ったドライバーをインストールして再起動。今度はうまく行ったみたいで画面領域の変更でいろんなサイズの画面が選べるようになったけどディスプレイが2つある事になっているみたい。

1つは「不明」ってかいてある。こいつは古いグラフィックアクセラレータを検出してその先にモニターがないから「不明」になっているらしい。
もう1つは今回新しく買ってきたグラフィックアクセラレータにつながっているモニター。こっちはモニターの品番が書いてある。

うまく行ったような感じ・・・・だけど、どうすればうまく行ったかどうか調べられるんだろう?。
あちこちいじっているときに気がついた。ゲームに付いてきた診断ツールを使えば今使っているグラフィックアクセラレータの容量が分かる。こいつが32MBになっていれば成功って事だ!。

早速診断ツールを起動してアクセラレータの容量を調べると・・・・フリーズ。
何度やってもフリーズ。ガックシ。

途方にくれてしまったけど、気を取り直して原因究明。
説明書を読んですぐに気がついた。古いグラフィックアクセラレータの使用を不可にしていない。

コントロールパネルのシステムから古いグラフィックアクセラレータの使用を不可にして、再度診断ツールを起動すると・・・・ジャジャジャジャ〜〜〜ン!32MBの文字が!!。
やった〜、成功。思えば朝の10時からグラフィックアクセラレータと格闘すること9時間。
やっと設定を完了することが出来ました。

「いや〜〜。たいへんだったよー」って今日1日のことを思い出しながら、晴々とした気分で夕食を食べることが出来ました。めでたしめでたし。

夕食後、電源の入っていないパソコンを見て思い出したことが1つ。
「信長の野望・・・・・」

慌ててパソコンを立ち上げて信長の野望を起動する。
今までの晴々とした気分が一転不安になる。
そう、こいつが動いてくれなければグラフィックアクセラレータの設定がうまく行ったって何の意味もない。すっかり忘れていた。

マウスは滑らかにスムーズに動いてくれました。

今日はホントに疲れた1日でした。
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