レイアウトする前に悩んだことが1つ。
このコケだらけの流木どうしようか?。カルキ抜きした水につけて、たわしでゴシゴシ洗えば簡単に取れてしまうのはわかっていたし、そこまでしなくても塩水につけておくって手もある。
だけど、そうするとせっかく活着して生き残っているウィローモスまで枯れてしまう。
ウィローモスなんてバックアップ水槽にいっぱいあるから、流木に乗せて糸でぐるぐる巻きにしておけばいいことなんですけどね。
いろいろ考えた末、このまま使ってみることにしました。
理由はいつもの好奇心(笑)。
最近、水草水槽ばっかりで、あの手この手を使ってコケの発生を未然に防いでいた。
時には60cmの水槽にヤマトヌマエビ30匹にイシマキガイ5個、ブラックモーリー5匹、サイヤミーズフライングフォックス3匹つっこんでコケのはえようがない状態にしていた(笑)。
コケが発生してしまうとせっかく買って来た高価な水草が枯れてしまうからね。
でも、はじめたばかりの頃は、コケまみれになってしまってよくリセットしていたっけ。
でも、もし、コケまみれになっても水質の管理を怠らずそのまま続けていたら・・・・?。
コケまみれの水槽でも自浄作用でコケはなくなっていくのだろうか?。
それとも、一度コケまみれになってしまったらそのままなのだろうか?。
そんな疑問を解明するために今回はあえてコケまみれの流木を使ってみようと思います。
ほかにも理由はあるんですよ。コケはビーシュリンプのえさになりますし、水草と違ってカリがなくても水中の余分な栄養を吸収してくれるんです。つまり、カリの添加が要らないってわけ。
カリを添加すると、一瞬ですがphがかなり上昇します。これは小さいビーシュリンプにとっていいとは言えませんからね。
というわけで、コケまみれの流木をそのまま使用してみます。
コケまみれのままだったら繁殖水槽と割り切り、コケがなくなったら水草を植えて水景を楽しむってことで今回は行ってみようと思います。
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レイアウトはこんな感じです。
シンプルに流木をアイランド状に置いてみました。大きくて形のいい流木、しかも60cm水槽にぴったり。とっても高価な流木に見えるでしょ!。でも、実際は土台も含めて10個くらいの中サイズの流木を積み上げて構成しています(笑)。 |
近くで見ると継ぎ目が見えてばればれなんですけどね、そのうちコケかウィローモスに覆われてまさに1つの流木って感じになるでしょう。また、そうなるようにトリミング(コケもトリミングって言うのかな?)していくつもりです。
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コケが無くなったときのことも考えてあります。
前面の開いたスペースにはウィローモスのマットかリシアネットを置いて稚エビの隠れ家にしようと思っています。また、左半分のちょうど入り江になっているようなところにはちょっと大型のロゼットタイプの水草を配置して、背景には水流でゆらゆら揺らめくアマゾンソードなんかいいかな。 |
あまりコケまみれになっていないようですが、右のほうはノリ状のコケがべっとり。あまりはえていないように見えるところもフサフサとしたコケが流れにゆれています。ほとんどのウィローモスもコケにまとわり付かれ、枯れて養分となるのを待つばかりです。この後、どうなるのでしょうか?。
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エアレーションは60cmのエアストーン(って言うのかな?)を使用して背面全体で行うことにしました。背面からエアレーションで上昇流をつくり、ごみを背面にためないようにするのが目的です。 |
とりあえず、これで2週間ほど様子を見てみようと思っています。
流木にたくさんのバクテリアがついているからアンモニアはすぐに減少し、短期間に水が出来あがると思います。そうなれば「ビーシュリンプ投入」です。次は「コケ水槽」 |