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2004年5月9日 iRiver「iFP-595T」
機種が決まったのでさっそく買いにいってきてしまいました。価格は3万円弱といったところ。

普通なら一番安いところをネットで調べて通販で買うところなんですけど、ほかの用事もあって秋葉原にいくと、当日限りの特売で27000円で購入することが出来ました。

色は一色しかありませんでしたけど、選べたとしてもこの色になっていたと思います。

電気店に並んでいたMP3プレイヤーは、大手メーカーのものはほとんどなく、私の知らないメーカーのものばかりでした。著作権の問題とか絡んで大手メーカーは手が出しづらいのでしょうか?。英語や韓国語が書かれたただの箱といったパッケージが多い中、この商品は箱の裏の裏まで完全日本対応版。パッケージのデザインもおしゃれなのでとても好感が持てます。こういった部分に手抜きをしない姿勢は、そのままアフターケア等につながることが多いですからね。

中身はこんな感じ。

アクセサリーとしてストラップやアームバンド、キャリングケースが入っています。

アームバンドはジョギングなどをするときに、二の腕に巻きつけて携帯出来るようにするための物です。

ACアダプタ、USBコード、イヤホン、ダイレクトエンコードするためのラインインケーブル。

そして説明書とパソコンで編集するときに使うソフトが入ったCD。


設定など細かい操作は液晶画面の右にあるジョイスティックで行います。
本体の左側にはイヤホン端子と、誤操作を防ぐためのホールドボタン。
本体右側のフタを開けるとダイレクトエンコードするためのラインイン端子とUSB端子。
そして前面にはプレイ操作をするためのボタン類がまとめられています。
ボタン類はカチッとした感触がとてもよく、フタの作りも良く出来ています。


付属のキャリングケースは驚くほどしっかりした作りで本体や液晶画面をキズから守ってくれます。ベルト通しの縫い目も見事で品質の高さが伺われます。

一番驚いたのがその機能の多さ。ビープ音の大きさ、バックライトの点灯時間、コントラスト、液晶表示情報の選択から、いきなり大きな音がして驚かないようにフェードインさせる機能までムチャクチャ多いです。

会議や英会話の録音に使う人のための機能も付いていて、声が聞こえた時だけ録音するための機能や、その機能を使うための無音状態の音量設定まで、細かいところまで設定できます。FMラジオも聞けるのでそちらもいろんな設定が出来るようですが、私はラジオを聞かないのでパスしました。

さて、一番気になるダイレクトエンコードの機能ですが、録音するときの音質をかなり細かく設定できます。ビデオテープでいうところの標準モードと3倍モードみたいなヤツですね。
8kppsから320kbpsまで設定できます。
bpsはビット/セカンドですから1秒間に使用するビット量。多いほど音質は良くなりますが容量が増えるというものです。

ちなみにWindows付属の「Media Player」は64kbpsが標準になって、このMP3プレイヤーは128kbpsが標準になっていました。
64kbpsだと1曲1500KB〜2000KBくらいで、128kbpsだとその倍近くになりました。


もちろん録音ボリュームも設定できます。
何よりすごいのはトラックごとに新しいファイルを作る機能。空白があったら新しい曲とみなして新しいファイルに自動的に録音してくれます。もちろん空白の時間だって1秒から5秒まで任意に選べる優れもの。

さっそく、ダイレクトエンコーディングをしてみました。
パソコンにMP3プレイヤーをUSB接続でつないで電源を供給する。さらにパソコンのヘッドホン出力とMP3のライン入力を付属のコードでつなぐ。

MP3プレイヤーのほうはライン入力でスタンバイ状態。CDをかけてからあわてて録音ボタンを押さなくても、ラインから音が入ると自動的に録音状態になります。
「最初の音は切れるのかな」なんて心配していましたけどそんなことはありませんでした、人間が音を聞いてあわてて録音ボタンを押すのとはわけが違いますから(笑)。

パソコンにコピーコントロールCDを入れて演奏開始。MP3がレコーディング状態になる。
CDが新しい局に入ると、MP3プレイヤーのほうも新しいファイルに録音をする。

さっそく聞き比べてみました。音質に違いがあるものの、それは再生機器のクセのようなもので、ノイズといったレベルではほとんど聞き分けが出来ないくらい。とても高品質でコピーすることが出来ました。

付属のソフトをパソコンにインストールすると、左側にパソコン内のファイル、右側にMP3プレイヤー内のファイルが表示され、ドラッグドロップで曲の移動が出来、曲の名前の変更や削除が簡単に行えます。もちろんMP3プレイヤーの中にフォルダをつくり、曲を種類ごとに分類して格納し、フォルダ内でランダムやリピート再生が可能です。

このMP3プレイヤーはダイレクトエンコードした曲をパソコンにコピーすることが可能ですが、ほかのMP3プレイヤーは著作権の問題からか、ダイレクトエンコードした曲をMP3プレイヤーから取り出せないようになっているものもありました。このMP3プレイヤーもダイレクトエンコードしたものではなく、パソコンからデジタルコピーしたものは、他のパソコンにコピー出来ないよう取り出せない構造になっております。

何はともあれ、コピーコントロールCDをほとんど音質を劣化させずにMP3ファイル化できたことに大満足です。これで今までどおりCDを編集して「マイベスト」をどんどん拡張することが出来るようになりました。

そうなると残るはFMトランスミッターですね。MP3プレイヤーが生きるも死ぬもFMトランスミッターの性能次第です。なんとしても満足のいくものを見つけなくては!。
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序曲 その名はMP3プレイヤー FMトランスミッター
仕様 iPOD MP3エンコーダー
こいつで決まりだ! iRiver「iFP-595T」 ALPEX 212