えっ、カナヘビは手に入ったかって?。
それがなかなか思うように行きませんでして・・・・・(^_^;)
この辺じゃ捕まえようにも生息していないので、ちょっと遠出して採取を楽しもうと思っていたのですが、シーバス釣りにも行けないほどの忙しさ。
クワガタの世話どころか、工作機械の世話ばかりしています(笑)。
機械は全自動ですので20分程度面倒を見たら2時間程度勝手に動いてくれるので、暇といえば暇なんですけど2時間以上の遠出は出来ない。ちょっとストレスの溜まる今日この頃です。
と、言うわけで、採取はあきらめてなじみのペットショップへ買いに行きました。
しかし、イモリはいるもののカナヘビなんて売っていない。
「カナヘビって売っていないの?」店長さんに聞いてみる。
「カナヘビ?今度はカナヘビかい?カナヘビはいないねぇ」
私の趣向に2秒ほどひっかかったものの、カナヘビについてはキッパリ即答。
そりゃそうだよな、捕まえようったって結構大変だし、繁殖させようにも生餌の用意が大変。
そのくせどこにでも生息しているから商品価値は低いとなれば売っていなくて当たり前。
しかたない、送料と時間がかかるけどネットで購入しましょう。
子供のころは飼育以上に採取が楽しみだったのに、いつの間にか採取する時間を惜しむようになり、物事をお金で解決する悪い大人になってしまいました(^^ゞ
そんなこんなで、今日もまだ見ぬカナヘビたちに思いを馳せながら、主のいない水槽の改造に勤しむ私でした。
今回はコオロギの隠れ家を作る事にしました。
やっぱ、観察の醍醐味はなんと言ってもカナヘビの狩猟風景。
投入したコオロギをパクって食べちゃったら面白くない。
隠れているコオロギを探し回るカナヘビの姿。そしてコオロギを見つけた時の仕草・・・。
ワクワクするシーンを観察するにはコオロギにもちゃんと隠れていてもらわないと。
画像にポインタを合わせてみよう。クリックしちゃダメだよ
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まず、空いているスペースにコオロギが隠れられる十分な穴を掘りました。
そしてそこに、クワガタ飼育で使用しているインテリアバークという木片でパカッとフタをしました。
(画像にマウスのポインタを合わせてみて。
クリックしちゃダメだよ)。
これで完成。コオロギの隠れ家としては最高の場所になるでしょう。 |
穴はインテリアバーグで完全にフタをするのではなく、コオロギが入る分だけ・・・というよりカナヘビが入れる分だけの隙間を開けておきました。
拡大写真はこちら
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そして、石組みの左側にも、同じようにコオロギの隠れ家を作りました。
このインテリアバークというのはとても趣があってきれいでしょ。いつかレイアウトで使ってみたいと思っていたんですが、こんなところで使う機会に恵まれてとても幸せ。 |
そして、もう1つ改造しなくてはならないものが・・・。
それは照明。
カナヘビは日光浴が大好き。
日光浴には体を温める役割以外にもうひとつ重要な役割があります。
それはビタミンDの生成。日光に含まれる健康線(波長280mn〜320nmの紫外線)を浴びることにより、体内でビタミンDが生成されます。
このビタミンDというのは、カルシウムの吸収を促進させる非常に重要なビタミン。
もしビタミンDが不足すると、産卵どころか健康にさえ弊害が出てしまいます。
人間もビタミンDを生成するために日光浴が必要とされてきましたが、最近では食品によってビタミンDは十分摂取可能という事で日光浴の必要性がうすれ、逆に紫外線による弊害の方が指摘されるようになりました。
しかし、人間と違ってカナヘビは卵を産むために沢山のカルシウムを必要とします。
それに食品で補うと言ってもビタミンDが多く含まれる食べ物は魚やキノコ。
そんなのカナヘビは食べません。
日光浴をさせようにも、水槽ごとの移動はかなり重労働だし、日光浴水槽にカナヘビを移すというのも、毎日捕まえられるカナヘビにとっては、とてつもないストレスになるでしょう。
かといって、水槽を窓際に設置するのは熱射病の危険があまりにも大きすぎます。
でも、そんな飼い主の悩みに応えるべき商品がきちんと売られているんですよね。
紫外線も含まれる特殊な蛍光灯。アクアショップで売られているの見かけた事があります。
水槽の照明から健康線が照射されればすべての問題が解決します。
さっそくアクアショップに買いに行きました。
アクアショップの一角にある爬虫類グッズコーナーに行くと・・・ありましたありました、紫外線を考慮した爬虫類用蛍光灯。何種類かありましたので、その中の一本を手に取り値段を見てみると、そこには「3000円」の文字が。
「さ、さんぜんえん!」
60cm足らずの蛍光灯一本が3000円とは!。
2本なら6000円、4灯にしたら12000円になっちゃう。
半年持つかどうかの消耗品なんだから、いくらなんでも高すぎる。
「こいつはちょっと手が出ない」
失意の帰宅。
あんな蛍光灯は買えない。もっと安い蛍光灯は無いか・・・・。
ネットを使って探しまくる。
アクアリウム用の蛍光灯も水草の光合成を考慮した蛍光灯だとビックリするほど値段が高いが、業務用の観葉植物向け蛍光灯だと安い値段で手に入る。
「そんな感じで、安いやつは無いものか・・・・」
蛍光灯を生産している大手電機メーカーのホームページを渡り歩く。
そしてやっとの事でそれらしき蛍光灯を発見。
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NEC ビタミンDay
ビタミンの生成に必要な健康線を配合している蛍光灯です。値段も2本で500円と大変お買い得。
爬虫類用蛍光灯一本の値段で、送料を考慮しても10本近く購入する事ができます。 |
健康線の放射量はデータが公開されておりましたが、そもそもカナヘビがどれほどの健康線を必要としているのかが分からないため、なんとも言えません。
ただ、カナヘビにとっては普通の蛍光灯よりは良いものになっていることは確かでしょう。
と、いうことで、今回もカナヘビの姿は見られませんでした。
次週こそは間違いなくカナヘビの雄姿を見られると思います。ご期待ください!。
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