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まずはこんな感じ。産卵木に水を含ませます。
大きなケースに水を張って、その中に産卵木を立て、ガラスで押さえた上に重石の石を載せました。
買ったばかりの産卵木は乾燥してスカスカです。
やはり卵を生むには適度な湿気が必要みたいですね。
とはいうのもの、水に浸す時間は人によってまちまち。害虫を殺す為に3日漬けた後1日乾燥させる人から3時間しか漬けない人まで。
木の太さや朽ち具合によっても変わってきますから一概には言えないでしょうが、それにしてもあまりにも多くの説がまことしやかに書かれているので迷うところですね。
私?。私はせっかちなので3時間しか漬けませんでした(笑)。 |
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次は飼育ケース。これは大きければ大きいほどいいみたいですね。とは言うものの飼育スペースは限られているのであまり大きいものを使用するとスペースの確保がたいへん。
アクアリウム用の60cmの水槽でも良かったんですが・・・・。どうもこのままはまっていくと産卵用のケースがずらりと並んだ壮大な光景が目に浮かんでくるので、ここは後々のことも考えて専用の飼育ケースを買いました。
横30cmX奥行き20cmくらい。
いわゆる「飼育ケース大」と言うやつです。飼育数が増えてくると「飼育ケース中」が手ごろのようですが、今はこれくらいの大きさがあったほうが産卵環境を作りやすくていいのではないでしょうか。 |
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飼育ケースの中にマットを入れました。
底の方は水分がたまりやすいので、湿らせ具合をちょっと少なめに。
マットに水分を含ませるとき「しゃもじみたいのがあると便利かな?」と思ったんですけど、湿り具合が分からないので結局手でこねました。湿ったマットの感触はなかなか慣れそうにありません(笑)。
大体3cmくらいの深さにしてみました。 |
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産卵木をセットしました。産卵木は水から上げた後、皮を剥いておきました。皮は産卵のときに邪魔になるだけで、取り除いておいた方がオオクワガタの仕事がちょっと楽になるそうです。
剥いた皮はとっておきましょう。後で使い道がありますから。
水を芯まで吸い込んだ細い木と、芯は乾燥気味の太い木の2種類を用意しました。ある程度産卵したら親虫を別のケースに移住させるつもりです。
他にももう1つ。飼育ケースに産卵木をぎっしり縦に5本入れた物も用意しました。こちらは産卵終了までそっとしておくつもりです。 |
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そして、産卵木が隠れる程度にマットを入れました。
産卵木がマットの上に半分くらい出る程度に入れると、産卵木がかじられた様子を観察できるそうですが、マットから出ている部分にアオカビがはえてしまうこともあるそうです。
乾燥を防ぐ為にも、ここは全部埋めてしまいましょう。
なんせ、初心者ですから。産卵木を半分出すのは飼育に慣れてきてからでも遅くは無いでしょう。 |
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横から見たところです。フタまで13cmくらい。これくらいの高さがあれば脱出不可能でしょう。
しかし、産卵木を5本立てて入れた産卵ケースの方はフタまで5cmくらい。こっちの方はちょっときびしそう。
オスがフタにアゴをはさまないように新聞紙をフタに挟んでおくつもりです。
新聞紙を突き破ってしまったらどうしようも無いんですけど、無いよりはましでしょう。 |
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マットの上にエサ皿とのぼり木を置いてみました。
のぼり木は置いてはみたものの、フタに取り付かれると厄介なので取り払ってしまいました。
交尾などもエサ皿で行われることが多いのでのぼり木が無くても大丈夫みたいです。
それに、普段はマットに潜りっぱなしですしね。 |
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最後に先ほど剥いた産卵木の皮をマットの上に敷き詰めました。転倒したとき置き上がる為の足場です。
そして全体的霧吹きしてオオクワガタを移住させました。
オオクワガタの為に時間をかけて作った産卵ケースを気に入ってくれるでしょうか?。
メスは何の関心も示さず機械的にマットの中に潜っていってしまいました。オスの方はいきなり違う環境に置かれて戸惑っているようで、どちらかと言うと現状をいやがっているみたい。
まったく、人の苦労も知らないでっ!(笑)。 |
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何はともあれ今回の移住作業は終了です。早く環境に慣れて、早く交尾して、早く元気な幼虫をみたいもんです。
頑張ってね、オオクワガタくん!。 |