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2002年12月08日 菌糸ビンの作り方
ちっちゃい菌糸ビンに移住したオオクワガタの幼虫たちは元気にスクスク育っているようです。生まれたてですからね、成長も早いでしょう。こんなちっちゃなビンではあっという間に食べ尽くしてしまうかもしれませんね。

と、いうわけで今回は本格的な菌糸ビンの製作です。
生まれてきたオオクワガタの頭数もはっきりしたので、必要な菌床ブロックや菌糸瓶の数も把握できましたので早速注文。

菌床は前回同様「月夜野きのこ園」から。

更に今回は「ブロック崩しセット」なるものまで購入してしまいました!。前回ブロック一つ崩すのにとっても苦労したから。

こいつがあるとブロック崩すのがとっても楽って書いてあるけど半信半疑。網はかなり頑丈に出来ていて半永久的に使えそう。

あとはパン切りナイフと菌床を瓶に詰める時にぎゅっと押しこめる「ハンドプレス」がついて6000円。ちょっと高いかな?。

購入先は「フジコン」。ハンドプレスに「奈良オオクワセンター」ってでっかく書いてあったから仕入れ先は「奈良オオクワセンター」なんでしょうね。「奈良オオクワセンター」と値段は変わらないんですけど送料がちょっと安かったのと「ゼリーが一袋おまけにつけます」って書いてあったから「フジコン」で買っちゃった。どうして私はおまけに弱いんでしょう(笑)。

もう1つ購入したのがこれ。タニタのキッチンスケール。

最小表示.が0〜100gまで1g、500gまで2g、1000gまで5gとなっていて、最大計量は1kg、単4乾電池4本で動作します。

大きな声じゃいえないけど、どうしてクワガタ専門店から買うと同じ物でもあんなに高くなっちゃうんでしょうね。

近くのドンキホーテで2000円くらいで売っていました。

さて早速作業開始です。

まずはブロック崩しセットに付いてきたナイフを使って菌床の白い部分を切り取ってみました。

やっぱ切れ味が違いますね。スルスルと簡単に切ることが出来ます。前回の鉄板とは大違い。

鉄板のときは削るって感じ、今回はまさに切るって感じ。ローストビーフを切り分けるシェフになった気分(笑)。

でも、この切り取った部分もったいないよね。2個分とか4個分くらいのお徳用サイズがあれば無駄になる部分が少なくていいのにね。

さて、次は今回期待のブロック崩し。見た目は目が粗くてうまく崩れそうにない。

ブロックを網の上に乗っけて大根おろしのように前後に動かすと・・・・・。あれ不思議、菌床が細かい粒子になってQ−BOXの中に落ちていくではありませんか。

不思議ですねー、こんなに目が粗いのに。最後に残った細かいブロックも手のひらで網を通してあげれば完全に崩すことが出来ました。

こいつはかなり効率がいいですね。もう少し安くて値ごろ感があったらいいのにね、4000円くらいが妥当だと思うんですけど、どうでしょうか?。

「月夜野きのこ園」さんのホームページに書いてある通り、ビンに詰める菌床の量を計ってっと。

今回は「蜂蜜1000」と言うビンと「広口600」と言うビンを購入しました。月夜野さんのホームページによると、蜂蜜1000には菌床を400gくらい、広口600には250gくらい詰めるのが適当らしいです。

今回も添加剤としてビール酵母を購入しました。

いま、3%、5%、10%とそれぞれ違った添加量で飼育しているので、移住する菌糸ビンも同じ添加量にしないとね。

5cmくらい入れてはハンドプレスでギュッギュッと詰めこんで。

このハンドプレスもなかなかいい感じです。金属性のハンドプレスも売っていたけどどちらがいいんでしょうね。

なんか金属だとビンを傷つけてしまいそうですね。それに金属の味が残ってしまったら幼虫達にの食欲がなくなってしまいそう(笑)。金属の味ってまずいですもんね。

道具を買ったおかげて効率は上がりましたけどさすがに70本近く菌糸ビンを作るのは一苦労です。

特に最後に残ったほんの一握りの菌床をビンに詰めるのが面倒。なかなかうまく入らなくってビンからこぼれちゃう。かといって漏斗を使ったところで液体じゃないから詰まってしまいますもんね。なんか良い道具って無い物かな〜。

そんなとき考え付いたのがこれ!。アルミの四角い板を手で丸めて見ました。なかなかいい感じでしょ。でも、考え付いたのは私じゃないんですよ。

作業の途中で昼になったので近くのマクドナルドへ。注文を終えると「ポテトは出来たてになりますが・・・」っていつもの言葉。なんか引っ掛るよねあの言葉。ないならないと素直にいえばいいのに。

「出来立てじゃなくてもいいからすぐにくれ」って言いたくなるのは私だけ?。

なんてね、早く趣味の時間に戻りたくてイライラしていると・・・・ポテトが揚がりました。
フライ用のカゴからがばっとあけて。塩をまぶしてシャカシャカかき混ぜている。
その後、不揃いのポテトをすくいあげて、ポテト用の紙容器に見事に入れているあの道具!。
まさに、あれは私が捜し求めていた道具ではないか!。

ビックリ。まるで犯人逮捕の手がかりがタイミング良く出てくる出来すぎたドラマのよう(笑)。
早速家に帰って作ってみたのが上の写真です。マクドナルドの場合、ちゃんと握る為の取っ手がついていましたけどそこまで再現しなくてもいいでしょう。

この道具、特許とかないよね。マクドナルドに訴えられたらどうしよう。大丈夫かな・・・。

出来あがった菌糸瓶は温室の最上段に並べておきました。1週間くらいで菌糸が回って出来あがり。

さすがにこの大きさの菌糸ビンだと全部温室の中に入りきれなくて机の上もこのあり様。

よ〜〜く考えて見ると、3ヶ月後くらいにまた菌糸瓶を交換するんですよね。そのときは今の菌糸ビンが70本。交換用の菌糸瓶が70本。合計140本の菌糸ビンが!。

「まずい、もう1つ温室が必要かも」
ちょっとビビッたけど、棚板をあと2枚増やして、ビンの高さギリギリに配置すれば140本くらいならなんとか納まりそう。ほっと一息。

だんだん本格的になってきてしまいました。いつものごとくなんですけどね。新しいおもちゃを買ってもらった子供のようにはしゃぎまわってます(笑)。
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