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2005年1月22日 アクアテラリウムの作成
年末年始を挟んだ上、正月休み明けにちょっと仕事が忙しくなっちゃったんで、だいぶ間が空いてしまいました。その間、アクアテラを目指していた水槽は水を入れる直前の状態で放置され、かなり異様な光景。緑も無く溶岩石がむき出し、流木が枯れた木を演出し、まさに火山の火口付近の死の世界そのものでした。

さあ、早く緑いっぱいの命あふれる世界にしなくちゃね!。

レイアウトは決まりましたので今日はティポイントのセッティング。

ティポイントってこの黒いやつ。

シールで半分隠れてしまっているところが水中モーター。
そのモーターで吸い上げられた水が、人の手の形をした分流器と呼ばれるものによって分けられ、それをチューブで各所に配水していきます。

構造は簡単なものなんですけど、よく考えられていますよね。
もしこれが無かったら、積み上げた流木の先端の方までびっしりコケを生やす事なんか出来なかったはず。
アクアテラの自由度を広げてくれた便利な道具です。

さて、チューブの配線はと言いますと、なるべく高いところにチューブを引っ張っていき、そこから下にチョロチョロと水を流すのがコツ。簡単そうですけど、一度組んでしまったレイアウトの隙間を縫うように引っ張っていかなくてはならないので結構大変なんですよ。

じゃ〜〜ん。
時には積み上げた流木を崩してしまったり。時には溶岩石を取り出したりしながら、やっとのことで配線が完了いたしました。

ちょっと見づらいですが、赤い○が付いているところが排水口になってます。

流木の穴を利用したり、溶岩石の重みで固定したりしていますが、うまい具合に固定できない場合はビニタイで固定しています。
一番下の排水口は水中に水流を作るための排水口です。つい忘れがちですが、水中に水流がないと、なんとなくよどんで見えますので結構ポイント高いんですよ。

だいぶ完成に近づいてきました。ちょっと一息入れてから先に進みましょう。

おお〜。
なんか雲の上にそびえ立つ山みたい。

溶岩石で囲った部分を陸にするためにマットを敷いてみたところ。ちょっと幻想的?。
クリスマスツリーのようにも見えますね。

一瞬、このままでもいいかもって考えましたけど、よくよく考えてみると真っ白なのはほんの1週間程度。どうせすぐに汚れてしまうんですよね。

雲の上にそびえたつ山の風景はあきらめて、予定通りの風景を作るべく作業再開。

底上げのために敷いたマットの上にソイルを流し込んで陸地の完成。

陸地がちょうど浸るぐらいに水を入れる予定です。陸地というより湿地帯といったイメージ。

カエルやイモリなんかが沢山ひそんでいそうな、そんな感じに仕上がったらいいなぁ〜。

これで土台は完成。後は水を入れて主役の植物たちを植えていく段階に入りました。
バケツに水を汲んできてセットを崩さないようにそっと水を入れる。
水を入れ終わった後は一番緊張する瞬間・・・・ティポイントの通電です。

このティポイントというやつはめちゃくちゃ気まぐれなんです。
どういうわけか、水が勢いよく出るところと、ほとんど水が出ないところがあるんです。
チューブが詰まっているとか、つぶれているとか、長いとか、そんなのは全然関係なし。
出ないところは出ないし、出るところは出る。
チューブをつなげないで分流器単体のテストだと均等に水が出るのに・・・・とっても不思議。

低い部分は水があまり出ていなくてもかまいませんが、高い場所にある排水口は、湿らす範囲が広いので水量が少ないと致命傷。下手をすると配線のやり直しだってありえちゃう。

うまい具合に水が出てくれることを祈りながら、ティポイントへ通電。

ジョボジョボジョボ〜。

おお〜〜、なかなか良い感じです。
低い場所の排水口には湧き水程度の場所もありますが、高い場所の排水口はめちゃくちゃ勢いよく水が出ています。ほっと一安心。

と、思ったら、ティポイントのモーター音がかなり気になるレベルの騒音をたててる。
でも、あわてない。伊達に長年アクアリウムをやってはいないですよ。
一度コンセントを抜いてもう一度モーターを回しなおしてあげると静かになるんですよね。

コンセントを引き抜いて、再度差し込む。
「ガラガラガラ」
さっきより音が大きくなった(^_^;)

もう一度引っこ抜いて差し込む・・・・ちょっと小さくなっただけ。もう一度。もう一度だ!。
何度やっても小さくならない、ハハハ・・・。
ちょっとムキになりすぎた。冷静になってコンセントの差込を左右逆に入れる。
これって結構効果的なんですよね。やっと我が部屋に静寂が戻りました。

モーターが静かになると、お水のジョボジョボがめちゃくちゃ気になる。

勢いよく飛び出す水を思うところに導くための秘密兵器。それはウィローモス。
すぐに自転車に飛び乗って、近くのペットショップで買ってきました。

飛び出す水にウィローモスをかぶせる。

ウィローモスは水中でも陸上でも育つコケ。
水量が多いけど、水に浸るほどでもないという特殊な環境でもしっかり育ってくれます。

しかも流木にしっかり活着して土が無くても育つばかりか、垂直な斜面にも育ってくれる優れもの。
流木を主体としたアクアテラの主役です。

いまは、ノリのようにペタッとくっついているだけですが、沢山増えて流木を覆う頃には、とてもきれいになるんですよ。ちょっと言葉では表しにくいですが「きれいな毛並み」という言葉が似合うような生え方をします。楽しみにしていてください。

右側の排水口にもウィローモスをくっつけました。ちょっとさびしいので、とりあえず他の水槽に生えている水草を少し移植してみました。
お飾り程度ですけど、何もないよりましかな。

1週間、この状態にしておいて、どこに何を植えるか構想を練ってみたいと思います。

う〜ん、やっぱグロッソスティグマは必需品だよなぁ〜。リシアの陸上葉も結構きれいだし・・・。背景の植物は何にするかなぁ〜。

かなり楽しめそうです。


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