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2005年2月6日 ひかり電話
先日新聞を読んでいたら、ちょっと、というよりかなり気になるニュースを見つけた。
NTT東日本が、電話の基本料が500円になるというサービスを戸建住宅でも始めたらしい。
記事を読むと、光通信とIP電話を組み合わせたサービスみたい。

今入っている一般加入電話の基本料金は1700円。
通話料もIP電話のほうが安いことは分かっていたので、かなりお得なサービス。
さっそく、詳しい情報を得るべくNTT東日本のホームページに行ってみました。

サービスの名前はひかり電話

ホームページを見てみると、IP電話とブロードバンドがセットになったサービスみたい。
現在、DIONのADSLに入っているからブロードバンドはいらない。
「IP電話だけって、入れないのかな?」
料金を見ると「基本プラン 月額料金500円」と書いてあるのでIP電話だけでも入れそうなんだけど、どこを探してもIP電話だけでは入れるのかどうか書いていない。

「そういえば・・・」
新聞にちょこっと加入条件が書いてあったような気がした。
新聞を読み直してみると、ブロードバンドサービスであるBフレッツに入っていないと基本料500円のひかり電話には加入できないみたい。

「そんなのって、あり?」
基本料500円のひかり電話に誘われて来てみたら、高額なBフレッツに加入させられてしまう。NTT東日本にしてみれば「ひかり」に集まるクワガタでも捕まえるつもりなんでしょう。
危うく捕まりそうになった自分が情けない(笑)。

「500円で安い」と強調しておきながら実はBフレッツと一緒じゃないとだめ。
抱合せ販売みたい。しかも、基本料500円のひかり電話には単独で加入できない事はなるべく目に入れないようなホームページ作り。ちょっとまずいんじゃない、NTTさん。

ひかり電話に単独では入れない事はどこかに書いてあるだろうと懸命になって探したら、こんな所の一番下の方に申し訳程度に書いてありました。

「ひかり電話とブロードバンドのセットでいくら位になるんだろう」
料金のページで、調べていると「戸建住宅の場合5700円」と書いてある。

「思ったより全然安いじゃん」
今は一般加入電話の基本料で1700円、DIONのADSLで4000円。
合計5700円・・・・・という事はひかり電話にしても負担は変わらないどころか、通話料金が安くなる分だけお得になる。

「おお〜〜、これはさっそく加入せねば!」
善は急げです。さっそく加入しようと思ったのですが、料金のページはやたらと米印が多いのが気になり一つひとつ読んでいくことに。

※1 別途、通話料が必要となります。また、付加サービスをご利用の場合は別途付加サービス使用料が必要となります。
※2 平成17年2月1日から適用される料金です。
※3 インターネットをご利用になる場合は、対応プロバイダとの契約・利用料が別途必要です。
※4 同一集合住宅等で8ユーザ以上の契約が見込める場合
※5 同一の集合住宅等で16ユーザ以上の契約をオーナー様や代表者様等から一括お申し込みいただく場合
※6 LAN配線等がない集合住宅等でご利用の場合必要となります。
※7 100Mbps対応のVDSL装置をご利用の場合

って書いてある。
えっ、字が小さくて読みづらいって?。そう、そこがミソなんですよ(笑)。
絶対に読ませないための技です。

軽く読み流す程度に考えていたのですが、※3を読んでビックリ!。

「インターネットをご利用になる場合は、対応プロバイダとの契約・利用料が別途必要です。」

「えっ、プロバイダと契約しないとインターネットが出来ないの?」
トップのページに戻ってみる。
そこには「インターネット等のブロードバンドか楽しめます」と言う文字が躍り、どう見てもインターネットが出来るように見える。現に私もそう思ってた。

「対応プロバイダが豊富」って文字を見れば、詳しい人ならインターネットが出来ないことに気付くでしょうけど、こういうことに詳しくない人は、インターネットが出来ると思って加入しちゃうだろうね。インターネットが出来ると勘違いして加入した人から苦情の電話が殺到しそうなもんだけど・・・・米印で小さく書いてあることを盾にするのかな。

ひかり電話のホームページに不信感を持ち始めた時、新たな項目が目に止まった。
料金のページの左にメニューがあって、そこには「初期費用」って書かれてる。
「初期費用か・・・・」確かに光ファイバーを引いてくるわけだから工事費はかかる。

「基本料が安くなった」とか「月額料金が安くなった」といった文字は何度も何度も目にしましたが、初期費用なんてさっきまで一度も目にしなかったよ。よくまあ、こんな見えにくい場所にそっと隠したもんだ(笑)。

初期費用のページに行ってみると、工事費としてとして1000円とか2000円とか言う文字が躍り、初期費用の適応例として17350円の文字。さらに米印の小さな説明で2000円の追加が必要みたいなことが書いてある。

ハハハッ、こうなってしまうと総額でいったいいくらになるのか見当も付かない(笑)。

とりあえず対応プロバイダに契約するとどれくらいの料金がかかるか調べてみる事に。
すると、そこには驚愕すべき事実が!。
ソネットのページで調べてみたのですが、なんとソネットからBフレッツとプロバイダをセットで申し込むと初期費用が無料!。しかもプロバイダ料も6ヶ月間無料!。

「いったい、あの料金表はなんだったんだぁ〜」
なんともまぁ〜、言葉になりません。

一番かわいそうなパターンは、インターネットも出来ると思ってNTTに申し込み、バカ正直に初期費用を払った上、プロバイダに入らなくてはならないことにあとで気が付き、プロバイダのセット加入キャンペーンを受けられなかった人。

「最大7万6千円がオトク」と書いてあったから、裏を返すと最大で7万6千円の損失になる。
知らないって恐ろしい(^_^;)
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