最近不幸な出来事が・・・・・。
私の車のＣＤチェンジャーが壊れてしまいました（涙）。車は仕事の納品なんかにも使っているんですけど、おかげで、お気に入りのＣＤが聞けなくなってしまいました。仕方が無いのでラジオを聞こうとしたら、関連の故障かどうかは不明ですがＡＭが入らずＦＭのみ。かなり厳しい状態です。
ＡＭ放送って中学生の頃、夜中ベットの中で耳を傾けていた記憶がよみがえってなんとなくワクワクしません？。３０歳以上の方のみ対象の質問です（笑）。
今の若い人たちはＣＤラジカセやテレビなんかが部屋にあるかもしれませんが、私の中学生くらいの頃は部屋にある音源といえばラジオのみ。でも、その頃、ラジオはテレビやＣＤにはない魅力があったような気がする。めちゃくちゃ面白くって、ちょっぴりエッチで、なんともいえないワクワク感。いまでもそんな放送やっているのかな？。土曜の夜、少し早めにベッドに入ってワクワクしながらラジオのスイッチを入れる・・・・なんか妙に興奮したよね！。皆さんはどんな番組聞いてました？。
ＡＭが壊れてしまっている以上、ＦＭを聞くしかない。さて、どこの放送局のを聞こうか？。
ＦＭなんて聞くのは久しぶり。最後に聞いたのは・・・多分・・・大学生の頃、今から１０年くらい前の話。大学が埼玉にあって家から通うにはちょっと距離があったので、学校の近くにアパート借りてた。あまりひらけていなくて煙草を買いに行くにも遊びに行くにも通学もすべて車だった。毎日車に乗っているとお気に入りのカセットも聞き飽きてしまい、そんな時聞いていたのが埼玉ＦＭ（ＦＭ埼玉だったかな？）
７９．５ＭＨｚだからナックファイブなんて愛称つけていたけど、今はそっちの方が主流になっているみたい。確か当時、開局したばかりでＦＭなのに地元西武ライオンズの応援中継なんかしちゃってちょっと変わった放送局だったのを覚えている。
とりあえずコンソールのＦＭのボタンを押した。まず、耳に飛び込んできたのはＦＭ独特の英語なまり風の日本語を話す女性の声。なんかしんないけど変なところにアクセント付けでみょーに聞きづらい。一番気になるのは「〜です」の「す」の発音が歯の間から息を出したような音で、きちんと「す」と発音していないところ。「す」なら「す」できちんと「す」と発音しろ！。まっ、まずい、かなりオヤジ入ってる（笑）。
チャンネルを変えてナックファイブ。ここだけ他の放送局とは違った時間が流れていた・・・。
女性がリスナーからのはがきを読んでいる。
「たまちゃん、ジャンボ！」
パーソナリティーの名前は「たまちゃん」というらしい。「ジャンボ」はこの番組で使われている挨拶。たまちゃんが流行語大賞を狙っているかどうかは不明。
「ね〜、たまちゃん、聞いて聞いて、たいへんたいへん」
たまちゃんがはがきの続きを読んだ。だが、完璧なまでの棒読み。
私は「はぁ〜ッ！」って顔をしかめてラジオをにらんでしまった。助手席に誰かが座っていたとしてもやってしまったと思う、と、言うより、助手席に人が座っていたらその人も同じ事をしていたかも。それくらい完璧なまでの棒読み（少なくてもそのときはそう思った）。
棒読みのままはがきを読み終える。普通なら
「いいですねー、でも、ビックリしました。実は私も・・・・」
なんて感じで、あの英語なまり風の日本語で軽快なイントネーションを加えながら滑らかなおしゃべりが始まるのが普通。
ところがどっこいたまちゃんは
「・・・３秒ほどの沈黙・・・いいね〜・・・３秒ほどの沈黙・・・びっくりしましたね〜・・・３秒ほどの沈黙・・・実は私も」って感じ。沈黙が長くて放送事故になるのでは？っと心配になるくらい。でも、しっかりＢＧＭ流してた（笑）。この「いいね〜」も、なんかこうー、音階を上がりながら消え入る言い方で、特に最後の「ね〜」の部分はビブラートを加えながらフェードアウトしていく感じでみょーに耳に残る。なんか、すっごく気になってしまって・・・というか、たまちゃんの「棒読み」と「いいね〜」がまた聞きたくて今日もナックファイブを聞いてしまいました（笑）。
あまりにもハキハキし過ぎて変なイントネーションに聞こえるしゃべり方より、「棒読み」風のたまちゃん節のほうが親しみや暖かさを感じるのかなぁ〜。それとも、あのみょーに長い間とゆっくりとした口調が安らぎを感じるのかなぁ〜。でもね、天然じゃないんですよ、通販の説明をするお姉さんとは普通の会話をしています。そう考えるとすっごい話術をもったプロ中のプロなのかも。
他の人とまったく違った、どこか不思議な魅力のあるパーソナリティーのたまちゃんでした。
（詳しい時間はわかりませんが、平日の午前中に放送しているようです） |