なんだか知んないけど、とっても変なことになってる。

ほかの幼虫に先駆けて３頭の幼虫たちが蛹化したんだけど・・・・

なんか変、というよりとっても変。

まずは最初に蛹化したやつ。

蛹室を作って前蛹になったんだ。最初は「もう蛹化の時期か」くらいの軽い気持ちで見ていた。

だけど、ほかの幼虫たちは一向に前蛹になる気配がない。

そのうち、そいつだけ蛹になっちゃった。それでもほかの幼虫たちはしらんぷり。

「まぁ、個体によって多少の違いはあるからなぁ」

と、思ってたらとうとう羽化しちゃったよ（笑）。

これがそのメス。 羽化はしてみたものの周りの兄弟はみんな幼虫のまま。 本人にしてみれば「やっちまった！」ってとこでしょうか？（笑）。周りの空気を敏感に感じ取り、目立たぬようにじっとしてます。 ワインセラーの中で完全に温度管理されているにもかかわらず、こんなにも差がつくなんて思わなかった。菌床産卵のせいか？。

「ほかのメスたちも蛹になっているやついるかなぁ」

１頭羽化していますからね、３０頭近くいるメスのうち１頭ぐらいは蛹になっているでしょう。

そう思いつつ、菌糸ビンを一本一本ワインセラーから出して確認して行ったら・・・。

いましたいました、１頭だけ蛹になっているやつが。 しかし、よ〜く覗いて見ると・・・・ 「うげっ、こいつ、オスだ！」 なんと、ほかのメス３０頭を差し置いて、オスが蛹になっていました。信じられん。 履歴によると、こいつは材産卵。 ２００ｃｃのプリンカップを食べあげたあとハチミツ６００に移されて・・・・そのまま蛹。

「うっそ〜、そんなことってあるの〜」

合計８００ｃｃの菌床しか食べずに、３０頭のメスを差し置いて蛹になったオス。

ほかのメスが前蛹になる事も許さず羽化したメス。

こいつを掛け合わせたら超ハイスピードローコストクワガタが生まれるかも。

一財産築けそう（笑）。

「もう驚くことはない」 これだけのことがあったんです、そう思ってました。 しかし、もっと驚愕する出来事が！。 左の写真、なんと今日、メスが１頭蛹化しました！。

羽化しているメスがいるんだから、また１頭蛹化しても驚くことないって？。

いえいえ、こいつは体重が１５．４ｇもあったんです。

うちのメスは大きくても１０ｇぐらいなので、１５．４ｇの幼虫が出てきた時、迷わずオスとしてハチミツ１０００に移しました。ところがこの幼虫、ハチミツ１０００に移したとたん前蛹になっちゃった。

「１５．４ｇで蛹になるなんて、ちっちゃいオスだな〜」

って、ガックリきてたら、いきなりメスの蛹になったからビックリ。

「うぉ〜、こいつはでっかいメスだ！菌床産卵の成果だ〜！」

いや〜、大喜びです。

でも、６０頭いる幼虫の中で３番目に早く蛹化するなんて、どーなってるの？。

最初に蛹化したやつは、成虫まで突っ走って、次に蛹化したのはオス。

そして、３番目に蛹化したのは１５．４ｇの特大のメス。

ほかの幼虫たちはまだ前蛹にもなってません。 メスたちは８〜１０gぐらいで２本目のハチミツ６００に移り、今日も日がな一日ゴロゴロしてます。 オスも、ハチミツ１０００に移ってさらに大きくなるべく、お食事に勤しんでおります。 あの３頭は思慮に欠けていたみたいですね。 「ちゃんと積算温度を考えろ〜」

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