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2004年4月25日 彼女のお気に入り
もう少しでゴールデンウイークですね。もうゴールデンウイークに入っちゃっている人もいるかな?。
今年のゴールデンウイークは仕事になりそう。
お客さは「休み明けに品物ちょうだい」って言うし、材料屋さんは「休み前に持っていきます」だって。ってことは休みの間に働けってこと。んなアホなぁ〜って言いたいけどしゃあないね。
んで、ゴールデンウイークにやろうと楽しみに取っておいたことをやってしまいました。

いつもの好奇心ってやつ。

「メスの好む産卵木って・・・・」
という疑問から始まった好奇心。味の素をしみこませると良く生むという噂。
果たしてメスはどんな匂いに誘われて産卵木を選んでいるのか?。
それを自分の目で確かめるべく実験をしてみることにしました。

方法は簡単。ケースの中に味の素などの匂いを含ませたティッシュを入れて、どの匂いのティッシュにメスが興味を持つか確かめるだけ。いたって簡単でしょ。

えっ?匂いの元は何にするかって?
それは、掲示板によく遊びに来てくださる「SPF」さんから、渋谷にいる謎の外国人が売っているクスリより入手困難な薬品を・・・・・・・・おっと、こいつはまだ内緒。あとのお楽しみ(笑)。

実験のための水槽 も用意しなくちゃね。

狭いケースの中に匂いの元をたくさん入れたら、匂いが混ざってしまうから、ある程度広いケースが必要だよね。それに1頭では統計にならないから複数頭で結果を見たい。

となると、得意のアクアリウム用60cm水槽の登場です。
この水槽に3頭ほどメスを入れて実験してみましょう。

まず、ケースの中身マットを敷いて・・・・
「まてよ、クヌギのマットを敷いたら、ケース内がクヌギの香りだらけになっちゃって、薬品の匂いに対して鈍感になってしまうかも・・・」
それは考えられるよなぁ〜。ここは正確な実験結果を出すためにも、クヌギの使用は控えたほうがいいかも。

と、なると別のものが必要ですね。
「別のもの・・・・」
13秒ほど考えてすぐに思いつきました。100円ショップで売っているやつ。前から一度使ってみたかったんですけど、クヌギマットをケースで買いだめしいたもんで、まだ試していないやつ。

そいつがこれ「ハムスターの床材」
松のオガクズです。大きさは10cmX10cmX30cmくらい。ちょうど3リットル位かな。

3リットルで100円なら安売りのクヌギマットと同じ程度の値段ですね。

「60cmの水槽に敷き詰めるわけだから2つで足りるかな?」
床材を手にとりながら考える。5cm位の厚さで敷いたら3個くらい必要になりそう。
2つにするか、3つにするか・・・・。悩んだ挙句3つにしました。だって100円だもんね。足りなくてまた来るなんて面倒だし、余っても成虫の飼育に使えるしね!。

買って帰って水槽の中に床材を敷き詰める。
ドサッ、ボバボバボバ・・・。
な、なんか、ドンドン膨らむ・・・・

5cmほどに敷き詰めました。使った床材は結局1個だけ。
散々悩んだ挙句、3つ買ってきたのがアホみたい。
パッケージに「膨らみます」って書いておいて欲しかった!。

クヌギと違ってよい香りがします。新築の家のような良い香り。
母方の祖父が建材屋をやっていたので、子供のころよく遊びに行った記憶がよみがえってきました。懐かしい香り、よい香り・・・・。

底床が決まったら次は転倒死防止。こいつは普通、産卵木の皮を使うんだけど、今回は使えない。でも、前々から気になっていたやつがあってそいつを買うことにしました。

インテリアバーグ 」って言う木片です。
形に趣きがって、年輪がとてもきれいで、時の流れさえ感じさせてくれるような美しさが気に入って、いつかアクアテラリウムで使ってみたいと思っていたものです。

転倒死防止用の木として使うにはちょっともったいないですが、使い捨てじゃないですからね、実験が終わったらアクアテラの風景の一部として使うつもりです。

サイズはL。SやMだとちょっと小さすぎます。

インテリアバーグを水槽全部に敷き詰めてみました。こういう風に並べてしまうとあまり面白味がなくなってしまいますが、一つ一つの形や模様を見ているとアクアテラの風景の一部として取り入れたら面白くなりそうな木片ばかりでしょ。

創作意欲を刺激してくれる素材です。なのにただ敷き詰めてしまうだけなんてもったいない。
実験が終わったらスポットライトが当たる主役にしてあげるからそれまで我慢してね!。

しかし、実験水槽としてもちょっと殺風景ですよね。趣味なんですから美しくなくては!。

と、言うことでバックスクリーン をつけてみました。所詮2次元のバックスクリーンなので肉眼で見るとちゃちですが、同じ2次元の写真にすると奥行きが出てカッコイイですね、ビックリしました。

前景と背景がそのままつながっているみたい、ハリウッドもうならせる様な特撮でしょ(笑)。

「ハイグロフィラやルドウィジアがあんなにきれいに・・・・って、なんで陸上に水草が生えてんだ」なんて、乗り突っ込みしないでくださいね、陸生植物の背景なんて持っていなかったもんで(^^ゞ

ちなみに、このバックスクリーンも水槽セットにオマケで付いてきたものです。捨てずに取っておくと使えることもあるんですね。
とりあえずメスを入れて一週間ほど環境に慣れさせてから実験を開始したいと思います。

ついでにテラリウムのほうにもバックスクリーンをつけてみました。オガクズに根を張るのは難しいらしく、なかなか植物が育たないくて、ちょっとさびしい水槽がパッと明るくないました。

なんかインチキしているみたい(笑)。
でも、オガクズが細かくなって植物が根を張れるようになるまでのつなぎということで、勘弁してください。

さてさて、お次はいろんな意味で注目されて、うれしいような恥ずかしいようなちょっと微妙な高濃度酸素飼育の途中経過です(^^ゞ
3/14に初令で割り出して6週目となります。

ジャン!。まずはこちら。
普通の酸素濃度で飼育している幼虫たちです。一番食痕が多く現れているところを前にして撮影してみました。

割り出し時の大きさが小さかったこともあって、まだほとんど食痕が現れていない個体もいます。

上の段の左から2番目のやつがちょっと顔をのぞかせていますが、まだ小さいです。
そんでもって、こいつが高濃度酸素で飼育している幼虫たちです。

一目瞭然。高濃度酸素のほうが、断然でかいです。

大きく育つのか育たないかはまだ分かりませんが、高濃度酸素飼育の方が幼虫の活性は高く、成長のスピードが速いのは確かです。

1頭だけビンの交換をしました。

「20.6g!」

大型個体を何頭も育成している方にとってはあまりぱっとしない数値かもしれませんが、今までの記録が16g前後の私にとってはかなりの高水準です。

しかも、割り出して6週目という時間を考えるととても胸が高まります!。
ただ単に、成長スピードが速いだけでさっさと蛹化してしまうのか、それともこれからじっくり時間をかけながらドンドン大きくなっていくのか、とっても楽しみな個体です。

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