Q |
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今回は去年9月にビン投入し現在2本目のオオクワガタ幼虫についておたずねしたのですが、画像の状態になって30日近くたちます。
当初は前桶の状態かとも思いビン交換の時期にもかかわらずそっとしてたのですが、30日近くたち交換したほうがいいのか迷ってます。ご指導のほど宜しくおねがいします |
補足ですが同時期の他幼虫では菌糸を食べ食痕をたくさんのこしてるのもいます。比率は、前桶?が2で摂食中が1の割合です |
A |
この様子ですと、この先たくさんの菌床を食べることはないと思います。
スペースは蛹室とはいえない居食い部屋のようですが、もう少ししたら、食事がてら居食い部屋を修復し、ちゃんとした蛹室を作ると思います。
問題なのは上から迫っている茶色く劣化した部分です。温度管理していないのでしたらもう蛹化直前ですので、劣化が悪影響を及ぼす前に羽化できると思います。
羽化できないとなるとセミ化してしまった可能性が高いですので、菌床劣化が直接の原因で死んでしまう可能性は5%も無いと思います。さらに新鮮な菌糸ビンでしたら3ヶ月は十分持ちますので、私ならここでビン交換はしないです。しかし、とても重要な幼虫で5%未満の危険でも万全を期したい場合は、蛹化を即す意味でも捨てビンとしてもう1本用意する事も稀にあります。 |
Q |
どうも有り難うございます。ちなみに我が家の幼虫は常温管理です。
どうしてもの時の事で後学の為にお伺いしたいのですが、ビンの中の様子が分からない幼虫を確認した後、ビン交換しない場合の手順が分かりません〜居食い部屋の上から菌糸を戻していいのでしょうか? |
A |
前蛹になる前の幼虫でしたら、別のビンに移すのが良いと思います。埋め戻しても穴のあいた部分は元のように固まらないため、蛹室を作る段階で、そこからボロボロと菌糸カスが落ちてきて、うまく蛹室が作れない可能性があります。蛹室内は少しでもゴミが落ちていたりデコボコがあると、すぐ不完全羽化や死亡事故に繋がってしまいとても危険です。
前蛹や蛹など、活動できる状態ではない場合は、掘ってしまった時に蛹室の中に落ちた細かな菌糸カスなどを綺麗に取り除き、菌床の塊をうまく削ってふたをして、中が乾燥しないようにしてあげるのが良いと思います。羽化直前の蛹でしたら露天掘りにしてしまったり、人工蛹室を使うのも1つの手だと思います。 |