<シーバスライン 編>
今年初めての釣行。いつものポイントに。
ポイントに着いて車から降りると潮風がとっても気持ちい。潮の香りをかぐのもホント久しぶり。今年はいろいろあって「もしかしたら釣りが出来なくなってしまうかも」なんて考えていた時期もあったから、うれしさと期待で胸が高鳴った。ドクドクドク。こんなに高揚するもの久しぶり。
いつものポイント。見た目はいつもと変わらない。
さあ、毎年のごとく、いつものパターンで攻めてみましょう!。
潮は完全に止まっている感じ。流れていたとしても強く吹く風が潮と反対方向になっているから、余り潮の恩恵にはあずかりそうも無い。とりあえず船周り。
セットしたのはNJ−85。船の横にキャストして船体をこするように引いてくる。アクションは付けずによろめきを生み出す程度のデッドスロー。
右舷に3投・・・まったく反応無し。
左舷の2投目・・・ゴン!。
いやー、この感覚、久しぶり!。今シーズン初めてのHIT。船体ぎりぎりというよりは30cmくらい離れたところをトレースしてきたルアーにHIT。
サイズは・・・・プルプルプル・・・・30cmくらい(笑)。
でもいい。今年もここで会えたから。
プルプルプル・・・最初の魚だからなんとかゲットしてHP用の写真が欲しかったんだけど、10秒くらいプルプルを繰り返して逃げていってしまいました。
残念、このサイズを獲るのは難しいね。
気を取り直して船周りを攻めるも、もう1匹同じサイズのセイゴがHITして、同じ様に逃げていきました。その後反応無し。
「場所を移動しよっかな?」辺りを見まわすとちょっと遠くだけど常夜灯がともっている場所があったのでそこに移動してみる事に。
移動しながら、護岸際をナイトレイド80Fでチェック。
チェックすること3投目、不意にゴンという当たり。あわせを入れる。
HIT、が、魚の反応は鈍い。すぐにヘッドシェイクをしない。レンジ的には表層だったから、体がえら洗いに備えていたんだけどまったくそのそぶりを見せず横に泳ぎ出す。
「ボラか?」
動き出しは鈍かったが加速がつくとグングンラインを引き出し突っ込んでいく。
ロッドで負荷をかけてやるとストロークの長いえら洗いをブンブン!。
「やったねー、今年はしょっぱなからスズキサイズ!」。
シーバスは岸際でヘッドシェイクを繰り返している。ラインテンションを保ちながらシーバスに近付き正面に立って真上に引っ張る。シーバスはいやがって底の方に突っ込んでいってヘッドシェイク。「ばらさないようにファイトを楽しむんならこれだね。」と思ったらいきなりシーバスが動かなくなった・・・・。もしかして・・・?。まさに悪夢の根掛かり(笑)。
「ここの水深はもっと深いはず・・・」中層当たりでファイトしていたつもりだったんだけど実際はかなり深く潜っていたみたい。大潮のソコリということもあって水深自体も浅くなっていた。
悔しいけどしょうがない。感覚ってやつはブランクがあるとすぐに鈍る。
水深が浅くなっていたのに気付かないなんてシーズン初戦ならではのミス。
常夜灯に着く。
護岸にで出来た影の明暗部をラパラCDSR7でチェックする。
アクションはスローのみ。
スローといってもただのスローじゃない。良くほえる犬の前を抜き足差し足忍び足で横切るときぐらいのスロー(笑)。
「シーバスに見つかりませんように!」って願いを込めながらのリトリーブ(笑)。
着水後、ライトに照らされて極限のスローでもぐっていくCDSR7はなんとも言えない悩ましい揺らめきを起こしている。プラスチックでなく移動重心でないラパラだから出来る芸当。
やがて見えなくなったラパラの動きを想像しつつリトリーブを続ける。
着水点からの中間地点で沈むのをやめて上向きに泳ぎ出す。そこで食わす。
感覚を研ぎ澄ます。そろそろ中間地点。ルアーが上を向く・・・ゴン!・・・・って来る分けないか(笑)。
でも、しっかりシーバスは付いてきてた。抜き上げ直前にHIT。
しかし竿先30センチのセイゴのHITになすすべなく簡単にフックアウト。
「シーズン最初の釣行でボウズ。このままではまずい。しかも時間が無い」
とりあえずHP用に1匹釣って写真を1枚欲しい!。
次が勝負。HITしたら有無を言わさず引き抜く!。
超スローのCDSR7にHIT!。と同時にえら洗いを始めるがラインテンションを保ち、ディップをシーバスに近付けながらラインを巻く。十分ラインを巻いたあとドラグが回転しないように左手でスプールを押さえて一気に引っこ抜く。
足場は高い。1.5メートルくらい。シーバスがクレーンに吊られたように上がってくる。もう少し。おとなしくしていてくれている。結構でかいぞ。
あと30cm。が、これ以上、上にあがらない。ロッドを天に届かんばかりに立てているんだけど思ったよりシーバスが大きくてロッドがしなってしまってシーバスが足場まで上がってこない。
「ウゲウゲ!どーしよー」慌てふためく。ドラグはゆるゆる。ラインを巻くには1度海に戻すしかない。シーバスが海面についたとたんいきなり暴れ出してあえなくフックアウト。多分55cmくらい。まったくどじ。くだらないミスでまたシーバスをばらしてしまった。
このバラシを最後に納竿。
くだらないミスでノーゲットに終わってしまったけど、例年通りシーバスは期待にこたえてくれたのでホッと一安心。釣行を重ねながら感覚を取り戻していきましょう。
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