最近、気になる言葉。
単独で使われる「女子」
私の感覚では「女の子」というイメージが強く、大人にではなく子供に対して使われる言葉だと思っていました。実際に使った時の事を思い浮かべても、中学生の頃、体育の授業で「男子と女子に別れて・・・・」といった場面しか頭に浮かばず、大学ではすでに「女子」ではなく「女性」という言葉を使っていたように思います。
社会人になってからは「女子」という言葉を単独で耳にする事はほとんど無くなり、たまに学園ドラマなどで「女子は・・・」なんて言葉を聞くと懐かしい気分にさえなりました。
しかし、最近テレビで「女子」という言葉を良く耳にします。
それも大人に対して「女子」という言葉が使われている場面を良く見かけます。
30過ぎの女優さんが自分も含めた意味で「女子は勘が鋭いから・・・」と言ったり、若手芸人さんが「昨日の合コンに来た女子は・・・」と言ったり、老若入り混じったゲストに対し「・・・と、思う女子は手をあげて」なんて言う司会者がいたり。
「女子マラソン」や「女子アナウンサー」など、「女子」は確かに子供に限って使われる言葉ではないけれど、目上の人に対し「女子」という言葉を使うのは、なんとなく失礼のような気もします。
しかし、言葉は生き物ですので、あと10年もすると「女子」や「女性」の意味合いが変わってしまい、「女性として扱う」とか「大人の女性」といった言葉は死語になり、「女子として扱う」「大人の女子」といった言葉が主流になっているかもしれませんね。 |