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見事に弓なりに湾曲した美しい砂浜。
そして、場違いとも思えるようなマンション群。
昔、内川の河口だった場所です。
ヘドロの海底ではあるものの、ゴカイやハゼの格好の住処であった浅瀬を無理やり埋め立てて、白く輝く人工の浜辺として2007年4月一般公開されました。
ヘドロを掘ったり、岩をどけたりすれば、ゴカイやカニやアミが大量に出てきた命溢れる浅瀬の面影は無く、今現在、人工的に運び込まれた砂を掘っても生命の気配すら感じられません。
この砂浜が出来上がると、春先に稚魚の溜まり場となっていた周辺部の優良ポイントに稚魚の姿が見えなくなり、それに付いていたシーバスも姿を消しました。多分、あの砂浜のワンドへ移動してしまったのでしょう。多摩川で生まれた鮎の稚魚の動きにも大きな影響が出そうです。
残念ながら今現在、釣りは禁止されていますが、夜、この場所にやってくるシーバスを手前で待ち受ける釣りには期待ができます。
2枚目の写真は浜辺と一緒に整備された内川河口にかかる橋。3枚目は内川の河口にあたる水門です。
内川自体ほとんど流量が無く、河口というよりは潮通しの悪い入り江といった感じですし、橋も歩行者専用で照明が無く、ストラクチャーとして成り立っていないため、釣果はまったく期待できません。 |
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2001年当時の姿。
水深が浅く潮の流れが穏やかなのでハゼの絶好の棲家となっていて、シーバスがハゼを意識する時期には欠かせない場所でした。
写真の中州の左側を埋め立てて、人口の砂浜にしました。 |
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