水を入れた頃は、キラキラと眩いばかりに輝いていた水槽も、コケのせいでだいぶどんよりとしてきました。しかし今回は不思議な事に、水槽立ち上げ当初に見られる、とろろ状のコケの大量発生はまったく見られません。
「流木のアク抜き用にセットした活性炭のおかげかな?」
CO2の無添加や光量が少ない事も、とろろ状のコケの発生を抑えている要因かも。
となると、この時期定番になっているブラックモーリーの投入は見送り。とりあえず、葉の上に付いたコケなどを丁寧に除去してくれるヤマトヌマエビだけを投入する事にしました。
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本当はもう少し水槽の水が安定してからヤマトヌマエビを投入したかったのですが、アヌビアス・ナナの葉の上にゴミがたまり始めてちょっと危険な状態。
ここはやはりヤマトヌマエビさんに頼らざるを得ないようです。
さっそく近所のペットショップへ。 |
アクアリウムショップやホームセンターに行けば、多少安く買う事が出来ますが、ほんの数十円浮かせるために車で出かけるのもばかばかしいですからね。
環境にも配慮して自転車にてお買い物です。
ペットショップに到着。変わったものはないかとディスプレイされた水槽の中を1つ1つ覗いていくと、ちょっと気になるものを発見。
「ミナミヌマエビか・・・・」
45cm水槽に入って、沢山のミナミヌマエビが売られています。このペットショップでミナミヌマエビが売られているなんて初めて。いつも行くアクアリウムショップでも最近は扱っていないので、私自身ミナミヌマエビを見るのは久しぶりといった感じ。
水槽のガラスに貼られた値札を見ると10匹で680円。びみょ〜な値段(^_^;)
ミナミヌマエビの状態を良く見ると2cm前後で粒ぞろい。状態もかなり良いようで、いわゆるエサ用のミナミヌマエビでは無く、コケ取り兼観賞用のミナミヌマエビのようです。
「ヤマトヌマエビじゃなくて、今回はミナミヌマエビにしようか・・・・」
最近コケ取りエビといえばヤマトヌマエビばかりでしたので、ミナミヌマエビはとても新鮮な感じ。でも、難しいところですね。ヤマトヌマエビは1匹100円、値段的にはミナミヌマエビの方が安いのですが、ここのペットショップのヤマトヌマエビは大きいものばかりですので、60cm程度の水槽であれば5匹も買えば十分。10匹で680円のミナミヌマエビの方が高くついてしまいます。
「でもなあ、ミナミヌマエビは繁殖が楽しめるしなぁ・・・・」
ヤマトヌマエビは幼生時代を海または汽水域で過ごすため水槽内では繁殖できませんが、ミナミヌマエビは一生を淡水域で過ごす陸封型のエビのため水槽内で繁殖させる事が可能です。
「今回はミナミヌマエビ飼育で行ってみるか!」
ビーシュリンプは散々な結果に終わってしまいましたので、今回はその汚名挽回?名誉返上?汚名返上!名誉挽回!・・・とりあえずリベンジと行きましょう!。
「すみません、ミナミヌマエビを・・・・・20匹」
ビーシュリンプの苦い経験がありますから、弱気になって20匹の注文。
下手な飼育でも数打ちゃ当たる戦法です(^_^;)
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ミナミヌマエビの体長は2cm程度とヤマトヌマエビよりふた回りほど小ぶり。
でも、その仕事振りはヤマトヌマエビとまったく変わらずとても丁寧です。
体の色が個体や成長の度合い、周囲の環境によってかなり変化します。 |
ペットショップで見た時はかなり黒い感じがしていたのですが、水合わせをした後、水槽内に放してみると、みんな透き通るような色に変化していました。
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しかし、しばらくするとこんな感じ。
底床の新田砂や流木の色に合わせてか、茶色に変身!。
そういえばペットショップの底床は黒い大磯だったから、ミナミヌマエビも黒くなっていたのかな?。 |
ミナミヌマエビが入った事により、水草しかなかった水槽が急ににぎやかになりました。
いつものごとく、時間のたつのも忘れて、ミナミヌマエビを観察していると、他のとはちょっと違う1匹のミナミヌマエビが目に止まりました。
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「もしかして・・・・・抱卵?」
角度が悪くて良く見えませんが、お腹に黄色いものを抱えているように見えます。どうやらこのミナミヌマエビは抱卵しているようです。
「おお〜〜」
ミナミヌマエビ飼育初日でいきなり抱卵の写真がアップできるなんて!。
やっぱ数打ちゃ当たるもんですね(笑)。 |
卵の色を見る限りでは、ビーシュリンプの時の無精卵の悪夢が蘇ってくるのですが・・・(^_^;)
まあ、とりあえず初日ですので前向きに行きましょう。
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もっとじっくり観察したかったのですが、抱卵したミナミヌマエビは流木の奥に隠れてしまって、まったく姿を見せてくれません。
抱卵しているので、かなり用心深くなっているようです。
粘りに粘って、ようやく流木の奥から少し明るい場所に出てきたお母さんエビをパチリ。
う〜ん、卵の数が少ないような・・・・(^_^;) |
コケ取り用のヤマトヌマエビを買いに行ったのですが、いつの間にか今回立ち上げた水槽の主人公が決まってしまったみたい。とりあえず、今日からミナミヌマエビ飼育がスタートです。
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