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2004年10月31日 オオクワガタの越冬準備
今年生まれたオオクワガタの幼虫たちはすっかり落ち着いてしまっています。
全部が全部というわけではないんですけど、高濃度酸素飼育の方は完全に沈黙状態。

成長が終わって、もうやることが無いようです。あとは冬が来て春が来るのを待つばかり。
しかし、人工的に温度管理された状態では、なかなか秋が来ないどころか夏さえ来ない状態。生れ落ちてはや9ヵ月。幼虫たちもちょっと様子がおかしい事に気が付く頃かな(笑)。

いろいろ考えましたけど、高濃度酸素飼育の幼虫たちは、このまま外気温で飼育することにしました。成長は終わっているようですし、冬と春を体験させることでセミ化を防ぐ狙いもあります。急激な温度変化にさらされないようにダンボールに入れて会社の倉庫の中で来春までしばしのお別れです。

さて、問題はワインセラーの中の通常飼育の幼虫たち。

ちょっとした問題が持ち上がってしまいました。なんとワインセラーの中はこの時期になっても20℃〜24℃の温度帯をしっかりキープしているんです。

外気は18℃を下回っているのにワインセラーの中は22℃。

どうやら空気循環用のファンや、菌糸や幼虫、バクテリアなどが出す熱で保温されているみたいです。

いくらワインセラーの保温性が高いといっても、ちょっと驚きでした。
ワインセラーのドアを開けると、夏はひんやりとした冷気が出てくるのに、今は確実に湿っていると感じられる生暖かい空気が出てきます。なんか吸い込んだら健康に悪そうな感じ(^_^;)

その中でメスの幼虫たちが蛹化に向かって驀進を始めました。ちょっと前までマッタリと落ち着いている感じでしたが、もはや完全に蛹室が完成して、奥から2番目の菌糸ビンでは今年最初の蛹が見られました。

「蛹になってよかったね〜」
って、いつもならそれで良いのですが、今年はちょっと事情違います。

この幼虫たちも外気温で冬を体験させようと考えていたんです。
しかし、蛹になってしまった・・・・・蛹って、冬を越せるの・・・・・?。
えっと・・・そういえば蛹で冬を越させた経験てないよなぁ〜。
カブトムシだって幼虫で冬を越すわけだし・・・・。

幼虫はプックリ太って寒さに強そう。それに、丸まった姿勢はまさに『どんな寒さもしのぎます』って感じで頼もしい。
でも、蛹は寒そうな感じ。なんか裸ってイメージだし、手先とか触角の先とかかじかんでしまいそうで痛々しい。気温が思った以上に下がると凍傷になっちゃうかも・・・・。

いや〜、困った。

とりあえず、ワインセラーの保温力と内部の熱源だけでどれくらいの温度がキープできるか様子を見て、もし15℃を下回るようなら温室に移さないとまずいよなぁ〜。

オスのほうはと申しますと、3本目に行く段階で20gを切るような幼虫はそろそろ蛹化が始まりそうです。

しかし、24gを超えてきた期待の幼虫たちはまだまだ活動を続けています。

大きなビン(ガラスポット1300)に入れていたのでなかなか食痕が現れず、活動が停止してしまったかと思いきや、蛹室を作る気配も見せず、まだまだ元気に活動を続けています。

もしかして、すでに28gくらい行ってたりして、ムフ(^u^)

活動中のオスたちも出来れば温室に移したいですね。
しかし、温室に移したショックで・・・とか、春先の中途半端な気温のときに・・・ということを考えるとちょっと怖い。

思案のしどころですね。いっそのことワインセラーの中に保温プレートでも入れちゃいましょうか。温度が低くなったら保温プレートが働き、高くなったらワインセラーが動く。
うまく動けばいいけど、保温プレートとワインセラーが一緒に動いた、なんてことになったらヤバイよね。最悪火事になりそう。

やっぱ、ワインセラー内の温度を見守りつつ、ギリギリのタイミングで温室に移しましょう。
そして、春先は多少余裕を持って、気温が高くならないうちにワインセラーに移すことといたしましょう。

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