「Spring has come」訳すと「バネはコメを持っている」・・・まぁ、そんなところです(笑)。
だいぶ気温が低くなってまいりましたが、まだまだ私の部屋の最低気温は22度でクワガタの幼虫たちを温室に移すほどではありません。25℃に加温された水槽や、パソコン、ビデオ、オーディオ、テレビと発熱するものには事欠かないですからね。今は28℃あります。
でも、秋が深くなってくると・・・・寒さが苦手な私はシーバス釣りに行く気もなくなるし、冷たいお水に手を入れて新しい水槽を立ち上げるなんてするわけないし・・・。
ヒマになるぞ〜〜。
仕事が忙しくて新しい水槽を立ち上げられなかったのが痛かった。
新しい水槽があれば、暖かい部屋の中で水草の成長を楽しめたのに・・・。
今となっては仕方がない。
と、なれば、寒い冬も暖かい室内で楽しめるものを探さなくては!。
「ここは一発、産卵セットを組むか〜」
うちの第一世代は今年の5月くらいに羽化してます。
「六ヶ月で産卵可能となる」という説を正しいとするなら、そろそろ卵を産める時期。
望みがゼロって訳でもないね。
でも、うちの成虫たちは一時期ガンガンエサを食べていたけど、ここ一ヶ月ほどほとんどエサを食べず、冬眠状態。虫が持っている体内時計のことを考えるとやはり産卵は難しそう。
|
しかし、そんな中、一筋の光明を照らしてくれたのが左の写真の「ビーシュリンプ」。
体長1cmくらいの小さなエビでアクアリウムの世界では水槽のマスコットとしてポピュラーに飼われているエビ。
愛好家も多く、専門に飼っている方も多くおります。 |
そう、そのエビがヒントになりました。
「ビーシュリンプに効率よく産卵させる方法はないか?」
諸先輩方が試行錯誤の上に編み出した1つの方法があります。
アクアリウムの水槽は常に24℃に保たれているので、温帯原産のビーシュリンプは産卵の季節「春」を感じることができないのではないだろうか?。
ならば、「春」を人工的に再現してあげれば産卵するのではないだろうか?。
そう思いついた人が水槽の温度を一週間ほど20度前後まで落とした後、25℃に戻してみた。すると、たくさんのビーシュリンプが抱卵。
「春が来た作戦」として広く知れ渡り、たくさんの人が利用するようになりました。めでたしめでたし。
|
と、言うわけでクワガタで「春が来た作戦」を実施するべく、作業に入りました。
とりあえず、冷蔵庫を改造した保冷庫の温度を15℃に設定して、今年生まれたメスのうち一番でかい46mmに冬眠してもらうことにいたしました。
保冷庫は菌床の再生用に23℃に設定しておりましたが、この時期、菌床の再生は室内で十分ですからね。 |
それに、再生し終わった菌糸ビンの保存にも15℃くらいが適温でしょう。
一週間、または二週間後温室に移し、エサを食べてくれるようなら産卵セットに移してみようと思います。さて、どんな結果が出ますでしょうか。
|