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2005年5月21日 通常飼育の結果発表
いや〜、参りました。花粉の季節がやっと終わったと思ったら、いきなり風邪をひいてしまいました。風邪をひいたのは5/9。あまりにも体の節々が痛かったので仕事を1日休みました。
風邪で仕事を休んだなんて初めて。学校だって休んだ記憶がありません。
その風邪も2週間かけてやっと治りました。まだちょっとノドがいがらっぽくて完治ではありませんが、月曜日には完全復活できるでしょう。

さて、風邪の調子も良くなって、2月から片時も手離せなかったティッシュとおさらばする事が出来たら、まず最初にしなければならない事・・・・・・・それは洗い物(^_^;)

洗わずに放置されてた使用済み菌糸ビンが山のように積まれております。
冬は寒いからと言って洗わず、春は花粉症で洗わず、そしてその後、風邪をひいてしまって洗わず・・・・とうとう初夏と呼べる季節になってしまいました。

半年近くも貯めた使用済み菌糸ビン。中には菌床が半分近くも残っているビンもあります。
さっそく洗い始めたのですが、長期間放置された菌床はカラカラに干からびて固まり、まるで軽石のような硬さ。水を入れてふやかそうと思っても、なかなか水分を含んでくれません。
なんとか洗い終わって、水を切るためにトレーに乗せ、高く積み上げたピカピカのビンを見上げた時は、感動でうっすら涙が(笑)。

花粉の季節は無理としても、冬くらいは風呂場でお湯を使ってでも洗っといた方が良かったなと、反省する事しきりの一日でした。

さて、今日の予定はここまでだったのですが、菌糸ビンが片付くと気になるのが先日羽化したクワガタたち。とりあえず菌糸ビンから取り出してケースで保管している個体もいれば菌糸ビンの中で取り出されるのを待っている個体もいます。

そして、なんと言っても気になるのが30グラム近くまで育った幼虫が羽化した個体。
菌糸ビンの中ではすでに体も固まり、取り出される日を今か今かと待っているよう。

「取り出して体長を測ってみるか」
風邪の影響でまだちょっと体が重いですが、晴れて暖かい休日にじっとしている事なんて出来ない性格。
「羽化したけどまだ未整理の個体を一気に整理しちゃおう!」
「おう、がんばろう!」
横っ腹に付きかけた余分なお肉も、元気いっぱい応援してくれます(笑)。

さっそく期待の一番でかいやつを取り出してみました。露天掘り状態になっているので、ビンをさかさまにしただけて簡単に取り出せます。手のひらに乗せた感触は・・・・・やっぱズシッと重いですね、それになんといってもデカイ。手のひらに乗せたままノギスを当てる。

大きさは・・・・・77ミリちょっと。ビミョ〜ですね(^_^;)
もう少しデカイと思っていたのですが、思った以上の縮みようです。
アゴがいい感じで開くと78ミリに届きます。でも、閉じると77ミリを下回ります。
あごが少し開き加減の自然体で計ると77ミリくらいかなぁ〜。

ノギスを当てた状態で写真を撮ろうと思ったのですが、こいつがなかなか難しい。
何しろじっとしていてくれない。ちょこまかちょこまか元気に動き回って、やっと止まってくれたと思ってもノギスが体にちょっとでも触れると、またすぐに動き出す。
結局まともな写真は撮れませんでした(^_^;)

一番まともな写真がこれ。

アゴを低くして体を丸めて防御の姿勢です。
体を丸めているのでサイズが・・・(^_^;)
でも、信じてください、普通に測れば77ミリあるんですぅ。
まったく、冷蔵庫に入れてカチカチにして写真撮ったろかっ!(笑)。

他にも75ミリを超えた個体が2頭。
とっても嬉しいですね、順調に記録が伸びてくれると。



ナハハッ、こちらの写真もあご全開だったり体を丸めたりで・・・・面目ない(^^ゞ

70ミリ超えに意欲を燃やしていた時もありました。自分なりに飼育方法を進化させながら、
やっと80ミリの背中が見えたって感じです。

でも、この先が難しそうですね。

70ミリからの3ミリと、77ミリからの3ミリでは同じ3ミリとは言え、天と地ほどの差があるような気がします。

それに、自分の中での飼育方法はある程度確立されてきていて、改善の余地はあまり残されていないし・・・・・。

とは言うものの、まだやり残していることはいっぱいあるかな。試してみたい添加剤はまだあるし、ビンの交換のタイミングや水分量など調べてみたいこともある。

80ミリを目指しているんだけど、実際は自分の好奇心を満たしているだけなんだよね。
好奇心を満たした先に目標である80ミリが待っているからクワガタ飼育は面白い。



そうそう、忘れていけないのが高濃度酸素飼育。
先日羽化したメスを取り出してみました。

幼虫の頃は13.6グラムとなかなかのサイズ。
そして羽化後の体長は50ミリ。

う〜ん、通常飼育で50ミリ超えが出てしまっているので、残念ながらこの個体では高濃度酸素飼育の優位性を立証することは出来ませんでした。

ですが、本番はこれからです。


高濃度飼育下で育てられた精鋭たちが、春の陽気に誘われて蛹化の準備を始めました。
中には30グラムまであとちょっとと言うツワモノも混じっております。
季節を感じて順調に成育が進めば、夏前には結果が出せそうです。
どのような結果が出ますか、楽しみです。

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