よしだっちベーシック次なる添加剤は肉体を作るもの。
これはもうプロテインしかないでしょう。
人間なら隆々と盛り上がった筋肉は肉体美には欠かせませんが、クワガタの場合、外骨格ですからね、それほど重要ではありませんがやはり必要な栄養素でしょう。
大きな2令、大きな3令になるためには不可欠なものでしょうね。
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今回使用するのがザバスのプロテインです。
前回使ったのが森永(ウイダー)、今回使うのが明治(ザバス)。
共通点は・・・・・?。チョコレートじゃないよ、牛乳さ。
プロテインは牛乳から作るからね。
ん?ユキジルシ?さぁ、作っていないと思いますよ。 |
この二つだけだと、菌糸の再生にちょっと疑問が残るので
麦芽をちょっと加えてみようと思います。
それと秘密の添加剤も(謎)。
そうそう、事前の実験ではこのプロテインはあまり沢山加えると菌糸が再生しませんでした。
ウイダーのBIGプロテインは重量で10%くらい添加してもきっちり再生したんだけど、ザバスの場合、10%加えたところまったく再生しませんでした。
だから今回の添加はほんの気持ち程度(笑)。
割り出しは来週の予定です。
今日は割り出した幼虫を入れる菌糸ビンを作りました。
去年の失敗を踏まえて(笑)。
まずは「ちっちゃいビンをたくさん作るぞ作戦」(2002年11月10日参照)
こいつはあまり良い作戦じゃあ、ありませんでした。
幼虫はすぐにでかくなっちゃって、あの小さなビンから取り出すのがたいへん。
菌床はコルクのように硬いし、ビンの口はちっちゃいし、幼虫はでかいからサイドを掘る余裕もないし。
で、今回はプリンカップを使用することにしました。
プリンカップならさかさまにして「プッチン」ってやれば簡単に取り出せますからね(笑)。
200ccのプリンカップ、100個で1100円。値段も安い。
インターネットで注文したプリンカップが送られてきました。
サイドに通気孔があいてあるって書いてあったけど・・・・?
ちっちゃい針の穴が・・・・ひとつ・・・・空いてるの?って感じ(笑)。
菌糸が再生するときって、カイロのように発熱するでしょ。
「あの発熱で消費される莫大な酸素をこんなちっちゃい穴でまかないきれるのかなぁ」
ちょっと、といゆよりかなり不安。仕方ないので穴を増やしました。
ひとつのカップに10個ずつ。針でちまちま空けていきました。
テレビを見ながらコツコツコツコツ・・・・。
100個のカップに10個の穴。合計1000個!。ふ〜〜っ、疲れた。
さて、菌糸カップの製作をはじめますか。
菌床はもちろん月夜野ベーシック。
麦芽とプロテインは粉末だからそのまま混ぜるだけ。カニ殻粉末肥料ってやつは
「粉末」って書いてあるくせにフレークだから、ミキサーで粉末にしないとね。
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じゃ〜ん、こいつがクワガタ貧乏でフラフラの私にとどめの一撃を食らわせた7000円のミキサーです(笑)。
IWATANI ミルサー 300DG
ミキサーとはちょっと違うみたい。
ミルサーはコーヒーミルみたいに食品を粉々にするのがメインのよう。
詳しいことはわからないけどね(笑)。
お茶の粉末とか、煮干のふりかけなんかが楽しめるらしい。 |
早速、カニ殻粉末肥料を粉々にしてみよう!。
説明書通りに適量のカニ殻粉末肥料を入れて・・・容器をセット。
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スイッチは?。カバーをしてそいつを手で押えるの?。
「ウィ〜〜〜〜ン」
回り始めました。容器のカバーを手で押え付けると回転する構造になっています。
「って事は、粉々になるまでずっと押えてるの?」
うげ、しんどいぞ〜〜。
たしかに、この構造なら間違って手を切ってしまうって事はないだろうけど・・・。安全のためだからしょうがないかな。
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1分経過。下の方はもう粉末になってる。
2分経過。下のほうは粉末だけど、上のほうはフレークのまま。
3分経過。上はまだフレーク・・・・・?。
なんかよくわからんけど、上と下がうまく混ざらないぞ。
下のほうでグジュグジュやってるだけ。
「もしかして・・・・失敗?」
確かに刃は水平についているから下と上は混ざるようには思えない。
だけど、煮干やお茶の粉末が作れるって書いてあるんだから・・・・。
「量が多いのかな?」
しかしこれ以上量を少なくしてちまちまやるのもかったるいし・・・。
「砕かれたやつが、上にあがっていけばいいのに・・・・」
と、取り出したるはペンチ。水平になっている刃をペンチでグイッと曲げちゃいました(笑)。
ちょうどプロペラみたいに刃の後ろ側を跳ね上げて、砕かれたやつが上に上がっていくように。
跳ね上げ角度を試行錯誤しながら何とか思う通りの動きをしてくれました。
跳ね上げ角度が大きいと、刃に負荷がかかりすぎてモーターが止まってしまいます。
跳ね上げ角度が小さいと、うまく上下で攪拌されません。
と、言うわけで毎度恒例の「よい子は真似しないように」
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添加剤と菌床を混ぜて。
プリンカップってビンみたいにギュウギュウに詰められない。
カップに菌糸を入れて、お握り程度に押すだけ。
「こんなんで、菌糸が再生するのかなぁ」
スカスカの感じの菌糸カップを見てると不安になる。
でもまぁ、みんなやってるみたいだから大丈夫なんでしょう。
そして前回の反省点、その2。数が足りなかった。
1頭が20個の卵を産むと仮定して60本の菌糸ビン作ったけど、割り出されたのは70頭近く。最後のほうに取り出した幼虫たちは埋め込みマットの中で4、5日過ごすという肩身の狭い思いをさせてしまいました。 |
だから、今回は75個の菌糸カップを作りました。
菌床産卵と言うちょっと期待できそうにない産卵ケースが2つもありますから多分大丈夫でしょう。
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菌糸カップは23℃に設定されたワインセラーの中に入れておきました。
ワインセラーの中には産卵ケースを入れておいたのですが一時退避です。
容量的には余裕があるのですがやはり酸欠が気になる。
菌糸が再生してしまえばそれほど酸素を消費しないと思うんですけど、それまでの菌糸の爆発的な成長に換気がついていくかどうか不安。
と言うことで、産卵ケースは2、3日、涼しいところに移動させて菌糸カップの熟成を待ちたいと思います。 |
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