ワインセラーだけでも良かったんですけど、ちょっと手狭な感じがしたし、予備の菌床などをストックしておくスペースが欲しかったので中古の冷蔵庫を買ってきました。
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なんといっても、ワインセラー改造用に買っておいたサーモスタットが不要になり、あまっていたのが一番の理由。
2ドアーで容量は冷凍室が31リットル、冷蔵室が81リットルです。
写真で、冷蔵室に入っているのがハチミツ1000、戸袋に入っているのがハチミツ600です。
冷凍室と冷蔵室をあわせると112リットルと、ワインセラーより広いのですが、やはりいろんな出っ張りのせいで無駄なスペースが多くなり、思ったほど入りませんでした。 |
一番高い温度設定にしてみましたが最高でも12℃と、クワガタの飼育にはまったく適していません(あたりまえ・・・・・笑)。
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今回、冷蔵庫を改造するのに使ったサーモスタットです。
普通にい言うところの「換気扇サーモ」ってやつ。
でも換気扇サーモの容量はだいたい100W程度、とても冷蔵庫の制御には使えません。
100W以下の冷蔵庫でも起動時には定格の3倍から5倍の電圧がかかりますので最低でも500Wは必要です。
いろいろ探してやっと見つけたのがこれ
農電 電子サーモ ND−610
1万円位 |
1000Wまで使えます。スイッチひとつでヒーター用サーモにも換気扇用サーモにもなるところがミソ。
ヒーター用なら1000Wくらいは必要ですからね。それがスイッチ1つで換気扇サーモになるから、1000Wの換気扇サーモの出来上がり。
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この写真はちょっとわかりづらいかな。
冷蔵庫のサーモセンサーや、照明灯、温度調節つまみなどが一体化して取り付けてある箱を取り外したところです。
サーモスタットのセンサーコードをどこからか通さなくてはいけなかったんですけど、コード類は冷蔵庫の内壁と外壁の間を通っていて、通す穴が確保できませんでした。 |
仕方ないのではずした箱の裏側にドリルで穴をあけちゃいました(写真中央)。
後々良く考えてみると、わざわざ穴を開けなくても、コードを冷蔵庫のドアに挟んでおくだけでも良かったような気がします。コードなんてそれほど太いものではないですし、冷蔵庫のドアにはゴムパッキンが付いていますので、それほど冷気を逃がしてしまう事もなかったでしょう。
で、その穴から黒いコードを2本。1つはサーモスタットのセンサーコード。
もう1つは内気循環用に使うファンの電源コード。
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これが今回購入したファンです。
日本動物薬品マルチファン
1300円くらい。
本当はアクアリウム用で、夏場、水槽に取り付け、気化熱で水温を下げるための品物です。 |
ACアダプターと本体が別々になっているので、ドリルであけた小さい穴にコードが通せるためこれにしました。内気扇がないと、冷蔵庫の下と上でかなりの温度差が出てしまいますからね、必需品です。
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取り外した箱を元に戻すと、ほらこの通り。
ドリルであけた穴も隠れ、サーモスタットのセンサーも見えなくなりとってもすっきりしました。
もちろんドリルであけた穴は、変な粘り気のある穴ふさぎ専用の粘土みたいなやつでふさいでおきました(品名がわからん・・・笑)。
内気扇のおかげで上部と下部の温度差はまったくありません。 |
マルチファンは直接コンセントに接続して24時間稼動中(月50円程度・・・ヤス!)。
冷蔵庫のコードをサーモに差込み、サーモのコードをコンセントに差し込んであっという間に完成です。
サーモスタットは±1.5℃というカタログ以上の温度帯をしっかりキープしてくれております。
現在は23℃で電源オン、25℃で電源オフです。
計算違いだったのが冷凍室。
冷蔵室を24℃前後で稼動させれば、冷凍室は10℃位になるのではないかと思っておりました。そしたら菌床ブロックの長期保存なんかに最適だと思っていたんですけどね・・・。
冷凍室は1℃〜19℃と、とても温度変化の激しい場所になってしまいました。
やっぱ冷蔵庫は大きさの割りに有効スペースが少ないね。
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ぎゅうぎゅうに詰めるとこんな感じです。
冷却効率が落ちそうですが、そこは内気扇にがんばってもらいましょう。
月夜野きのこ園さんから7個の菌床を購入し、1ブロックをハチミツ600、9本分に。1ブロックをハチミツ1000、5本分に詰め替え、残りの5ブロックをそのまま冷却しているところです。
月夜野さんは1箱8ブロックだからあと1ブロック入れば完璧だったんですけどね。 |
冷凍庫にあと2ブロックほど入れられますが、温度変化があまりにも激しいので、入れる勇気がありません。
冷蔵室が100Lぐらい欲しかったですね。 |