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単純に卵が小さいためです。メダカと比べても遥かに小さいです。
卵が小さいとそれを守っているゼリー状の膜も薄くなり、孵化する前にカビや細菌などに進入され死んでしまう事が多くなります。小さな水槽の中ですので、1個の卵が死ぬと、そこで繁殖したカビや細菌が別の卵に取り付き、次々と殺してしまいます。
また、卵が小さいため、そこから産まれる稚魚も当然小さくなります。
稚魚にはブラインシュリンプを与える事になりますが、糞や食べ残しによる水質悪化で稚魚が死んでしまったり、逆に水質を良くしようとして水換えを行った事により、水質変化で死んでしまったりします。
大河アマゾンの安定した水質を、30cm程度の水槽で再現するのは難しく、ある程度の体力が付くメダカの稚魚サイズになるまでにたくさん死んでしまうため、繁殖が難しいとされているのだと思います。
高い死亡率を織り込み、小さな卵をたくさん産む戦略を選んだネオンテトラですが、大河アマゾンではうまく機能しても、小さな水槽では1匹の死が病原菌の蔓延を招き大量死に繋がってしまうため、飼育下では繁殖が難しくなってしまっているようです。 |