Vistaのスリープモードのおかげで、とてもとても快適な日々を送っています。
適当なキーを押せば5秒で「Windows Vista」が起動。そして画面はすでにメールソフトとインターネット閲覧ソフトが立ち上がっている状態。メールをチェックして何もなければパソコンの電源ボタンを押すだけで、また元のスリープ状態へ戻ります(電源ボタンを押すとスリープモードになるように設定を変更しました)。
メールの受信ができるようになるまでに1分も、2分も待たされた「Windows XP」の時代が嘘のよう。
Vistaのスリープモードなら、メールソフトが立ち上がっていない状態でも、電源投入からメールソフトの立ち上げ、そしてメールの受信が始まるまで、たったの8秒です。重いとか、遅いとか、互換性がないとか、いろいろ世間で言われていましたが、思い切ってVistaにして良かった。
これも全て、偶然手にした会社のVista版パソコンのおかげ。あのパソコンでVistaをいじくっていなかったら、「XPとの互換性がない」とか「立ち上がるのが遅い」といったネット上の噂を鵜呑みにしていまい、今でも「Windows XP」を使い続けていた事でしょう。
そしてさらにもう1つ、Vistaに期待している新機能があります。
それは「Windows SuperFetch 」。
難しい事は良く分からないのですが、私が良く使うソフトを予想して、メモリ上にキャッシュしておいてくれるそうなんです。何曜日の何時にどんなソフトを使ったかという過去のデータから、その時にあったソフトをあらかじめメモリ上にキャッシュしてくれる学習機能。それが「Windows SuperFetch 」。
他にも、パソコンを使っている人間に合わせて一番適したメモリの利用法を提供してくれる機能はたくさんあって、例えば「Windows XP」だと、ウイルスソフトなどがバックグラウンドで動き出すと、そちらにメモリを割り当ててしまったそうなんですが、「Windows Vista」の場合「この人にとってはウイルスソフトなんかよりメールソフトの方が大事」と、きちんと自己判断し、ウイルスソフトの優先順位を落としてくれるらしいです。
う〜ん、なんか「ここまで来たかぁ〜」って感じ(^_^;)
まあ、難しいことは良く分かりませんが、とりあえず私が良く使うソフトの立ち上げj時間を今まで使っていた古いパソコンと比較して見ましょう。新しいパソコンはスリープモードを使用していますので、もうかなり長い間、電源を落としていない状態です。
まずは「Internet Explorer」から。
「Internet Explorer」の起動
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新しいパソコン
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古いパソコン
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新しいパソコンはCPUが2つある「デュアルコア」なのでグラフが2つ表示されます。
立ち上げは2回。1回目と2回目の間にあるピークは、「Internet Explorer」を閉じた時に生じたもの。
1マスおよそ3秒。
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う〜ん、古いパソコンでは1回目の立ち上げで21秒、キャッシュされた2回目でさえも18秒もかかっていたというのに、新しいパソコンではたったの3秒。CPUの利用率が0になるまでに3秒ですから、「Internet Explorer」が画面表示されるのにかかった時間はものの2秒足らずで、ホント「ポン、パッ」って感じです。
いつも苦労していたんですよね。
何か買うときって、「Internet Explorer」を3,4枚開いてどれがいいか、どれが安いかって比較する事って結構ありますよね。そんな時、新しい「Internet Explorer」を開くのが遅いとイライラするから、あらかじめ5枚くらい一気に開いていたんです。
5枚開くのを待つのもいやだけど、すぐに比較したくてもなかなか新しい「Internet Explorer」が開かないのはもっといや。でも、もうそんなイライラとはおさらば。今日から「Internet Explorer」は「ポン、パッ」で開きます。
次は古いパソコンの「Outlook Express」と、Vistaの標準搭載メールソフトになっている「Windows メール」の起動時間比較。ソフトの名前は変わっていますが、見た目も内容もほとんど同じソフトです。でもちょっと、「Windows メール」の方が、セキュリティ機能などが強化されて重くなっています。
メールソフトの起動
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新しいパソコン
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古いパソコン
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新しいパソコンはCPUが2つある「デュアルコア」なのでグラフが2つ表示されます。
立ち上げは2回。1回目と2回目の間にあるピークは、メールソフトを閉じた時に生じたもの。
1マスおよそ3秒。
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古いパソコンは12秒。新しいパソコンは3秒。
次はホームページソフト「ホームページNinja 2003」です。
ホームページソフトの起動
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新しいパソコン
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古いパソコン
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新しいパソコンはCPUが2つある「デュアルコア」なのでグラフが2つ表示されます。
立ち上げは2回。1回目と2回目の間にあるピークは、ホームページソフトを閉じた時に生じたもの。
1マスおよそ3秒。
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「Windows Vista」の場合、1回目の起動で3秒以上かかっていたものが、2回目の起動では3秒以内の収まっています。今までは起動時間が短くてキャッシュの能力が発揮できませんでしたが、ここに来てようやくキャッシュの能力の片鱗が見え始めました。
そして最後は「デュアルコア」の能力を如何なく発揮できると予想される、同時起動の比較です。
同時に立ち上げたのは「Internet Explorer」、メールソフト、「ホームページNinja」、「Adobe PhotoShop Elements 2.0」の4本です。
「Internet Explorer」、メールソフト、
「ホームページNinja」、「Adobe PhotoShop Elements 2.0」
4本同時起動
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新しいパソコン
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古いパソコン
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新しいパソコンはCPUが2つある「デュアルコア」なのでグラフが2つ表示されます。
立ち上げは1回。1マスおよそ3秒。
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う〜ん、恐ろしい結果になりました。
古いパソコンで1分近くかかっていたものが、新しいパソコンはたったの6秒。
さらに4回、5回と、連続して開いたり閉じたりしていると、パソコンは「このソフトはよく使う」としっかり学習するようで、起動時間がドンドン短くなっていきます。5回目あたりの起動テストではキャッシュの能力が極限まで高まり、4本同時起動テストでさえも、ほんの3秒足らずで全てのソフトが立ち上がってしまうんですから驚きです。
恐るべしVista。恐るべし「Windows SuperFetch」
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