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2003年7月20日 プリンタを買おう
「プリンタ買おうかな」
前に使っていたプリンタが壊れて1年。
まだ、新しいプリンタを買っていない。

プリンタがないわけじゃないんだ。
うちは自営業。道路を挟んだ対面に工場があって、
そこにはプリンタが2台ある。
自宅とは無線LANで繋がっているから、私のパソコンからでも出力は可能なんだよね。

出力するときは会社に行ってプリンタの電源を入れて、自宅に帰って出力をクリックして
会社に行って出力された紙を持ってくる。ちょっと不便。

いいままではそんなに頻繁に使うことなんてなかった。
月に1回タイドグラフ(潮の満ち引きなんかを表したもの)を出力するぐらいで。
でも、クワガタを飼い始めてからは個体識別のラベルとか、管理表だとか、
なにかと頻繁に印刷する様になって、不便さがいっそう増してきたから、
どうしてもほしくなった。
プリンタも最近安くなっているしね、この際買っちゃいましょう。

決まれば即行動。
近くの電気量販店に直行です。
私の場合、買い物をするときは入念な下調べをするんです。
慎重と言えば慎重ですけど、
あ〜でもない、こ〜でもないって、いろいろ調べているのが楽しいってのが、一番の理由かも。

でも、今回は下調べはなし。買う物は決まっていますからね。
メーカーはエプソン。今まで4台以上買ってきましたけど、全部エプソンでした。
あとはA4フチ無しの印刷が出来て一番安いやつって言えば、おのずと機種は決まってしまいます。

新しいパソコンを買ったおかげでCDの編集が出来るようになったので、
お気に入りの曲を聞きながらの車移動はとっても快適。

電気量販店はいつもより混んでいました。
「この時期は毎年混むのかな?」
なんで混んでいるのか理由を探しながらプリンタ売り場へ。

混んでいる理由はわからなかったけど、とりあえずプリンタ売り場に到着。
目の前に置いてあるプリンタを見る。
一昔前のよりコンパクトでスタイリッシュになっている感じ。

さっさっさっと2、3台をチェックするとすべてキャノン。
どうやらここはキャノンコーナー。
「エプソンは・・・・」
と、1歩下がって左右を見渡すと、左から店員らしい人が近寄ってくる。
「まずいっ」
私の第6感が緊急事態を伝えてきた。この店員は私をターゲットにしている。
私の後ろを素通りしていくときと、私を接客しようとしているときは出しているオーラが違うから
すぐわかる(笑)。

自分であれこれ検討して決めるのが好きだから、
店員さんの説明とかアドバイスなんてのは聞いているだけ時間の無駄。
店員さんにしたって「あ〜でもない、こ〜でもない」ってやられるから
「早く決めろよ!」ってな事になっちゃう。

ほかの品物を見る振りしてひらりと店員さんをかわすのが得意のパターン(笑)。
店員さんも肩透しを食らってこちらの意図を察してくれるんだ、きっと。

「ここの電気店の店員さんはとても親切だけど、呼んでもいないのに商品の説明に来ることなんて、なかったんだけどなぁ」
呼ばなければこないし、呼べばとっても親切に対応してくれる。
私にとっては、とっても好きな接客方法。しかも店員さん一人一人がとってもデキル。


以前に照明を天井から吊るすためのプラスチックの部品が壊れたことがあったんだ。
「こんな部品、売ってるのか〜」
って、多少疑問に思いながらもこのお店の照明器具売り場へ。

照明器具売り場なんてあんまり人がいないから店員さんもいなかった。

仕方ないので隣のマッサージチェアを実演販売していた店員さんを手招きで呼んで、展示されている照明器具の付け根を指差して「ここについている・・・・」、次に自分が持ってきた壊れたプラスチックの部品を指差して「この部品ありますか?」って、まるでジェスチャーゲーム。

「照明担当の店員さんに取り次いでくれるかな?」
だって、彼はマッサージチェア担当だもんね、ところが予想に反して「ハイ、接続部品のコーナーにございます」って歩き出した。

これにはびっくり。こんな部品、買う人なんてめったにいないでしょう。なのにこの店員さん「たぶん」とか「思います」ではなく「ある」と明言した。

照明器具コーナーはお店の一番奥にあったんだけど、そこからお店の入り口近くまで戻る。
そして、整然と並べられた陳列棚の列のひとつを無造作に曲がったと思ったら、
いきなり「こちらでございます」って手のひらで指し示した。
そしてそこには間違いなく私が求めていたプラスチックの部品が!。

「こんなマイナーな部品がどの棚のどの位置にあるということを覚えているとは・・・・」
そのときはあった喜びより、曲がった瞬間に間髪入れずこの部品を指し示したことに驚いた。
そして驚きと憧れの視線を背中に浴びながら、その店員さんは颯爽と去っていったのであった。
カッコ良すぎるぞ、ヤマダ電機!。

ん?。なんの話だったけ?(笑)。

そうそう、接客しようと店員さんが近づいてきたんだよね。
いつもなら肩透し食らわすところだけど、今日はちょっと事情が違う。
買うものが決まっているから、さっさと店員さんに質問して機種を選定してもらっちゃったほうが早いからね。

「プリンタをお探しですか?」
と、「ピンクの電話」のやせてるほうにちょっと似たお姉さん。
「うん、A4フチ無しで一番安いやつ・・・・」
と言おうとして思いとどまる。
そのお姉さんは真っ赤なTシャツを着ていて、胸元には白抜きで「キャノン」のロゴが。
こいつは販促で派遣されたキャノンの回し者・・・。

エプソンのプリンタを買いに来たのに、よりによってキャノンの回し者につかまってしまった。
「ええ、まぁ・・・・」
動揺を隠せない。
「プリンタはおもちですか?」
「とりあえず、2台ね」

心を落ち着かせるために、平静を装いながらてきぱきと質問に答えるが、
プリンタが2台もあるのはちょっとおかしいし、さらに新しいプリンタを物色しているのはもっとおかしい。こいつは説明しないわけには行かない・・・・・自爆。

怪訝そうな顔をしているキャノンの回し者に、会社にプリンタがあること
LANで繋がっているけど最近不便に感じるようになってきたことなどを説明する。
これで逃げられなくなってしまった(涙)。

「どんなプリンタをお探しですか」の問いにこちらの要求を伝えると
「こちらの商品なんかいかがでしょうか?」
と、まるでノートパソコンのように、折りたたむとコンパクトになる機動性のあるプリンタ。
しかし、値段が高いよ。
「うちはスクトップだから・・・」
と、断ると変な目で私を見つめたあと
ディスクトップでしたらこちらのプリンタなんか・・・・」
と言い直す。

ん?、もしかしてあの目は「ディズニーランド」を「ズニーランド」と言ったオヤジに向けられる目か?。「スクトップ」なんてわたしももうおやじだな〜、って違うだろ!。

「ハードディスク」とか「フロッピーディスク」なんかはディスク(円盤)かもしんないけど、
スクトップ」は机(Desk)の上と言う意味だから、スクでいいんじゃ!。

まったく近頃の言葉の乱れと来たら・・・。シミュレーションがシュミレーションになったように、
スクトップもディスクトップになっちゃうのかなぁ。
でも「1万円からお預かりします」は許さんぞ!

そんなことはどうでもいいか。

そんな私の胸のうちなど知る由もなく、据え置き型のプリンタを2台紹介してくれた。
両方とも15,000円弱でこちらの予想通りの価格帯。
もちろん2台ともキャノン(笑)。

白いやつは4800dpi。
グレーのやつは2400dipだけど、カラーインクが独立していて無駄がなく、
液晶の表示画面がついていて高級感があるのに1000円安い。

別に写真を印刷するわけでもないから、2400dpiでもいいんだけど
たった1000円の違いなら、もしものときのために4800dipのほうがいいかな?

でも、2400dipのほうはカラーインクが独立していてランニングコストが安そう。
しかも液晶画面がついていてなにかと便利そうだし・・・・。

エプソンを買いに来たことなど忘れて真剣に選択モード。
とりあえず、キャノンの候補を絞って、それとエプソンを比べてみるのも悪くないでしょう。
キャノンのお姉さんにいろいろ質問をぶつけてみるが、どうしてもどちらとも絞りかねない。
こういうときは細かいともろまで仕様を調べてみる必要があるね。

とりあえず保留と言うことでキャノンのお姉さんのお礼を言う。
長々とご親切に説明していただいたんだけど、ごめんなさいね、わがままで。
わがままついでにいくつかのカタログをもらって作戦会議を開くべく一時帰宅。

家に帰って詳細を調べてみると・・・。
グレーの液晶付き2400dpiは確かに高級機種だが、旧式で在庫処分のようだ。
定価は高いがかなり割り引きされている。
それに対して白いやつは出たばっかの最新鋭の機種みたい。
となると、白いやつで決まりだね。日進月歩のパソコンの世界ではやはり旧式は厳しい。

エプソンのほうを調べてみると私の条件に合うものはキャノンのものと
値段はまったく同じ。しかし2880dpi。
「今までずっとエプソンを使ってきたんだけど・・・・」
愛着はありますが、やはりスペック重視。キャノンを買うことに決めました。

今日はもう遅いから明日買いに行きましょう。

一夜空けて・・・。

「昨日のお姉さんいないかな?」
親切に説明してもらいましたからね、彼女の売上に貢献しましょう。
しかし、昨日の人はいませんでした。

購入予定のプリンタの前で、手が空いた店員さんが来るのを待つことに。
暇つぶしにプリンタをいじくっていると・・・?、このプリンタ、カバーが開かないぞ!。
押しても引いても開きません。どーなってるんだ?。
って、そこに登場したのが店員さん。

「プリンタをお探しですか?」
赤いTシャツじゃなくて青いTシャツのお姉さん。
優香に似てる。確かに似てる。
輪郭とか、パーツの配置とか、ほほの面積とか・・・。
100人に聞いたら100人が「優香に似てる」って言うね。
合コンで「私、優香に似てるって言われるの」って自己申告する人とはレベルが違う。
だからってどうって事ないんですけどね(笑)。

しかし問題だったのが胸に書かれたロゴ。
それは紛れもなくエプソンと書かれていた。
「エプソンの販促に優香似の人か・・・」
なかなかおしゃれ。

「キャノンのプリンタを買おうと思って・・・」
う〜ん、よりによってキャノンのプリンタを買おうと思ったときにエプソンの人が接客に来るとは・・・。
「こちらの商品ですか?」
優香似のお姉さんがキャノンのプリンタを指差す。

カバーの開け方を知りたいんだけどエプソンの人に聞くわけにも行かず・・・。
困ってしまって
「エプソンさんの人ですよね・・・」
と遠まわしに、失礼がないように、丁寧に、遠慮がちに質問すると
「あっ、大丈夫ですよ」
って満面の笑み。ちょっと安心。

「カバーのあけ方がわからないんですけど」
って質問すると、すぐに実演してくれました。
ところが、押しても引いても開かない。
エプソンの人だから、キャノンの商品のことなんてわからないのはしょうがない。
だけど、一生懸命あけようとすればするほど、回りの空気が変な感じになっていく・・・いたたまれない(笑)。

どーにもこーにもならなくなった優香さんは
「キャノンの人に代わってもらいましょうか」
と、さっきとは明らかに違う種類の満面の笑み。
「そうですね、あはははは・・・・・」
と梅雨なのに、カラカラに乾ききった笑いがどんよりとした空気を振り払う。

「ふう〜」
なんか疲れた(笑)。

キャノンの販促の人が来てくれました。昨日とは違う人ですけどね。
「こうやって開けます」
すぐに開いた。べろみたいなやつを上に引き上げてロックをはずし
手前に引いてカバーをあける構造になっていました。

Canon PIXUS 450i 定価22,800円 

売値は15,000円。3,000円のキャッシュバックがあったから実質は12,000円位かな。

使い勝手?。別に大して変わらない。
接続方法も使い方もほとんど同じだし。
写真を印刷すれば違いが出るかもしれないけど、黒い文字を印刷するだけだからね。

ただスピードはめちゃくちゃ速いよ、1年前に買ったうちのプリンタと比べてだけど。

2つほど私にとって便利な機能が。
ひとつは電源がオートになっていること。
うちにあるエプソンのプリンタは電源が入っていないと送信した印刷データが消えてしまうんだけど、このプリンタは、印刷データを送信したらプリンタの電源が勝手にオンになるように設定できる。しかも「何分以上使わないとオフにする」と言う設定と合わせればプリンタの電源を気にしないで使うことが出来るんだ。つけ忘れとか、消し忘れがなくなって便利。

もうひとつがInternet Explorerに表示されているホームページを指定した用紙のサイズにぴったりあわせて印刷してくれる機能。
付属のソフトをダウンロードするだけでInternet Explorerのツールバーに印刷メニューが追加されて,そのアイコンをクリックするだけで、ホームページが用紙にジャストフィットで印刷されちゃう。

ホームページって規格がバラバラだからどうしても端が切れてしまうことが多いでしょ。
料理のレシピとか、納涼会の会場の選考資料とか、結構ホームページを印刷することって多いと思いますので便利だと思いますよ。
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