「そのときは彼によろしく」・・・6月2日に公開される映画のタイトルです。「その時は・・・」ではなく「そのときは・・・」にしたのには何か意味があるのでしょうか。特に関係ないのかな。
主演は今をときめく「長澤まさみ」。
いえいえ、長澤まさみのファンになったわけではないんですよ。
長澤まさみの相手役(山田孝之)の勤め先が、アクアリウム・ショップ(アクアプランツ・ショップ)という設定らしいんです。
映画やテレビに出てくるアクアリウムといえば・・・・・
若い女性の部屋には金魚やグッピーが入った30cmくらいのキューブ水槽、ちょっと気取ったエリートサラリーマンの部屋にはエンゼルフィッシュやディスカスの60cm水槽、悪の親玉の部屋にはピラニアやアロアナの120cm水槽と相場が決まっていて、しかもレイアウトの貧弱さを空気の泡の乱反射でカバーしようとするもんだから、熱帯魚が踊るほどエアレーションしちゃったりして、とても見られたもんじゃありませんでした。
しかし、この映画のアクアリウムショップの撮影には、「ネイチャーアクアリウム」で一名を馳せた「ADA」が全面協力したそうです。「ネイチャーアクアリウム」といえばなんと言っても水草(アクアプランツ)。あの水草水槽のすばらしい水景が銀幕の随所にちりばめられているとなると、ちょっと興味がそそられます。
この映画を見る人は、アクアリウムなどに興味が無い人がほとんどでしょうから、水槽といえば熱帯魚や金魚しか頭に思い浮かばない人がほとんどでしょう。そんな人がいきなりあの水草水槽を見たらかなり衝撃を受けるでしょうね。
この映画をきっかけに水草水槽が一般にも広く認知されて、
「俺、アクアプランツやっているんだけど、今夜、俺の部屋に見に来ない?」
なんて口説きの文句が女性の心を掴んだら、アクアプランツ水槽が一気にブームになりそうですね(笑)。
動機が純粋であれ、不純であれ、アクアリウム仲間が増える事は大歓迎です。
ADAをはじめ、アクアリウム業界ではこの映画に期待して、土日も休まず大増産に励んでいるかな?。
アクアリウムの水槽セットがどこも品切れ状態で、ネットオークションでは定価の3倍の値が付いている・・・・なんて夢でも見ているでしょうか。今のうちに買い占めておけば、映画公開後、高値で売れるかも・・・なんて考えていませんよ、私は(笑)。
ADAの商法には多少引っかかるものがあるにせよ、水景はすばらしいものがあります。
その水景がふんだんに使われている映画だとしたら、ぜひともたくさんの人に見てもらって、たくさんの人に水草水槽の魅力を知っていただきたいです。
「その時は彼によろしく」 6月2日公開です。 |