後遺症も無く無事完治いたしました。
ご心配をおかけいたしまして申し訳ありませんでした。
また、たくさんの方に励ましのお言葉を頂きありがとうございました。
耳鳴りが急に聞こえ出してお調べになっている方はこちらをご覧ください。
私が調べた知識や、受けた治療などをまとめてあります。
また、こちらに闘病記とまでは行きませんが、
自分が受けた治療等を日記にして残してありますので公開いたします。
「トレーニング日記」と書いてありますが、日記は1/19から始まり、
4/7に耳鳴りが聞こえ、それ以降は闘病の記録となっております。
また、知人が不幸にもこの病にかかってしまった方も、
突発性難聴の方の気持ちを
理解するのに多少なりともお役に立てるかもしれません。
先週の日曜日(4/7)昼間に1時間ほど耳鳴りがした。
風呂でのぼせたときとかに耳鳴りが聞こえたことがあったが、これほど長く、これほど大きな耳鳴りが何の原因も無く聞こえたのは初めてのことなのでちょっと戸惑ったが、聞こえなくなったのでそれほど気にとめていなかった。
が、次の日、また次の日と、日を追うごとに耳鳴りがする時間が長くなり、木曜日にはとうとう1日中耳鳴りがして余りのうるささに人との会話に支障が出るまでになっていたため、尋常ではないと思い昨日(4/12)に病院に行ってきた。
病院に行ってみると、耳鳴りは思ったよりずっと深刻。
突発性の場合は治る見こみがあるそうだが、進行性の場合聴力を失ってしまうらしい。
耳鳴りがするのは右耳だけ。普通の人なら右耳が聞こえなくなるだけで日常生活にはそれほど支障をきたさないが、私の場合生まれつき左耳の聴力が無い。最悪の場合、左右両方の聴力を失ってしまう。言葉に言えないほどの衝撃を受けた。
医師の話をまとめると、
めまいを伴うと治りにい。→めまいはしない
ストレス、過労、過度のダイエット等、原因がはっきりしていると治りやすい→まさにその通り。
早期治療が効果的(10日以内)→まだ1週間。
多少明るい兆しが見えるが、突発性の場合ある日突然ということが多いようで、私のように1週間かけて徐々に悪くなる場合、進行性の難聴である可能性が高い。進行性の場合、はっきりとは言われなかったが、打つ手がないようだ。
即時、8日間入院して高気圧酸素治療と点滴療法の併用を進められたが、自営業のためそれは出来ない。納期を確実に守るから、この不況の中、仕事がもらえてきた。8日間も入院したら耳は治っても仕事無くなって路頭に迷うことになる。
事情を話すと、タイムリミットは4/15(月)。それまで薬で治療する。月曜日に悪化しているようなら有無を言わさず入院。もちろんそうだろう。耳が聞こえなければ、打ち合わせどころか、電話も出来ず結局仕事を失う。
もらった薬は血行を良くする薬、神経を修復するためのビタミンB12、炎症を押さえるが副作用が心配のステロイド、それに胃壁を守る薬の4種類。
家族に病院での事を話した。「心の底から楽しむ」と言う事が出来なくなってしまうのは分かりきっているが、話さないわけにも行かない。
昨日はほとんど眠れなかった。
朝起きて耳が聞こえなかったら・・・・と思うと眠れない。うまく言えないけどたぶん「怖い」のだろう。
時間は見ていないが、1時過ぎまで眠れなかったと思う。眠ったあとも何度も目が覚めた。
目が覚めると勢い良く息を吸う。息を吸う音を聞いてほっとする。
あさ、5時に目が覚めた。それからどうやっても眠れない。音が聞こえなくなるのが怖いのだ。
時計の秒針のともすれば消えそうな音に全神経を集中させる。これだけ神経を研ぎ澄ませていたのでは眠れない。ふと思って、時計を枕もとに持ってきた。秒針の音が聞こえる。チクタク、チクタク。なんとなく安心して気がつくと、そのまま9時近くまで眠っていた。
今日(4/13)、インターネットで調べると、鍼灸治療がかなり効果を上げていることがわかった。早速、針灸治療を行ってみた。背中、お腹、腕、耳に鍼を刺したりお灸を据えたりしたが、インターネットに書いてあるほどの即効性の効果は得られなかった。
だが、西洋医学の投薬のおかげか、東洋医学の針灸のおかげか、今は昨日より耳鳴りが少ない。多少、少ない程度で耳の中では常に低音がして人の声は聞きづらい。
多分、この分だと来週からは入院生活ということになるだろう。
大学入試、入社試験・・・人生最大の岐路と思っていたことがアホらしく思えるほどの岐路に立たされてしまった。いままで、神や仏にお願いしたことは無かったが、今回ばかりはすがりたくなる・・・・私はこんなに弱い人間だったのだろうか?。音の無い世界は想像しただけでも恐ろしい。 |