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世界遺産
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2005年07月15日
知床半島が世界遺産に指定されました。
でも「よかったね」と、手放しには喜べない複雑な気持ちです。
日本の国立公園の指定だけではだめなのでしょうか?。
世界遺産というお墨付きがなければ、保護することは出来ないのでしょうか?。
 
世界遺産を調べてみると、その過半数がヨーロッパや北アメリカなど先進国の遺産である事が分かります。
しかもそのほとんどが自然遺産ではなく文化遺産。
先進国の貴重な文化遺産など、予算をかけて厳重に維持管理されているはずです。
 
今、最も危機にさらされているのは発展途上国の自然です。
発展途上国では知床に引けを取らない貴重な自然が日々失われています。
しかし発展途上国では、貴重な自然を保護するだけの知識や予算がないのが実情です。
そういった自然こそ、優先して世界遺産に登録すべきではないでしょうか。
 
貴重な自然があることを世界中に知らしめ、維持管理していくための予算や知識を広く世界に求める。
そうなれば、遺産にふさわしいかどうか審査するだけの今のユネスコ世界遺産委員会より、ずっと意義のある委員会になると思います。

維持管理費を負担できない発展途上国の文化遺産や自然遺産を、地球の物として守っていこうと言う考え方。そう、自国で維持管理できる遺産は自国で管理し、複数国にまたがるものや経済的に維持管理が困難な物は世界管轄の遺産として守っていこうと言う考え方です。

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