あなたの家のADSLは電話がかかってくると切断されせんか?。
そんな方は必読!。プロバイダーとの1ヶ月に及ぶ死闘を描いたドキュメントです(笑)。
最近はまっているのがネット麻雀。
インターネットで知らない人と麻雀を打つんだ。料金は月々たったの300円。
画面はゲームとまったく変わらないんだけどね、やっぱコンピュータと違って打っているのは人間だからそれぞれ個性があって面白い。
打ちながらチャットできるのも魅力のひとつ。
でも、問題がひとつ。
うちのADSLは電話がかかってくると切断されてしまう。
ADSLが再接続されればゲームに復帰できるんだけど、
その間はずっとコンピュータがツモ切り(引いてきたパイをそのまま捨てること)。
「みんな電話がかかってくるとADSLが切断されるのかな〜?」
そう言えばマニュアルのトラブルの欄に「電話がかかってくるとADSLが切断される」って
項目があったような気がした。
ってことは、普通は切断されないってこと?。
さっそくマニュアルを調べてみると・・・・ありました、ありました。
確かに、分岐したりホームセキュリティーを頼んだりした特別な環境下では
電話がかかってくるとADSLが切断されるみたい。
うちはごくシンプル。
ウオールジャックから直接スプリッターに入ってそのままモデム。
特殊といえば電話じゃなくFAXということだけ。
こうなったら早速電話だね。苦情のひとつも言ってやらないと!。
プルプルプル・・・・
「はい、こちらKDDI・・・」お決まりの挨拶を、お決まりに交換して本題に突入。
「うちのADSLは電話がかかってくると切断されてしまうんです」
回線はシンプル、違うのはFAXということだけ。一通り状況を伝えると。
「では、こちらのリモート操作で回線速度をぎりぎりまで落としてみますね」
そうすると、雑音に強く電話がかかってきても回線が切断されないらしい。
「それと、保安器が古いとそう言う症状が出ますので保安器の交換が必要かもしれません」
ナルホド、私が生まれる前から保安器はあったからそれは確実だ!。
「では、交換することもできるんですか?」
「工事費として7000円くらいかかりますが・・・・」
背に腹は変えられない。やくまん振り込んでからでは遅い(笑)。
一も二もなく「お願いします」
「では、NTTに工事を依頼してください」
その担当者はその一言を残して電話を切った。
私はその言葉を信じてNTTに電話した。これが悲劇の始まりだった。
NTTの担当者にKDDIに説明したことを最初からもう一度繰り返す。
さらにKDDIからそちらに工事を依頼してほしいといわれたことを告げると。
「そう言ったことは通常KDDIのほうからご依頼があるはずなんですが・・・・」
「そんなはずはない!。だってKDDIさんの担当者が依頼してくれっていってた」
食い下がったけど、ラチがあかない。仕方なくもう一度KDDIに電話。
担当者なんて腐るほどいるし、名前なんて覚えていないからさっきと違う担当者。
さっきのKDDIの担当者に説明したこと、NTTの担当者が言ったことを説明する。
いいかげんにしてくれよな〜、説明の内容がどんどん増えてるぞ!。
「では、こちらで工事の依頼をいたしますので、保安器の型番をお知らせください」
そんなの知るか、自分で調べろ。と言っている自分を夢見つつ
「ちょっとわからないんですけど〜」と返答すると
「NTTに問い合わせて聞いてみてください」
おいおい。
KDDI→NTT→KDDIの状況を新たに加わったNTTの担当者に説明する。
116番担当者「はぁ」気のない返事。「こちらではお客様の保安器の型番までは・・・」
113番担当者「こちらでもわかりかねます。この番号にかけてきてください」
この番号担当者「6番ということまでしかわかりません。保安器の型番までは管理していないと思うんですけど」
どいつもこいつもーっと思いつつKDDIに再度、再再度、再再再度?電話。
KDDI→NTT→KDDI→NTT(内をたらい回し)→KDDIの状況を新たに加わったKDDIの担当者に説明する。
「わかりました。こちらで手配いたします」
なんか怒る気さえもうせていた(笑)。
「トレンドマイクロ」という会社をご存知でしょうか?
「ウイルスバスター」を販売している会社といったほうがわかりやすいかな?。
インストールしたときちょっと不具合があってカスタマーセンターに電話したんですけど
その対応がとってもすばらしかった。
伝わってくる雰囲気だから言葉では表しにくいんですけど、ホントにすばらしかった。
担当してくださった人の人柄にも寄るんでしょうけど、
最近慣れっこになってしまったマニュアル通りの親切さではなく、
とても親身になって懇切丁寧に教えてくれました。
後日、なんとその方の実名入りでアンケートが送られてきました。
担当してくださった方の言葉遣いや説明方法など5段階で評価し送り返すというものでした。
もちろん、すべてにおいて最高の評価をし、備考欄に最高の賛辞を載せて返信しました。
さて、話は戻って・・・・。
リモート操作で回線速度を遅くするって話「2、3日かかりますが操作終了後すぐに電話します」って言っていたけど一週間たっても電話がこない。
「もういいかげんにしろよな〜」と思いつつ催促の電話をKDDIに。
「確かに一週間前に承っております」
しばらくお待ちくださいと言って2分ほど待たせて戻ってきたときに発した言葉がこれ。
あきれ果てた。
「リモート操作はいつ終わるか」と質問したんだ!。
「一週間前に依頼しましたよね」とは聞いてない!。
アホアホアホアホアホアホアホアホ・・・・・。心の中で念じた、性格ひねくれそう(笑)。
「急がせますのでもうしばらくお待ちください」ぐれてやる!。
それから四日後、何とかぐれずにいるとKDDIからやっと電話が。
「リモート操作が終わりましたのでADSLが切断されるかテストしてみてください」
こっちは自営業。電話が2本にFAXがひとつ。電話を受けながら、
あいている電話でFAXに電話をかけるという離れ業ができる。
モデムを見ると回線接続中のランプが消える。
「だめみたいですね。」
「今回は回線速度を最低まで落としていないので、今度は最低まで落としててテストしてみましょう」
一週間と四日待った答えがこれとは・・・・。なんともまぁ〜。
さらに一週間後、回線速度を最低まで落としてのテストで結果は同じ。
「保安器が古いとこういう症状が出る事があるんですが・・・」
おいおい、それは一番最初の担当者に聞いて知ってる。
「では工事の日取りを決めたいのですが・・・・」
もう頼んであるって。と思ったら、リモートで改善されるかもしれないので
工事の依頼はしていないとのこと。そして工事の日程は8日後とのこと。
しかも料金は最初に言っていた7000円ではなくて10500円。
「ブチッ」
頭の中で何かが巨大な力で引き千切られたような音がした。
「いったいどうなっているんですかっ!」
不適格な指示で電話をたらい回しにされたこと、2、3日の予定が10日以上かかったこと、
そして今回のこと・・・・。我を忘れてまくりたてるような「爆裂マシンガントーク」。
相手は平謝りに謝っていた。
「ふ〜、スッキリした」
ちょっと冷静に考えてみると、その前に担当した人たちが悪いんであって、
彼が悪いわけじゃないんだよね。
でも、まぁめぐり合わせの運が悪かったと思って諦めてください、同じ会社なんだしね。
さて、工事の方は予定通り8日後に行われ、ほんの30分足らずで終わってしまった。
「30分で10500円?」
保安器が高いのか?、工事に来た人の年収が高いのか?。
電話がかかってくると切断される症状も無くなった。
後、残る課題は一つ。
今となっては単なる時間の無駄であったリモート操作での回線速度調整によって、
回線速度が以前の10分の1になっている事。
ISDNに毛が生えたような速度にイライラしていた。
「保安器の取替えが終わって症状が改善されたら速度を上げてみましょう」
とKDDIの方が言っていたので仕方なくそうしていた。
私に言わせれば、工事前に速度を上げておいて
「保安器の取替えが終わって症状が改善されなかったら速度を落としてみましょう」
と、言うべき所でしょう。
だって、工事待ちの間ずっと遅い速度で我慢しなきゃいけないんだよ。
もう少し顧客の立場に立とうよ!。
ってなわけで早速KDDIに電話。用件を伝える。
「過去の履歴を調べますのでしばらくお待ち下さい」
あの「爆裂マシンガントーク」の履歴も残っているのだろうか?。
しばらくして
「技術の方に連絡してリモート操作で回線速度を元に戻しておきます」
との返事。
「どれくらいかかります?」
とりあえず、聞いておくだけ聞いておきましょう、という悟りの境地(笑)。
「今日中にやっておきます。明日になっても治っていない様でしたらご連絡下さい」
・・・・ハイハイ、ご連絡いたします(笑)。
しかし、なんと3時間後には回線速度が改善されていた。
やれば出来るじゃん!。あの「爆裂マシンガントーク」は確実に履歴に残っていたね(笑)。 |