<ビーフリーズ 編>
ホント、久しぶりの釣行。ほぼ1年ぶりと言っていいくらいの期間が空いてしまいました。
今年の春は、記録的な花粉の飛散でとんでもない目にあった上、花粉が終わったあと、これまたとんでもない風邪をひいてしまい、あっという間に夏になってしまいました。
厳しかった残暑も終わり涼しい風が吹き始め、秋の気配を感じたので、いてもたってもいられずロッドを持って出かけてきました。場所は南東京の運河筋。いつもの場所です。
久しぶりの釣行に胸を膨らませながらルアーをキャスト。
秋ですからね、大物狙いです。が、とりあえず1匹HITさせて、久しく忘れていたシーバスとのファイトを楽しみたい。
ゴンというアタリや、ブルブルというヘッドシェイクの感触を思い描きながら、ルアーを投げ続けますが、一向にアタリがありません。
これと思った場所にルアーを通しても、アタリどころか反転の気配すらなし。
「これはちょっとまずいな」
陸上は秋の気配が漂ってきても、海の中はまだ夏のままの可能性が出てきました。
レンジが悪いのか、ルアーが悪いのか・・・・。
ショートバイトでも反転でも、なんかリアクションがあれば対応が出来ますが、ノーリアクションでは策の施しようがありません。ルアーを変え、レンジを変え、リアクションがあるまで投げ続けるだけ。それでもリアクションが無ければ魚影が薄いと見てあきらめるしかない。
「魚がいないのかなぁ〜」
無策のままただひたすら投げ続けること30分、初めの胸のときめきもなくなり、半分あきらめかけたその時、ついに今年初のアタリが来ました。
ルアーをくわえてスーッと引っ張ったあと、いきなりヘッドシェイクでゴンゴンというアタリです。
「来た!」
軽くアワセを入れてファイト開始です。が、久々のHITで舞い上がってしまい、どこでどうファイトしたのかも分からぬまま無我夢中で足元まで寄せてしまいました(笑)。
足元まで寄せてきてみると、口先にテールフックが1本引っかかっている状態。
大きさは40センチ弱。抜きあげは100%不可能そうです。
下手に抜きあげて口を切ってしまうよりは・・・ということで、泣く泣く抜き上げぬままリリースしました。残念。
その後、またしばらく沈黙が続きましたが、何の前触れも無くいきなりHIT。
今度は多少余裕があってシーバスとのファイトを楽しみましたが、あまりにもブランクが長すぎて完全に腕がなまっていました。
魚がどこにいてどんな動きをしているのかほとんど分からない(笑)。
左右などの大まかな動きは何とか分かるのですが、ラインがどれくらい出ていて、魚がどれくらいの深さにいるのかなんてまったく分かりません。ブランクというものは恐ろしいものですね。
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それでも何とか釣り上げたのは30センチちょっとのセイゴ。今年の初GETです。
釣行用に新たに購入したIXY DIGITAL 40を取り出して記念撮影。
ルアーはこれまた今年新たに購入した「アゲヨン・メテオストライク」です。 |
しかし、ルアーのはやり廃りは何とかならないですかね。
NJ-85やナイトレイド97Fなど、長く使い込んでやっと体の一部のように扱えるようになったと思ったら、廃盤で手に入らなくなってしまう。
廃盤になる前に良いルアーはたくさん買い置きしてありますので1,2年は持ちますが、それでもいつかはなくなってしまいます。息が長くてもCD9はボディーが弱いしX-80はリップが弱い。まともに使えるのはビーフリーズくらいですかね。
シーバスの小ささと魚影の薄さを考慮すると、海の中はまだ夏のままのようです。
こうなってしまうと釣るのはちょっと難しそう。
「食わせる」というより「興味を持たせる」方に重点を置き、軽いアクションを入れながら早めのリトリーブに変更です。
レンジも深め、シーバスの目の前を通してリアクションバイトを誘います。
目先も変えてルアーをカムシンにチェンジ。
すると、こちらの読み通りHITしてくれました。軽くアワセを入れてファイトを始める。もちろんサイズはセイゴ。小手先の演技に乗ってくれるのはコッパかセイゴしかいません(笑)。
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抜き上げもきっちり決まって、測ってみれは36センチ。
この作戦にしては上々の出来です(笑)。
そのあと、散発的にバイトはあるのですが、食わせるまでには行きません。もともと興味を引かせる作戦なので致し方ないところです。 |
なんとか1匹乗せることが出来たのですが、抜き上げ時に痛恨のバラシ。
気が付いてみれば風がやんで波も収まり、まったく釣れる状況ではなくなってしましました。
「この状況で2匹釣ったのだから」と自分を納得させて納竿。
来週になれば秋も深まりますので、もう少し良い状態になっているでしょう。
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